娘さんデビュー私見(SMAPとあんまり関係ないです)

私の疑問は「芸能人ってそんなに幸せ?」っていうこと。高校しか行ってない容姿端麗の人がお金持ちになろうと思ったら、一か八か博打打つみたいな感じで芸能界でやってみたいと思うのはわかる。あと、芸能の分野にしか向かない人も少数だけど存在する。私の小さいころの友人の男の子で、この子はもう喋りだけが取り柄で男の子なのにミュージカルみたいなパフォーミンング・アーツが大好きで、普通の仕事には絶対向いてなくて、高校出て一度就職したけど今は落語家になってる。だけど、お勉強もよくできてそこそこいい大学に入れる芸能人の子供たちが二世芸能人になるのってそんなに幸せなことなのかな?

今回デビューした木村さんの娘さんはまだ15で、モデルって言ったらミランダ・カーさんとかこないだAbemaTVのななにーに出ていたアレクシス・レンさんとか超有名はモデルのライフスタイルを想像してるんだろうけど、あのレベルのモデルさんたちって容姿と何より「運」に恵まれたほんの一握りの人たち。大多数のモデルさんはそれこそロンバケのミナミがやってたようなモデルの仕事をしているわけでしょ?
芸能人もモデルも浮き沈みの激しい仕事だし、キムタクの娘っていうことで性的に搾取されることは回避できても、木村家の知名度やお金目当てに寄ってくる男性も多いだろうし、芸能人に巧妙にドラッグを勧める輩もいるし、何より文春その他マスコミに付け狙われて心を傷つけられるような報道をされやすい。

私が思うのはそこそこいい大学に行けるレベルだったら、何で普通じゃダメなんだろう?ってこと。キャリア・ウーマンになるにしても専業主婦で家庭を大事にしてボランティアなんかを通じて社会に関わっていくにしても、芸能人になる方がそういうある意味「普通」の人生よりハッピーかと考えると一概にそうとは思えない。

このブログの「娘デビュー」シリーズの最初で言っているように、娘さんにはとりあえずあと2、3年しっかり勉強して、アメリカのいい大学に行って、先入観に捉われず、「キムタク」「工藤静香」関係なく自分はどういう人間なのか、どんな仕事をしていったら本当にハッピーになれるのか、しっかり考えて自分の道を歩いて欲しい。木村さんは自分にとって有利とか不利とか一切考えずに、娘さんの幸せを願っていると思う。

山口百恵さんなんかはお金持ちかもしれないけどずっと普通の奥さんをされているわけで、ご本人がそれが嫌だったら芸能界復帰をされたでしょうから、そこそこお幸せなのでは?木村さんのお嬢さんたちの場合、赤字になるような企画、事業、投資をしなければ、両親が生存している間も様々な形で両親の資産の恩恵を受けられるだろうし、私見だけど贅沢な生活をするお金があれば専業主婦って悪くないライフスタイルだと思う。ボランティア活動なんかで社会貢献もできるし。

音楽の世界で活躍したいって思っても、これはもう才能がないとダメなんだよね。クラシックの演奏家として成功する人も、ゴマンといる音楽従事者の中でもホンの一握りだし、作曲家も曲がよくないとゴマカシきかないし。私のアメリカ人の友人のお兄さんは若いころ凄く期待されてたピアニストだったけど、自分で売り込むのが下手だったこともあって挫折。もの凄く落ち込んで悩んだ末に、音楽プロデューサーとして活路を見出して、長い間の努力の末今はプロデュースの仕事が評価されたりしてやっと古傷が癒えた、ってところかな。

もし娘さんたちがプロデュースや裏方でやりたい気持ちや能力があったら音楽レーベルなんかで仕事をするのもいいかも知れない、って勝手に思ったりしている。彼女たちは小さいころからクラシック、ロック、ヒップホップ、J-popなどいろんな音楽に触れて育っているだろうしね。もちろん上の娘さんが著名オーケストラのフルート弾きになりたいという夢を追求するのはいいことで、やれるところまでやったらいいし、成功したら素晴らしいと思う。

下の娘さんはモデルをやりたいんだったらもう少し自分の年齢や個性を生かした仕事をするべきでは?エルジャポンの表紙やグラビアに起用してもらったのはとりあえず悪い戦略ではなかったかもしれないけど、顔も幼いし、15の女の子がハイブランドのシャネルなんか着ても「はぁ?」って感じでしょう。今本格的なモデルをやるには背が足りないし、頭もちょっと大きいし、足も長くないし、色黒。彼女の個性を生かすなら、健康的な小麦色の肌の色と日本人としてはちょっとエキゾチックに見える容姿を生かして、背景がアフリカや南洋の島(沖縄でもいいけど)なんかの撮影に使ってもらうとか?でも、とりあえずティーン向けのファッション雑誌でちょっとした人気モデルになる戦略でいくべきなんじゃないかな?ただ、若い子に受ける受けないは水物で予想がつかないから難しいよね。

欧米では目が細いアジアン・ビューティーが受けるしスタイルもモデルとしてはイマイチだから、きゃりーぱみゅぱみゅさんくらいのJ-popの世界を表に出したり、といった秀逸なプロデュースをしない限りアメリカやヨーロッパでは頭角を現すことは難しいと思う。私はマジアンチではなくて、彼女には幸せになって欲しいと思ってる。ただ現実は甘くないし、モデルをやるのが果たして幸せなのかな、っていうこと。

あと、飯島さんがジャニーズにいたらデビューできなかったなんて言われているけど娘さんに強い意志があったら、飯島さんがブロックなんてしなかったと思うよ。小さいころから可愛がってきたお嬢ちゃんたちだし。飯島さんはSMAP売るのに結構強引なこともしたかもしれないけど、私の知る限りでは中流家庭のお嬢さんとして育って、いい意味できわめてふつうの感覚を持っている人だから、木村さんの結婚も本人の意志を尊重したように娘さんが心からやりたい仕事をNGするような人じゃないと思う。

飯島さんが反対したと思われるのは工藤さんの不用意なインスタだと思う。別にインスタをやるのはいいんだけど、どんなに腹がたってもイヤミなことは我慢して言わないようにした方がいいし、綺麗な日本語で書くのは芸能人のインスタとして基本では?インスタをやるなら信頼できるスタッフさんと相談しながらやるべきだし、それが嫌ならファン向けの有料ブログで好きなことを書いていればネット民やマスコミにdisられることもそんなにないはず。芸能人にとってイメージ戦略は命。言いたいことも言えずにぐっと我慢するのが芸能人(SMAPさんたちも今回の騒動の前からずっと言いたいことも言わずに我慢してきたはず)。そう考えると、この投稿の最初のテーマの「芸能人になる方が幸せなの?」って疑問は増すばかりです。

Yumey

再追記しました:ジャニーズの報道キャスターに違和感

再追記:手越くんの記事が文春に掲載されましたが、手越くんや小山くんはやり過ぎとしても若い子は男性も女性もパーティーで盛り上がりたいのは仕方がないとも言える。私の意見としては、小山加藤のキャスターもそうだけど、事務所としてもW杯のキャスターをやらせるならこんなにスキャンダルが多いジャニタレは避けた方がよかったのでは、ということ。注目される場所で仕事をするならそれ相応の自覚と覚悟がないと。それに高齢Gと違ってNEWSはまだまだ若いし、歌が上手いメンバーもいるわけだから、「効率よく」稼げはしないかもしれないけどファン向けのイベントや番組を大事にして売り上げに繋げていく方がよかったのでは?興行は不特定多数の人が見るテレビと違うから少々素行に問題があっても許される。ライブ中のMCトークで未成年だったか知らなかったと言い訳めいたことも言わないで、手越くんの場合だったら文春報道が本当だったのか嘘だったのか言う必要もないし「お騒がせしました。心配かけてすみませんでした。これからは皆さんを悲しませたりすることのないように努力しますから」くらい言えば週刊誌を信じて離脱するファンはいたとしても、世間一般向けにはそれで済んだだろうに….テレビで目立つ仕事をしてなければね。あと下にも書いたけど、ジャニヲタが見たいのはジャニタレの素敵なパフォーマンスで、報道やスポーツキャスターしてるの見てもそんなに嬉しくない。全盛期のSMAPみたいにSMAPが出るだけで視聴率がぐんと上がるならともかく、事務所とジャニタレにギャラが入って何らかの形で電通が得する以外は誰得の仕事だと思う。
ーーーーーーーーーー
ジャニタレの不祥事のニュースが新しく報じられています。この件については、19歳は未成年とはいえ大学生などは未成年でもそれなりに時々お酒を飲んだりしているので、ニュースになってしまったのはお気の毒とも言えないこともないですが、該当のタレントさんの一人については以前にもかなり問題のある女性へのセクシャルな行為がネット拡散されていましたよね。テレビに出演する芸能人の不祥事に対して世間は厳しいですし、テレビ局がテレビの電波使用を法外に安い値段で許可されているのも放送法に規定された放送倫理に則った放送をする義務を負ってのことですから、テレビタレントは自分の行動については普段から注意を払う必要がある。問題を起こした方々は報道の仕事に携わっていたわけですし、テレビの仕事をすることに対しての自覚が絶望的に欠落していた言わざるを得ません。

この件についての私の意見は、ジャニタレが報道番組や報道番組もどきのWSの仕事をするのはもともとお門違いではないか、ということ。

ジャニーズのタレントさんたちは若いころから日々ダンスやその他のパフォーマンスの練習に打ち込み、しっかり学校のお勉強をする時間も余裕もないと思います。大学に行ったジャニタレもいるけど、実際大学に行かれた方はよくご存知のように、文系の学部はそんなに勉強しなくても卒業できます。また、受験勉強も含めて高校や大学で勉強する内容は、第一にテレビで扱うような時事問題を考えるのに役に立つようなものではないし、第二に、日本の学校では、アメリカなどでの教育と違って自分の頭で考えて批判できるような訓練をされない。じゃあ、ジャニタレじゃなくてテレビ局のキャスターも大学ではたいした勉強してないじゃないか、ってことになりますが、少なくとも局アナは大学で将来マスコミの仕事をしたいと思って一生懸命勉強して、激しい競争を勝ち抜いてテレビ局に採用された人たちですし、テレビ局に入ってからそれ相応の知識を身につけている。

エンターテインメントの分野の芸能人は、大御所の歌手の方などもそうですが、できるだけ多くの人の好感度を得る必要がある。そのためには、議論の分かれる政治社会問題、また芸能界での問題についても自分のコメントを出すのを憚るのが普通でしょう。コメンテーターとして相応しいのは自分のスタンスがはっきりしていて、自分の意見を出すことで多くのファンを失うことを心配しなくてもいい、もともとCDやコンサートの売り上げは無関係の評論家や、率直な意見を言うことを売りにしている少数の芸人さんたちだと思います。

もともとジャニタレがドラマやバラ番組に出たのは、それがファン獲得に繋がるからでした。しかし、ニュースを読んだり報道番組でコメントをしているジャニタレを見て魅かれて、彼の所属するグループのCDを買ったりコンサートに申し込んだりする若い女性がいるのかな?少なくともV6イノッチさんが出ていたあさイチを見る限りではそのような感じではありませんでした。

嵐の櫻井さんがゼロでキャスターをはじめた時には、政治社会経済ニュースに興味のないミーハーなジャニオタが櫻井さんがニュース番組に出ることでニュースを見るようになればそれはそれでいいことじゃないか、みたいなことが言われていて、確かにそういったポジティブな効果が少しはあったことは否めない。ただ効果があったのはその頃嵐に勢いがあって、ジャニーズで報道キャスターというのがはじめてで珍しかったからで、今さら高齢ジャニーズで所属グループの活動もしていない東山さんなどをキャスターに起用したからといって、多数のジャニタレが彼の番組を見るというメリットはない。

嵐の櫻井さんに関しては、今考えてみると、お父さんが国家官僚ということを考えたら報道に関して中立であることが問われるニュース番組に出るのは間違っていた。つまり、利益相反、という問題があった。父親の進める政策を息子が批判したくないだろう、だから、櫻井さんが偏った報道をしがちになる可能性がある。それでは少なくとも建前上は中立でなければならないはずの報道番組のキャスターとしては相応しくない、ということです。偏向報道する意図がある、ないに関わらず、利益相反する場合は、そのポジションの仕事をさせない、という規範がある。財務官僚の子女は、決して銀行や金融関係の会社には就職させない、就職できないという不問律があると聞いています。誰も表向き指摘しないことをいいことに櫻井さんが報道番組に出演されていたのは大きな問題だったと思います。

あるネットニュースによると、ジュリー副社長さんがジャニタレを報道番組にごり押ししているのは、高齢のジャニタレがコンサートやドラマで活躍することが難しくなって、彼らに何らかの仕事が必要だからだとか。そんな理由で、能力がプロとしてのレベルに達していないジャニタレを押し付けられるテレビ局や視聴者はたまったものではない。嵐の番組がどんなにテレビ局やジャニ事務所が頑張っても視聴率が伸びないことを考えても、ジャニーズファンは日本の人口からしたらほんの一握りです。ジャニタレを出して視聴率が上がることはないし、SMAPの強制解散と分をわきまえないジャニタレのごり押しでジャニーズを嫌っている人も多いからジャニタレが出ている番組を避ける人も少なくない。テレビ局側としては、ジャニ事務所に恩を売ることができるという他は、ジャニタレを起用するメリットはあまりない。

だけど、ジャニーズにはジャニタレの高齢化問題もあるし、今後ジャニ事務所をうまく経営していくためにはどうするの?、という課題はある。私の提案は、競争が激しい地上波でない、BS、CS、ネットテレビを活用したら?ってこと。NHKBSでは少年倶楽部という若手ジャニの番組をずっとやっているけど、地上波じゃなかったらいろんなバラ番組や歌を中心にした番組、ドラマも作れるでしょ?ジャニーズはまだまだお金があるらしいし、事務所がたくさんお金を払ったりジャニタレのギャラを下げたりして優秀な制作会社やクリエーターを雇えるはずだから、チープでやっつけじゃない良質の番組やドラマを作っていったらいいのに。あと、ファンを増やすための若手ジャニの露出が必要ならYoutubeっていうよりジャニーズ独自のストリーミングのサイトを作って、こっちもタレントに好きなようにやらせるよりは、グループやタレントの魅力が一番素敵に出てくるような小規模なバラ企画、トーク、歌なんかをアレンジして動画制作したらいいと思う。生放送もバンバン取り入れて、生放送でも対処できるようなバラスキルの上達も少しは期待できる(生はホントに難しいんだけどね)。そんなことを地道にやっていく中、面白い企画が当たって、ジャニーズも少しは勢いを盛り返せるかも、って思うけどな。

あとはライブイベントを面白くすること、多様化すること、かな。とにかく、ジャニーズのファンが見たいのは、歌と踊りのパフォーマンス。だから、音楽やダンスパフォーマンスをいかに素晴らしいものにしていくかを考えるのが基本。

悲しいかな、ジュリー副社長さんはパフォーミング・アーツ=舞台芸術や音楽そのものにあまり愛情がないように感じる。もちろんジャニーズも商売だから、金勘定が大事じゃないとは言わないけれど、グループやタレントに合った最上の音楽やパフォーマンスを追求して、たまには冒険して先端的なものもやってみたりすればそれなりの結果は出せると思うけどな。

SMAPや新しい地図に関して言えば、私なんぞが提案しなくてもメンバーも飯島さんもスタッフも一歩も二歩も先を行っていると思うから、私は提供されたものをおいしくいただけ。活動内容に関しては心配していない。ただただジャニ事務所の嫌がらせを心配するのみ。

キャスターの話に戻ると、中居さんが五輪キャスターをしたり、たまに野球のサポーターをやっているのは、あくまでもスポーツ限定のキャスターで時事問題を扱うわけじゃないのでいいと思う。野球は地味に人気がジリ貧だから、中居さんが関わって盛り上げてくれるのは野球界としても歓迎だろうし、KAT-TUNの亀梨さんの野球関係の仕事も多くの野球ファンにも受け入れられている。ジャニタレの起用も適材適所なら(有働さんの功績が大きいとはいえ)イノッチのあさイチはとてもよかったし、全否定するわけじゃないけど、こんなにジャニタレをキャスターにごり押しするのはジャニーズのためにもならない。

冒頭のジャニタレ不祥事の問題について言えば、テレビというのは放送法による規定があって子供も含めて不特定多数の人が見るわけだから、テレビ出演のハードルは高い。だけど、弟さんの問題でNHKの表舞台から干された美空ひばりさんもライブイベントなどやる分には問題がなかったわけで、TOKIO山口さんの件は事件の深刻度が違うので解雇が適当だったとしても、未成年を巻き込んだ事件とはいえ酷いセクハラをしたわけでもない今回のような場合は、心からの謝罪と何らかのペナルティーを課されるという条件なら、コンサート参加は許されたと思う。

ジャニ事務所もどんなに頑張ってもジャニタレの不祥事を100%防ぐのは無理。報道キャスターなんて不祥事が起こった時一番批判されるポジション。よっぽど才能があるジャニタレならともかく、そんなポジションにジャニタレを置くのは賢くない。それにそこまでキャスターとして才能があるジャニタレは、安藤優子さんや今はあまりテレビに出ていらっしゃらないけど一時期とても活躍されていた滝川クリステルさんのように、ジャニーズを辞めてアイドルの縛りのないフリーのアナウンサーとして活躍したらいい。

ジャニタレのキャスター起用はジャニ事務所が手っ取り早くお金を稼ぐにはいいのかもしれないけど、長い目で見た場合、事務所が得をするとは思えない。ジャニ事務所はとりあえず資金は潤沢だと言われているし、目先の利益にとらわれず、長期的視野で事務所やジャニタレに利がある戦略を練るべきだろう。

追記:東スポの記事ですからガセだといいですが、小山さんを2週間の謹慎で復帰させろと事務所が言っていて日テレが困っているという話。とんでもないことです。報道キャスターというのは事件や不祥事を報道してコメントをするのが仕事ですから、私生活だってふつうの芸能人よりずっと厳しい倫理規範に則って行動しなければならない。ここまで大きく報道されてしまったからには少なくとも数ヶ月の謹慎、あるいは降板が適当でしょう。
音源をアップしたお嬢さんは手越さんと仲が良くてよく一緒に遊んでいたそうですから、未成年だと知らなかったというのは嘘でしょう(黙ってただただ謝らせておけばいいのに言い訳っぽい言わなくても言わない嘘を言わせたジャニ事務所や弁護士も無能)。それに、小山さんに関しては女性への淫交も含めて乱痴気パーティーをしていたことが以前にも拡散されていました(一例では『実話ナックルズ』2017年4月号)。アップした女性が意地悪だったとしても、お酒の一気飲みはマジで危険ですから一回りも年上の大人が煽るのは不適切だし、そもそも報道キャスターとして相応しい遊び方ではない。報道番組に出演している桐谷美玲さんは、仕事柄、歩きスマホも絶対しないように気をつけているを仰っていたし、報道に携わってない方でも、以前SMAPの番組で芸能人のどなたかが、深夜車なんか一台も通っていない住宅地の道でももし誰かが見ていたら批判されないとも限らないから信号が青になるまで横断歩道を渡らないと話していた。そのような自覚が小山さん、加藤さんには欠落していた、つまり報道の仕事を舐めていたわけで、報道のプロならこういうトラップに引っかかることもあると想定してふだんから気をつけて行動すべきだった。そういう窮屈な私生活を送るのがイヤなら、報道の仕事をしなければいいのです。
バッシングを沈静化するためにも、夏の味スタのライブはキャンセルして、ファンの人たちには気の毒だからファンミーティング(ファンミ)のような控えめなイベントを夏から秋にかけて全国各地で開催したらいいと思う(その方がファンも近くで見れるというメリットもある)。
繰り返しますが、これだけ小山さんや加藤さんが批判されているのは、報道キャスターやコメンテーターという仕事に携わっており、一般にも大変目立つ場所で仕事をしていたからです。バラ番組にそこまで目立たない形で出ていたり、地上波ではない番組へ出演しているだけだったらこれだけの批判を浴びることもなく、それほど大きく報道もされず、ファンにしか関係のない夏のコンサートの開催も可能だったのではないでしょうか。
ジャニタレに報道の仕事をさせるというのが間違っているし、特に素行の悪いジャニタレにこういった仕事を充てがい、常習のドンチャン騒ぎの宴会や淫交についても知っていたでしょうに、こんなことになるまで注意もしなかった事務所幹部はあまりにも無能と言えるでしょう。

Yumey

娘さんデビュー、その2

SMAPファンが何かとざわざわしがちな6月になりました。ななにーもとっても楽しくてレポも書きたいけど、ちょっと気になる件を先に投稿。

娘さんのデビューでSMAPの復活を諦めた方がいるらしいですが、前回述べた通り、娘さんの件とSMAPの件はあまり関係がないと思う。

何より、ジャニ事務所広報のCさんが、娘さんの件は「あちらさん」の仕切りなので、木村さんの名前はあまり出して欲しくないとマスコミ関係の方に言っていらっしゃるという話(Wezzyというニュースサイトの署名記事)。

モデルの仕事をするのなら、モデルの仕事をするためのレッスンを受ける必要がある。娘さんは工藤さんの個人事務所所属だけど、モデルとしてのレッスンを受けるにはどこかの大手モデル・エージェンシーの協力が必要なのでは?本当かどうかわからないけど、海外にモデルとして売っていくための海外エージェントを既に確保しているらしいですが、営業する人とは別に、トレーニングしてくれるベテランモデルの先生が必要ですよね。

そのように考えると、もともと工藤さんとの繋がりが深かったバーニングの支援を受けて、バーニング傘下のモデル・エージェンシーの協力があったのかも、と考えることもできる。

この件の報道についても謎が多い。

Elle Japonは数日Kōkiさんの素性は伏せて、「あの子誰?」と話題になることを狙っていたらしい。ところが、一紙だけスポニチがスクープ。予想外の展開にElle Japonは慌てたそう。

いったい誰がリークしたのか?工藤さんはこれからお世話になる可能性が高いElle Japonの不興を買うようなことはしないと思う。

ジャニ事務所の本体は、同じ頃出たデビューしたばかりのキンプリのニュースが霞むということを考えてもこの日に娘デビューの報道をさせることは避けたかったと思う。新しい地図のマネージメントをしているカレンは、この日、香取さんがジャポニスム2018の広報大使に任命、この企画の一環としてルーブル美術館の付属施設で初個展、という大きなニュースがあったことを考えても、飯島さんがスポニチに書かせるということはありえない。

では、誰がリークを?私の憶測でしかないけど、新しい地図の活躍を妬ましく思っているジャニ事務所の誰かが、キンプリをプロモートしたいという意図を無視して香取ルーブル報道にぶつけて霞ませるためにリークしたんじゃないかな。香取報道は一紙だけ深夜、他は早朝5時解禁。スポニチの娘さんデビューのスクープ記事は6時に出ています。

ジャニタレキャスターの番組も含めてテレビ局も娘デビューについては寝耳に水だったから、スポニチ報道が出た朝のWSでは特集が組めず、おそらくテレビ局が慌てて特集を組んで報道されたのは次の日。

ジャニ事務所の息のかかったテレビ局も娘さんデビューに関しては、丁重に報道しているから、ジャニ事務所も邪魔するつもりはないのでしょう。だけど、この投稿の冒頭にあるように事務所広報は「あちらさんの仕切り」と言って冷淡な態度を取っているわけだから、世話したりバックアップしているわけではない。

上で述べた通り、私はバーニングが後ろ盾になっての娘さんデビューで、ジャニ事務所もカレンもお世話をしてないんじゃないかと思うけど、どちらかというとジャニ事務所よりはカレンが世話した、と考える方が納得がいく。同じジャニ事務所所属なのに、2014年以降、副社長さんたちの嫌がらせでスマスマやおじゃマップのゲスト招聘にも苦労し、飯島さんがマネージしていたキスマイをドラマにキャストするのも困難になっていく中、協力関係にあったのがバーニングや傘下のオスカーだった。バーニングはオスカー他、モデル事務所を傘下に抱えている。男性ファッション誌はあんまり関係ないかもしれないけど、香取さんはSafariでブランドコンシェルジュの連載をしていたし、カルティエの仕事も。Elle Japonを出しているハースト婦人画報社は外資だけど、「婦人画報」や「ヴァンサンカン(25ans)」も出版していて、これらの雑誌は新しい地図の3人に対してとても好意的。Elle Japonには昨年映画特集で木村さん自身とヘイセイの山田涼介さんが出ているからジャニ事務所と無縁というわけではないけれど。

女性週刊誌では、娘さんがモデルの仕事をしたいと言い出したのが3ヶ月ほど前で、木村さんだけでなく、工藤さんも最初は反対だったと書かれていますが、TABLOというニュースサイトによると、3年ほど前から工藤さんがKōkiさんをモデルデビューさせようと、広告業界の有力者に会う機会があるたびに売り込んでいたそう。

ここでおさらいをすると、2015年、木村さんが残留を決めたのは、SMAP移籍失敗の最終的な原因ではありません。木村さん残留決定の後、4人とグループとしてのSMAPが移籍するべくSMAPサイドはジャニーさんと田辺がバックで交渉が継続され、その交渉を潰したのは、ジュリーさんに社長の椅子を譲らないジャニーさんに激怒したメリーさんだったそうです。

それにしてもなぜ木村さんが残留になったのかは謎で、一説には音事協が割れて、バーニングと田辺の間にも確執があり、SMAPという一大グループが丸々田辺傘下に移籍することで芸能事務所間の力のバランスが崩れることを懸念したバーニングが工藤さんを通して木村さんに残留させた、と言われていました。別の説では、木村さんがお嬢さんの海外留学と海外での映画の仕事のために海外移住できるように、SMAP解散「ではなく」スマスマを辞めたいという希望があって(この間の関係が私にはわからないけど)ジャニ残留。工藤さんの娘デビューのための働きかけが3年前からなら、やっぱり娘デビューの件と木村残留が関係あったのかな?

にしても、これは2年半も前の話で、Cさんがそういうふうに言っているなら、今回「ジャニ事務所が娘さんの後ろ盾になっていない」というのは事実だと思うのです。工藤さんがバーニングの力を借りているなら、これはもう娘さんはジャニ事務所が嫌がらせをできない場所にいるということでしょう。

これについては別稿で書く必要があるかもしれませんが、木村さんも、中居さんも最近、明らかにジャニーズ事務所に大事にされていません。私は年内に、中居木村、SMAPの進退には変化が起こると思っています

パワスプではJason Mrazさんの「Have It All」がかかりました。歌詞をググってみたらわかりますが、これはもう希望に溢れた歌なわけです。

私見ですが、少なくとも娘さんがデビューしたからと言ってSMAP復活を諦める必要はない。何度も深く傷つけられたSMAPファンは諦めることで自分を守ろうとしている人も多いし、個人の選択としてその選択をしたことに理解を示したいとは思いますが。。。。う〜ん、もともとかなりの心配性で悲観主義者の私が復活ありと思ってるんだからSMAPは多分大丈夫だと思うよ!

追記:穿った見方をすれば、木村さんがまだジャニーズ事務所本体に所属しているうちにデビューさせておこう、ということだったのかも。木村さん自身はジャニ事務所が取ってきたCMがゼロとか地味に嫌がらせみたいなことされていますが、このタイミングで娘さんに嫌がらせしたら「すわ、木村退所?」って騒がれますもんね。テレビ局も雑誌ももし木村さんの所属が近いうちに変わるとしても、今の段階では知らない、っていうか幹部で知っている人がいても今はそれを絶対に口外できないでしょうから。

Yumey

ジャニーズ事務所と日大:繭の中の人たち

アメフトのルールも知らない私だけど、大きく報道されていたので日大アメフト部フェニックスの悪質タックル事件は生放送の会見まで見てしまった。いろいろ吃驚することはあったけど、一番あきれたのは(みんな言ってるけど)後手後手の遅すぎる対応と学長さんや日大広報部の危機感のなさ、不用意な発言。

だいたい学長や「広報部」は公的に発信する時は企業イメージ(まあこの場合「学校のイメージ」だけど)を慎重に考えて言っていいこと、悪いこと、発表の仕方、態度を熟考してから発表するべきなのに、そういう配慮がない。それ以前に、調査もしないで最初から宮川くんの思い違いとか不用意に公に言ってしまうしまう学長さんは、厳密に言うと名誉毀損で訴えられる可能性もある。つまり公的な発言は弁護士から助言を得てするべきもの。

利益を出さなくてはいけない企業がこんな態度だったら、商売がうまくいかなくなって赤字を出す、そのうち倒産の憂き目に会う。大きな有名大学は競争で潰されるリスクが寡少だから、大学内で権力を持っている人たちは危機感がない。ネット社会で一般の人たちに映像やリーク情報がもの凄い速度で拡散される今日、自分たちが世間からどのように見られているか、敏感に感じ取ることができてないのだろう。学内でも学外でもお取り巻きたちはおべんちゃらばかり言って、厳しい本音の批判を言ってくれる人は一人としていない状態。繭に守られたサナギのように。

ジャニーズ事務所の副社長さんたちも同じような態度だった。彼女たち、それに山口さん自身も「山口さんがほぼ犯罪と言える悪行を働いた」という事実を認識する能力にも欠けていた。実際は、山口さんをジャニーズから追放、二度と芸能界には復帰させない、という条件でTOKIOが制裁を受けずに番組を続けていけたらそれは幸運なこと、くらい、若い女性が顧客のアイドル事務所の商売のとっては衝撃的な不祥事だったのに、幹部がそれを理解していなかった。おそらくここまで酷くなくてもジャニタレが起こしてきた似たようなセックス・スキャンダルをこれまでもみ消して来たこともあって、あそこまで反応が鈍かったのか?今のジャニーズ事務所は、実権を握っている副社長さんたちにおべっかを使うイエスマンだけが昇進していける会社のようだから、本当に事務所のためになることを進言できる有能な社員はほぼいないし、いても幹部に意見が言える環境ではないのだろう。

2年半前、副社長さんたちはSMAPを潰そうとして、一挙に解散させるのに失敗した後、飯島さんと4人がクーデターを起こしたなど虚偽の報道を流した。そんなガセネタをネット社会に生きているファンや一般が信じると思っていたらしいのもいかに事務所幹部に現実が見えていないかを物語る。今でも謎の部分は多いけど、まともな観察力のある人なら絶対に嘘だとわかる情報をジャニ事務所はかなりの量流した。

まだまだ騙されている人たちも多いけど、SMAPの5人あるいは4人で独立するなら、それは事務所が認めて、SMAPの名前や歌を使う権利ごとライセンス料を取って貸与、あるいは譲渡する形でないと、独立してもSMAPとしての活動はできないし、別の名前で5人で活動するにしても歌や過去映像が使えない。SMAPの権利なしに独立しても5人あるいは4人で今の新しい地図のようなことをすることになるわけで、独立して有利かと言うと超微妙。第一スマ歌が歌えないとコンサートもままならないから興行収入もないし、NHKなど例外があるにしても地上波テレビ出演で稼ぐギャラも寡少。後ろ盾になってくれる他の大手事務所も多額の上納金を取れない。言うまでもなく飯島さんが敏腕マネージャーでも社長、副社長の承諾なしにSMAPの権利を盗むことはできない。つまりクーデターなど存在しなかった。

そもそも2014年頃から副社長さんたちがSMAPを解散、あるいは少年隊のようにほぼ永久の活動休止状態にさせようとしていたことを知っていたジャニーさんが、親友の田邊社長に後ろ盾を依頼して円満移籍させようとして2015年中いろいろやっていたという話。それを最後の最後、2015年の12月にメリーさんがNG出しておじゃん。報道の裏を読んで考えると、その後はメリーさんが、移籍の決まっていた4人をジャニーズにも戻さないと言ったり、わけのわからない意地悪をしたのでしょう。メリーさんがこのような言語道断の嫌がらせをした理由は、ジャニーさんを社長の座から追い出したかったからだと言われています。

最近の大きな事件だったTOKIO山口未成年猥褻事件への対処の仕方を見ても、ジャニーズ事務所幹部の感性がここまで一般の人々の感覚、受け取り方とずれていたらイメージ産業であるタレントのプロデュースがうまくいくだろうか疑問。山口さんの事件の後にも(音声を切り貼りした捏造音声ファイルである可能性もありますが)ジャニタレの未成年飲酒疑惑情報がネットを駆け巡っています。副社長さんたちは悪いことをやっているジャニタレをこれまでのように野放しにしておくのだろうか。

私はジャニーズ事務所がSMAPに嫌がらせさえしなければ、ジャニタレには楽しいエンターテインメントを提供するべく頑張ってほしいと思っています。しかし、今の状態ではジャニ事務所内部の頽廃が改善されることはないし、今まで蓄積していた力の惰力で影響力や売り上げをキープしているだけで、目新しい企画が打ち出すプロデュース力も強化できないと思う。まあそれでも事務所は規模の縮小はあってもあと10年くらいは潰れることはないでしょうが。

個人的にはジャニ事務所のことはSMAPの邪魔さえしなければどうでもよくて、私が注目したいのはSMAPの動向です。退所した3人は地上波のテレビから干されていますが、ピンチをチャンスに変えて新しいやり方でエンターテインメントを創っていこうとしているし、ななにーも他の企画も私は楽しんでいます。新しい地図のいいところはファンの声を真剣に聞いてできるだけ答えようとしてくれること。SMAPファンは結構厳しい正直な意見も新しい地図宛に出していると思うし、新しい地図は迅速に対処する。ぶっちゃけファンに愛想つかされたら3人は終わるわけですしね。

上二人がジャニ事務所を退所するかどうかはまだわからない。ジャニーズ残留で事務所内独立という可能性もなきにしはあらずだと思うけど、それでもそのうちAKB形式で事務所は別でも、最悪SMAPの名前は使えなくても5人で活動できる日が来ると思う。

Yumey

ジャポニスム2018:SMAPの「スキマ」仕事とブランド戦略

何ヶ月も更新がなかったブログで怒涛の更新、って一体何やねん、とお思いの方も多いかと思いますが、たまたま書く時間があるので思いついたことは書いておこうかなあと。

SMAPファンの間では、香取さんがフランス、ルーブル美術館で開催される日本の現代美術、映画、舞台を紹介するジャポニスム2018の広報大使に就任、香取さん自身の個展も同時開催、というニュースが駆け巡りみなさまいろんな感情を持たれたのではないでしょうか。吃驚したり、嬉しかったり、誇らしかったり、あとは慎吾ちゃんが遠くに行ってしまうようなちょっと寂しい気持ち。

私はこの仕事をSMAPがやってきた戦略の踏襲、つまり中居さんのいう「隙間」産業だと位置付けています。つまり、他の人がやっていない「スキマ」を見つけて仕事にするというもの。もう一つのSMAPが使っていた戦略でこの件に深く関係するのがブランド戦略。

パラサポ支援もですが、ジャポニスム2018もSMAPの香取慎吾、アーティストであり、日本のJ-popカルチャーの具現者であり、スマスマやスマステを通じて日本の映画、舞台芸術からアニメまで広く知る機会があったテレビタレントの香取さんは、ジャポニスムの広告塔としてはまさにうってつけ。しかも生放送で20年近く鍛えられているからその場で素早く考えてコメントもできるし、偉い人と会った時の対応はスマスマで学習してるし、北京コンサートでも中国政府が正式に招聘されたゲストとして立派に役目を果たした経験も。さらに、香取さんはジャポニスム2018の展示やイベントの様子をリアルタイムで世界中に発信できる。しかも少なくとも日本では抜群の知名度があり(ジャニ事務所の圧力でテレビから干されていることもあって)時間がある。外務省の外郭団体である国際交流基金が香取さんに白羽の矢を立てたのもうなずける。

だけどここで私が言いたいのは、たまたまこの仕事が同じくらい効果的にできてしかも時間が取れる人がほぼいなかった、ということも理由でしょうから、他にあんまりふさわしい人がいなくて仕事がある、っていう状況で、スッと「スキマ」に入り込んだ、みたいなとこがあるんじゃないかな。そしてその「スキマ」仕事がSMAPがやった後、人気の定番になったり権威を持ったりすることもある。

SMAPさんたちは謙虚で優しくて他の人たちの仕事を奪い取ったりしたくない人たちだと思う。だから自分たちで「スキマ」を探してできるだけ他と被らないように仕事をしたいんじゃないかな。あんまりジャニ映画やってない時期に期間限定でやった「クソ野郎」の映画もそうだし、アベマテレビもそうだよね。

踏襲しているもう一つのやり方としてはブランド戦略。こっちは飯島さんの功績が大きいけど、SMAPはCM(特に5人のCM)の企業を厳選したり、お金と手間をかける、あるいは有能なクリエーターを探して凝ったユニークなCMを作ったり、あと、5人やメンバーの露出を絞ったりして「高級感」を出す戦略を実行。

香取さんの今回の広報大使の仕事やルーブル(といっても本館ではなくて付随の商業施設の中のホールなのだけど)での個展も明らかにブランド戦略の一環。もちろんカルティエやBMWのプロモーションの仕事も同様。

ここで私が思い出してしまうのは、SMAPが一旦解散になる前だったけど、大手掲示板でSMAPの「5人が一緒に事務所を退所してくれないかな、退所してくれたらドサ回りでデパートの屋上の興行なんかやらなきゃいけなくなっても私はSMAPについて行くわ」なんて豪語していた熱いファンの人たちなんだけど、そこで冷静に「う〜ん、高級感があってファンにとってちょっと雲の上なのがSMAPなんだから、デパート営業スマはもうスマではないのでは?」って言ってる人がいて、何を言いたいかというと、2000年代以降の5人集まった時のSMAPとは定義に置いて「ゴージャス・ラグジュリアス・リッチ・高級・別格・豪華」を身にまとったようなグループだったんじゃないかな、って言うこと。要するに飯島さんは細心の注意を払ってそういうブランディングをしていたってこと。で、それは「ジャニタレ」「アイドル」としてバカにされ、格下に見られていたSMAPをはじめジャニーズのタレントの地位を上げるために必要だったし、有効だった。

3人がジャニ事務所という大きな後ろ盾を失い、かつて所属していたその事務所に嫌がらせをされている今、ブランド戦略というのはかつてないほど重要になっている。第一ネットテレビ=2軍、3軍落ち、という地上波至上主義がまだまだはびこっっているし、3人はCMとまれにNHKや地方ローカルの番組なんかに出演する以外地上波のテレビからは完全に干されている。高級ブランドや東京五輪やパラリンピックとも深く関連する国が推進するジャポニスム2018の公式広報大使に任命されたことは、SMAPブランドを維持し、ニュースでの地上波露出のためには、これっきゃない、くらい新しい地図側としてはある意味捨て身の戦略。つまり、余裕のあるところから選択した仕事ではなく、崖っぷちの努力なんだと思う。そうでなかったら芸能人として格落ち必須。

香取さんが遠くに行ってしまうような気がしているファンは、アンチの人たちの言葉を有効利用して、香取さんの個展はルーブルとはいえ本館じゃなくてカルーゼル・デュ・ルーブルという商業施設の中にある貸しギャラリー、ってぶつぶつ言ってみたらどうかな。何ていうのかな、今、新しい地図の3人が置かれている結構大変な状況を考えると地方のファンのために巡回展示みたいなのでなく、「ルーブル」で開くってことが必要だったのよ。でも、その個展のタイトルは「NAKAMA」des Artsに決めてファンにもリスペクトを払っている。

慎吾さんはルーブルで箔をつけた後必ずフランスに行けない地方のファンも会えるように計らってくれると思うよ。2000年代、SMAPが「国民的」になっちゃって遠くなってしまったように感じたファンも少なくなかったと思うから今回も似たようなものだけど、今回の箔付けで大事なのは、権威のある仕事によって地上波テレビでの露出への突破口を開こうとしていることじゃないかな。アベマテレビもYoutubeもSNSもいいけど多くのファンの寂しさを癒すことができるのは地上波テレビ露出でもあると思うし。もっと言えばルーブルは、SMAP5人の合流や毎年のライブかファンミも含めてSMAPが通常運転に戻るための手段と考えればいい。

最後に、寂しい思いをしてるファンの人は新しい地図に素直にその思いを伝えたらいい。ホンネテレビや映画の成功もファンの心からの応援がなくてはなかった。ジャニ事務所時代最後の2年死ぬほど辛い思いをして芸能生命をキープできるかどうか、おそらく真剣に心配した3人はファンのありがたさをよくわかっている。あのマイペースの吾郎さんがさらっと「死ぬまで忘れない」っていうほどだから。私たちが各自5000円ファンクラブに収めた会費がなくては、映画制作や3人の活動もままならなかったことは飯島さんがおそらく一番よく知っている。

現実的に考えたら、3人っていうか2人に会うための一番の近道は、映画の舞台あいさつでできるだけ地方を回ってくれるように頼むことかな。落ち込んだ時行動するのはしんどいけど何かしなければ私たちの望む方向には変わらない。

Yumey

娘さんのモデルデビュー

この件についての私の結論は、SMAP復活プランと娘さんのデビューは別件。 

私は現段階でとりあえずの目標は5人で揃うことではないかと思っている。SMAPの名前や歌を使うとなると権利を保持しているのは事務所だから難しくなる。だけど5人が一緒に何かやるのは上二人の所属しているジャニ事務所が許せば明日にでもできる。

なぜ私がそのうち5人揃うと思うのか?
もし5人でやる目星がついていなかったとしたら、あそこまでの匂わせをしないし、「クソ野郎」のような映画は絶対に作らない(前記事「『クソ野郎と美しき世界』はSMAPファンへのメッセージ」参照)。

SMAPメンバーはファンに対して誠実です。もし5人で揃う予定がなかったら「グループでやることはないから諦めろ」と森くんの時のように、きっぱりと言葉や態度で示す。ファンの飼い殺しのようなことは絶対しない。

一方、残留メンバーの回りにはわさわさと変化が起こっている。
木村さんが長期契約していた最後のCM、しかもスポンサーさんが木村さんをとても大事にしてくれていたタマホームとの契約が2018年1月の頭に終了。
年末年始、ちょっと珍しい形の短期のラインのCM、新しい地図の企画を彷彿させる西武デパートのCMが流れる。しかも西武のCMはテレビ放送がなく、ネット記事すら一つも出ていない。
BGのアメリカの日本語チャンネルでの放送は、もともと放送が決まっていたものが一旦白紙になり、日本語の放送局から改めて「放送できるようになりました」との告知があり無事にスケジュール通り放送。
その後木村さんはCMの仕事はなく、マーク&ロナのブランドアンバサダーの仕事は、事務所が営業したわけではなく、木村さんの友人経由の仕事。
何より不思議なのは2019年公開の映画『マスカレードホテル』を昨年中に撮り終えたこと。
真木よう子さんは映画を撮り終えた後、公開を待たずに独立しているから、木村さんも映画が未公開なことは移籍できない理由にはならないわけだ。

中居さんも『ナカイの窓』の形式が変わったり、『なかい君の学スイッチ』の制作に「窓」の制作会社が加わったり。
ラジオでSMAP曲を封印している中居さんが「新しい地図」の3人が出した『雨あがりのステップ』をかけ、「かすれ声とかもうちょっと雑な声」が入ってないとイマイチ売れないと発言(半ば過ぎの香取さんのソロがちょっと長すぎるしね—っていうのは私の感想だけど)。
ラジオで「家の片付けしてる」って言ってたけど、私は新しい場所に移るために仕事の方も「片付けてる」んじゃないの、ってツッコミたかった。

中居さんは去年の春から夏にかけてテレビ越しにもちょっと辛そうなところがみえてたんだけど、中居さんだけじゃなくて木村さんもなんとなく明るくなったのが11月頃だったと思う。ファンは3人のホンネテレビがうまくいったから、って思ってたんだけどもしかしたら5スマ合流につながる突破口が開けた?

とにかく、5人アピールはもう長期間続いていて、その間裏でいろいろな準備をしているとしたら、木村さんの娘さんがデビューしたからと言ってその予定が変わるわけがない。
「もし、娘さんデビューでその計画が白紙になったとしたら?」
っていうのはないでしょう。
なぜならSMAPっていうのはいろんな人を巻き込んだ巨大ビジネスで、かなり前から決まっている仕事も多い。2015年のジャニーさん主導の円満移籍が頓挫してからもSMAPビジネスを一旦終了させるまで1年かけている。

報道によると娘さんのデビューは3ヶ月ほど前から準備していたそうだから、5スマ合流計画が進んでいたとしたら同時進行で、双方障害になることはない、という理解で進められたはず。

娘さんは魅力的なモデルさんかもしれないけど、ぽっと出のモデル一人のビジネスで動くお金は高額ではないだろうし、SMAPの5人が揃うことによってやれるビジネスを犠牲にするわけはない。もし5人合流の計画が進んでいたらそれを頓挫させて娘をデビューさせる力は木村さんにも工藤さんにもないと思う。

中居さんはあんまり言ってないけど、木村さんと3人は「約束」、「約束を守る」ってことを繰り返し言ってる。
行った人は見たと思うけど、NAKAMAdeArt展では両手の小指を絡めた「指切りげんまん」の画像が印象的だし、「クソ野郎」の映画でも「夜ノムコウには約束の場所」って言ってるし。
実は私には「約束」が何かははっきりとはわからない。メンバーは「SMAP復活させるよ」ってファンに約束したわけじゃないしね。ただ、それに近いことをしてくれるんじゃないか、というだけ。

それにしても、ジャニ事務所は3人にしたような嫌がらせは娘さんにはしていないわけだ。ELLE JAPONは木村さんだけでなく時々ジャニタレを特集してきた経緯はあるけど、だからと言ってジャニーズがに全部撤退しますって言われて困るような雑誌ではないし、どちらかというと木村さんのような別格のスターさん以外の若手のジャニタレはジャニーズが頼んで載せてもらう感じでは?つまり、娘さんを表紙にしてジャニ事務所が喜んでも怒ってもELLE JAPONにとってはあんまり関係ないってこと。ちなみにELLE JAPONを出版しているハースト婦人画報社は外資系で、新しい地図の3人にとてもよくしてくれている「25ans (ヴァンサンカン)」や「婦人画報」を出しているところでもあります。

娘さんの所属は工藤さんの個人事務所だけど、バックに大手がついているはず。それがジャニ事務所なのか、違う事務所なのか。ただ、女性モデルを売り出すバックがジャニ事務所、っていうのはあまりにもそぐわないと思いますが。

どっちにしろ木村さんがジュリーさん傘下から出ても、娘さんが別の大手事務所に守られていれば問題ないわけです。

私たちファンは5人のSMAPが見たいし、多くの業界人もそれを望んでいるだろうし、SMAPが見れなくなってなんとなく寂しい思いをしている人たちは一般の人の中にも多いはず。だからSMAPが見たいのであれば素直に復活を望むと伝えればいい。本人たちが困惑するとか言ってる人たちがいるけど、5人が5人とも困惑しているようには見えないし、どっちかというと歓迎している。そうでなければ5スマ復活希望を遠回しに追伸で告げているハガキばっかりラジオで読まない。アンチに乗せられてここでファンがSMAPを求めるリクエストを引っ込めてしまったら、ここまで頑張って、おそらくいろいろな犠牲を払って5人が揃う努力をしてきた5人はハシゴ外されたみたいになるのでは?

ラジオを聴いていると木村さんは新しい地図の3人とも中居さんとも間違いなくいい関係だと思う。その人がいきなり娘さんどうこうで5人の計画を頓挫させることは絶対にありえない。「娘さんデビューで5人のSMAPはもう無理ですか」ってワッツ宛てに書いたハガキに追記して聞いてみたらいいと思う。直接は答えられなくても何らかの形で答えてくれるんじゃないかな。

Yumey

追記:グノシー(サイゾー)の記事では、ELLE JAPONは数日の間娘さんの正体は伏せて「このモデルさんいったい誰?」みたいにざわつかせることで話題にしたかったらしい。
ところがこスポニチのスクープでこの作戦が頓挫。
グノシーの記事には工藤さんがリークしたと書かれていますが、ELLE JAPONの意向を無視して工藤さんがリークしてこれからお世話になるであろう雑誌編集者たちのご機嫌をそこねることはしないはず。
私はジャニ事務所の誰かが、同日報道の香取さんのルーブル美術館で日本の芸術を紹介するジャポニスム2018の広報大使就任、個展開催の報道から世間の目を外らすために書かせたんだと思う。事務所本体は娘さんの報道でキンプリデビュー報道が霞むのはまずいとおもった人が多いだろうから、副社長さんのどっちかが暴走したのかな?
もしジャニ事務所全体がスポニチのスクープ報道を知っていて、「よし」としていたら、ビビットなんかのジャニタレが出ている朝の報道番組で尺を取ってやっているはず。ところがジャニタレキャスターの報道番組ではやってなくてあさチャンなんかでやってたよね(1日目の話です)。
娘さんのバックは他大手かジャニ事務所かはわからないけど、こういう形でスクープされることは、娘さんにとってはマイナスだったわけだから、もしリークしたのがジャニ事務所だったら、木村さんは大事にされてない。
また、香取さんのルーブルに注目を集めさせたい飯島さんがこの日にわざとリークしてスクープさせることはありえないです(紙のスポ紙は全紙香取さんのニュースに前もってきちんとスペースを割いていたので)。

追記 2: 「娘さんのデビューについての私の意見」
モデルの仕事をとってもやりたいんだったらやったらいいと思う。だけど中居さんの言うように「若いうちにちゃんと勉強はしとけよ」って言いたい。15歳って自分のことも自分のいる人間社会のこともよくわかってないわけよ。15の頃なんて容姿運動能力音楽の才能すべてにおいて向いていない私でも宝塚に入りたいとか思ってたわけよ。
女優もそうだけどモデルなんて待ち時間も多い体力仕事だし、食事も制限されて、容姿を保つための運動もしなきゃいけない。女性のモデルや歌手、あと女優さんでさえ日本では30歳の半ば過ぎたらどんどん落ち目になる職業だよね。女優業や音楽を追求したい歌手は別だけど、ある意味芸能界の仕事で面白いのは表の舞台を作るクリエーターだったりプロデューサーじゃないのかな。もちろん脚本家やカメラマンも自分のやりたい仕事がやれて結果が出ればいい人生だろう。
ネットが発達したこの10年くらい、芸能人に限らずテレビやマスコミに出る人たちはネットの晒し者。どこでどんな攻撃を仕掛けられるかわからない。私としてはこんな時代に晒し者になって芸能人をやってくれて、娯楽を提供してくれてる人たちに感謝したいくらい。
娘さんは現実問題としてハーバードなんて入るの超難しい大学に行きたいんだったら高校でガッツリ勉強していい成績取らないとダメだから、モデルの仕事その他を忙しくやることはできないと思う。一方、アメリカの大学に進学したら4年間、モデルとしてはかなり稼げる年齢の期間仕事があんまりできないことになるから、モデルをまともな仕事として選ぶんだったら、アメリカの大学、っていう選択肢はないよね。
私の意見としては、モデルの仕事はほどほどにして高校・大学でしっかり勉強やクラブ活動や遊びやその他を経験をして、自分が本当にやりたいことを見つけてほしいな。感受性の高い15くらいから20代の前半って思いもかけない「出会い」があってそれがその人の人生をいい意味で変える。
いくら守られていても苦労が多くて女性は40前でピークが過ぎる芸能界の仕事は長い人生から見たら自己実現の場として有利なのかな、というのが私の感想。

NAKAMAdeArtと香取慎吾:日本のアート界に貢献 

追記:以下の記事を投稿して間もなく、新しいニュースが。香取さんの初の個展をフランスのパリのルーブル美術館で9月より開催、しかも世界から注目される日本の現代美術、映画、舞台を紹介する「ジャポニスム2018」展全体の広報大使に任命が決定、だって。想定の斜め上どころか想定外もいいところだわ、いい意味でw

もう何年も香取さんのジャニ事務所時代から、「絵の個展やったらいいのになー」って、後輩くんたちが個展を開いたり、絵本を出版したり、芸術派のフォトグラファーみたいに書かれたりするのを横目で見ながら思っていました。その頃は、「慎吾くん、他の仕事が忙しいんだよねー」と思っていましたが、今考えてみると「アートもできるジャニタレ」として後輩くんに注目を集めるために、香取さんのアート関係の仕事はジャニーズ事務所にいる限り日の目を見ることがなかったのかな?

SMAPはいっつもいい意味でファンの想定の斜め上の新企画を打ってくるんだけど、今回のNAKAMAdeArtもまさにそう。私なんかは通常画家がやるような既存の個展開催を考えていたのに、今回開かれたのは、若手アーティストとコラボして、まだアーティストとしての地位が確立していなくていろいろ苦労している彼らをアシストしつつ「新しい地図」のファンや一般のアートが好きも楽しめる素敵な企画。

いくら才能があっても無名の若いアーティストがアート界で名前や作品をまず知ってもらう、っていうのはとても難しい。才能はあるのにチャンスが掴めなくて、純粋なアート制作を諦めて、お金のために広告関係のイラストレーターになってしまったり、アーティストとして食べていくことそのものを諦めてしまう人たちも少なくない。

日本という国は、転職したりフリーランスで仕事をする人口が、例えばアメリカなんかに比べて格段に少ないし、田舎に住んでも生活費が安くないから無名のアーティストが制作に専念するのは容易ではない。政府や財団から貰える奨学金や補助金も先進国にしては少ないし、村上春樹さんが昔、銀行で職業欄に「小説家」と書いて住宅ローンを断わられたという有名な逸話があるけど、クリエイティブな仕事をしている人たちはどこかの会社や団体に所属していないかぎり、銀行から住宅ローンや制作のためのお金を借りることもできない。パトロンになってくれるアートに理解のあるお金持ちも少ないし、結果、日本のアート界が世界的に見て貧弱、という現状がある。

アートは人の心を豊かにし、楽しくする、その一方、人の悲しみや絶望を表現して見る人の心に訴える。時代の空気に敏感なアーティストたちは、現代社会における美や希望や喜び、悪や恐れや悲しみなど独特の感性で感じ取って表現して、見る人を感動させたり批判的な考えを促したりすることができる。アンディ・ウォーホールなんかは純芸術と商業芸術の差異を不明瞭にすることで既存のアート界を批判したわけだけど、純芸術は、究極的には物を売るための商業美術ではできない美の追求や社会批判もできるから、簡単にはお金にならない純芸術作品を制作するアーティストを育てることはとても大事。

SMAPの「香取慎吾」の知名度と人気を生かして若手アーティストのアシストをする、それによって、日本のアート界の将来を豊かにすることに貢献、なんて、まさに私の想像の斜め上を行く素晴らしい企画。新しい地図のNAKAMAとして賛同、参加できる私たちファンもこの企画を誇りに思っていいと思う。

NAKAMA de ART展は5月24日(木)~6月24(日)の1か月間、帝国ホテルプラザ(東京・日比谷)にて開催。営業時間:午前11時00分~午後7時00分。グッズのTシャツ(4000円)も購入可(これが結構、展覧会のための出費の資金になるのかもね)。カフェもあって飲み物も買えるけど、椅子はないから「作品を見ながら飲んでね」っていうことかな。列に並んで待つ方式みたいだけど、時間によってすぐ入れたり、1時間以上待ってないと入れなかったりするみたいで、ツイッターで混み具合を教えてくれてる。この間6時過ぎに香取さんが来て居合わせたファンは楽しかったみたいだから、今後も運が良かったら期待できそう。

ホームページ:http://nakamadeart.tokyo/index.html
Twitter: NAKAMAdeART@NAKAMAdeART

By Yumey

SMAPと関係ないけど:日大アメフト反則タックル事件について

SNSはやらないと決めていた私がブログを始めたのは、あれだけジャニーズの隆盛に貢献して後輩くんたちにも常に暖かいサポートをしていたSMAPが、事務所からあんな酷い扱いを受けたことが許せなかったから。

SMAPの消滅はグローバルなスケールの政治や経済の動きの中では比較的小さなことかもしれないけど、あまりにも理不尽な形でジャニ事務所によってSMAPが跡形もなく解体されてしまう、それを許すということは私たちが今生きている社会、特に日本の芸能界に存在したSMAPに表象される小さな良心を潰すことだと思った。悠久な歴史の中ではちっぽけな事件かもしれないけど、SMAPが大きな権力によって潰されてしまうのを許すことは、これからの日本社会の夢や希望を潰すことだとも思えた。
ファンによるSMAPへの支援、クラウドファンディングによる広告、署名、「世界に一つだけの花」購買運動に関わることで一人一人のファンの力は寡少でも集まればそれなりに影響力を行使できることも学んだ。
「世論」の後押しが少しではあっても「一旦解散という形を取った」SMAPのための追い風になることも知った。

だから、今回はSMAPとほぼ無関係だけど、日大アメフト部反則タックルの件について「世論」の一部として後押しするために投稿したい。

実はついさっき、関東学生連盟の規律委員会が「反則は監督とコーチの指示」と認定する方針を固めた旨を共同通信がネットで報道していました。
宮川選手がパスし終わって気を抜いている選手をホイッスルが鳴ったあとで激しいタックルをした、というのは通常では考えられないくらい酷い反則です。私は宮川さんは卑劣な行為をしたと思いますし、それに対して責任を取るべきだと思う。本人も非を認めている。しかし、そこまで追い詰めたのは内田監督。内田さんは以前から「宮川なんかはやる気があるか分からないので試合に出さない。辞めていい」と言っていたそうで、日本代表辞退も指示。

つまり内田監督は宮川選手に対して「干す」「虐める」などして一発奮起させる、という手段を使っていた(NHKクローズアップ現代)。今回の場合はそうやってプレッシャーをかけて追い込むことによって、秋の試合で日大が勝ちやすくなるように、試合ではキーパーソンである相手方のクウォーター・バック(QB)に怪我を負わせる役割を宮川さんに振った。

宮川の試合中最初の二度の反則タックルも叱るどころか、内田監督や井上コーチは「よくやった」という態度だったし、宮川選手はプレッシャーと焦りで冷静な判断ができなくなっている状態だったと考えられる。しかも人生経験のない若干20歳。そして三度目のタックルを実行。相手は全治3週間の怪我を負う。

内田さんは人事や就職の分野で大きな権限を持っており、田中理事長に次いで日大ではナンバー2の実権を持っていたこともあり、宮川さんが監督に逆らったら自分のアメフトでの選手生命が事実上断たれるだけでなく、就職も難しくなるかもしれないという大きな不安もあり、かいつまんでいえば暗黙の脅迫を受けていたとも言えるでしょう。

内田監督は「潰す」と言ったのは「怪我をさせろ」と言う意味ではなかったと仰っていますが、文春が手に入れたテープでは宮川さんの反則プレーを褒めるようなことを言っています。

尚、文春入手の録音された囲み取材で「以前、関学も汚いことをやった」のように発言されていますが、それはおそらく2007年春の関学大と日大の定期戦で、エースのQB、山城選手が関学のディフェンダーの激しいタックルを受けて首と左腕を結ぶ神経が2本抜け落ちるという大怪我を負い救急車で搬送、入院というアクシデントのことを言っている。山城さんはその後大学在学時試合に出ることもできず、壮絶なリハビリを経てやっと復帰していますが、山城選手の件は試合中に起こった不幸なアクシデントで、卑劣な反則行為までしてわざと怪我をさせたわけではないのです。

日大学長の会見も聞いていましたが、学長さんは内田井上監督コーチと宮川さんの間にコミュニケーションがうまくとれていなかったのが今回の事件を引き起こしてしまった理由だと言いたいよう。
そうではなくて、宮川さんは内田井上両者の言わんとするところを正確に理解して、命令に従った。だから内田さん、井上さんから試合中も試合後も「よくやった」とねぎらわれている。

学長さんの回答をじっくり聞いていると、学長さんは宮川さんは「真面目な」学生で、言われたことを真面目に実行したところに問題があるとも言っている。つまり、学長さんは内田さんが「怪我をさせろ」と命令したことを認識しており、宮川さんはその命令を「真面目に聞くべきではなかった」と言っている。こんなばかげた理屈はない。通常の場合であれば監督やコーチの指示に従うのが選手の義務です。「真面目に実行するべきでない」指示は監督が出すべきではない。

日大という大きな大学の学長をなさっているような方がこのようなわけのわからないことを公の場で仰ったということはちょっと信じられないですね。

宮川さんが卑劣な行為をした事実は変えようがありませんが、会見での態度は(有能な弁護士さんのアシストがあったことも幸いしたのでしょうが)大変よかったと思います。「ホイッスルが鳴っていたのに気がついていた」とご自分で認められたことで罪は重くなるでしょうが、嘘をついて罪を軽くする手段を取らず真実を話されたのは偉いと思います。今後、今回の件で起訴されることになれば、裁判中、また判決が出た後も苦労されるかもしれません。だけど、罪を贖った後、非を認めて正しいことをした自分に誇りを持って生きていけるんじゃないかな。

ブログの趣旨からちょっと脱線しましたが、SMAP関連でも書きたいことはいくつかありますので、頑張って近日中に投稿します。

追伸:日大の学長さん、関東学生連盟や第三者委員会に調査・判断を委ねると言いながら、結局は宮川くんが監督の意図と違うことをした、あるいは「真面目に」監督の言うことを聞くべきではなかった、宮川くんが判断ミスをしたと言い、内田さんや宮川さんときちんと話もしていないのに宮川くんを一方的に非難している。つまり学長にとって内田さんは大事なお仲間で、学長さんは中立性さえ保っていない。父母会や日大アメフト部の現役部員の方たちが声をあげようとしているのは学長さんや広報部も含めて日大本部側に誰一人として宮川さんの話を先入観なしに聞いて判断しようとする人がいないからでしょう。

それにしても学長さん、歯学部出身とはいえ学者さんでしょうに、事実関係を調査もしないで不用意な発言を公になさるというのは、かなり頭がお悪いようで。

Yumey

TOKIO山口達也さんの事件に対する私的見解

(追加訂正)被害者は事件当時中学生ではなく高校生だったようです。一緒にいたもう一人の女性が中学生だったとの話もありますが、未成年であるために詳細は伏せられているということでしょう。
起訴猶予は無実ではありません。この場合、示談が受け入れられたことと、被疑者本人が悪いことをしたことを認めて反省しているということも考慮して不起訴になったということ。「前科」ではありませんが「前歴」がつきます。

私はTOKIOのことはドラマやバラエティーで時々見るくらいで詳しく知りません。だけどムチャクチャ違和感のある山口さんの離婚会見と、片目に眼帯をしてテレビ出演されていたことで裏で何かあるんだろうな、という気がしていました。今回の件についてはNHKのアナウンサーの方の仰った「決して許されるものではありません」という言葉に100%同意。

被害者を責めるのは間違っている。彼女は事件当時「Rの法則」に出演されていた女子高校生。山口さんはその番組のメインMCである意味、先生のような存在。TOKIOは芸能界でも高い地位にいるタレントさんたちですし、ジャニーズ事務所は芸能界では他の多くの事務所が追随できないほどの大きな力を持っています。ジャニーズのTOKIOの山口さん、しかも自分が出ている番組のMC。彼女は断り辛かったんじゃないかな。「Rの法則」出演できたということは、芸能界で仕事をしたいと思っている彼女にとって大きなビジネスチャンスだった。ここで断ったりしたら山口さんが不快に思うかもしれない、嫌われてしまうかもしれない。共演するのも気まずくなるし、もしかして関係が拗れて降板させられないとも限らない。

彼女が山口さんのマンションを訪ねたのは、中高生もふつうに塾に行ったり友達の家で遊んだりしている夜8時ですし、二人きりはまずいと思った彼女は友人と二人で行くことにした。マンションに着くなり卑猥な言葉を投げつけられてもすぐ帰らなかったのは、山口さんを怒らせることを恐れたのか、何か脅迫めいたことを言われたのか、いずれにしろ事情があったと考えられる。

山口さんは誘いの電話をしたときから泥酔してわけがわからない状態だったと仰っていますが、被害者に自分のマンションへの来方をきちんと教えられるくらいには頭ははっきりしていたということですよね。

隙を見てトイレに駆け込んでそこからお母さんに電話をして迎えに来てもらった。山口さんは、警察が調査のために連絡してくるまでご存知なかったようですが、お二人はマンションを出たその足で警察に駆け込んで被害届けを提出。被害者もご家族も深く傷つけられたのは間違いありませんし、被害者の方の芸能生命がこれからどうなるか。芸能界でのキャリアを断念されても、山口さんに同情する方からのヘイト・メールなどが送られて嫌がらせをされるのではないかといろいろ心配してしまいます。芸能界で仕事をしたいなら、セクハラを我慢するのはあたりまえ、といった風潮は間違った古い考え方だし、相手は15歳の少女。弁解する余地はない。

というわけで、決して山口さんを擁護するわけではないけれど、私が思うのは、20年以上縛りの多いアイドル事務所、しかもピンでなくグループで肉体的にも楽でない仕事を続けるのはそれはそれで容易ではなかっただろうし、ストレスも凄かっただろうということ。

だからといって、そういったストレスをお酒に依存したり、女子高生をナンパしたりしたり、連れ合いへハラスメントしたりして発散することはもちろん間違ってるのだけど、山口さんの問題をキャッチして一緒に考えてあげて強いアドバイスを与える、というのは事務所の役割だったと思うのです。

記事を書いてもほとんど相手にされない3流マスコミだから報道できたのでしょうが、東スポは山口さんが離婚後眼帯をして登場した時期、2016年8月に、TOKIOの他のメンバーによる山口さんに酒乱の気があることへの言及、ファンへの恫喝、会員制のバーでの下品な言葉によるナンパなど件について報道していますし、「実話ナックルズ」は実名を伏せて「Rの法則」で男女の不純交際が行われていて山口さんや番組スタッフがアシストしていたらしいこと、山口さんが若い番組共演者の女性と不倫交際していたことが離婚の原因の一つだった、など報じています。これらがもし事実なら事務所は知っていただろうし、もし事務所が把握していなかったとしたらそれはそれで事務所の管理能力が問われます。

ヤフコメで山口さんに朝の番組の仕事を与えたのは、事務所としても彼の夜の深酒を減らす目的もあったのではないかと言われていて、「ああ、そうかも」と思いましたが、事務所がやるべきだったのは「Rの法則」のMCを辞めさせて、女子高生をナンパするのは絶対ダメと厳重に注意して、禁酒のための方法を探して実行できるように取り計らってあげることだったのでは?

ジャニーズ事務所はSMAPを潰した後、問題が山積みです。30代アイドルの恋愛結婚によるヲタ離れ、恋愛スキャンダル、キンキの剛くんは耳の病気になり関ジャニのなかで歌が上手いと評判の渋谷くんは退所。若手ジャニーズGはなかなか売り上げが伸びず、嵐、関ジャニ、ヘイセイなどのCD売り上げも頭打ち。ジャニ映画やジュニアの新ドラマも数字はパッとしない。そこへ山口さんの事件。

多忙で結婚や恋愛なども制限されるアイドルを長く続ける、それも、Gとして足並みを揃えて、というのを10年も20年もやるのは容易なことではない。Kat-tunや関ジャニから新しい道に進む人たちが出てきたのはある意味当然だし、山口さんの事件もGとしてやっていくことがいかに難しいかを示唆する。そしてなぜかJ副社長さんは重要な問題として認識していらっしゃらないようだけど、事務所にとっての一番の問題はジャニタレ、特にジャニーズの人気Gの老齢化、容姿の劣化。

私が疑問なのはJ副社長さんはこんなに問題があって、先細りが目に見えているジャニーズ事務所をそれでも運営したいのかな、ということ。なぜそう思うのかといえば、パフォーマンスや作品に対してとても愛情があったジャニーさんや飯島さんと違って彼女には舞台芸術や音楽や番組への愛情が感じられないから。彼女にとっては作品の出来よりも、一番になること、記録、お金、権力などの方が大事のような気がする。これから盛り返す要素もなく、衰退するだけのようなジャニ事務所の運営を、作品やタレントへの真の意味での愛情を欠いているような人が続けたいかな?

山口さんの事件の件でもジャニ事務所の不手際が際立っていた。一番顕著だったのは社長・副社長が表に出てきて謝らなかったこと。ベッキーさん所属のサンミュージックの社長さんの対応とは雲泥の差。

社長に経営の腕があるのは大事だけど、それと同時に上に立つ人に必要なのはいいことも不祥事もすべて引き受けるという覚悟と責任感。部下の不祥事も予想外の事故で会社が責められることになっても、最終的にはすべての批判を受けるべき人が社長。

ジャニタレやジャニーさん、メリーさん、飯島さんはじめスタッフが頑張ったせいでジャニーズは栄華をきわめたわけだけど、今回のような不祥事も多いし、新しい人気企画を次から次に成功させるにはひとかたならぬ才能と努力が必要。というか事務所幹部は才能のあるジャニタレ、曲や企画をオファーしてくれるアーティストやクリエーターを見つける能力と努力が必要。そんな大変なことするより、喜多川藤島一族はオーナー社長になって片手うちわで優雅に有閑マダムやる方が幸せでは?

別に飯島さんがジャニ事務所の社長になればいいのに、とは一ミリも思っていません。飯島さは問題のあるジャニタレの不祥事の尻拭いなんかに時間を使わないで、素行もよくて才能に溢れていて、40代なのに容姿も素敵なSMAPさんたちを輝かせる企画に全力を使って欲しいから。

最後に、、、、上でも言ったけど20年、30年と多忙なアイドルグループを続けるにはひとかたならぬ苦労がいる。SMAPさんたちは、ジャニーズの中で嫌がらせを受けて、黒バラや天声慎吾も打ち切られるという悲しい思いをしながら、努力を重ねてグループを継続、困難な中でも次々と素敵な新企画を考えてファンや一般を楽しませてくれた。G活動と個人仕事の両立は精神的にも肉体的にもしんどいことも多かったに違いないのに。そして、2015-16年、解散させられそうになっても5人ともSMAP続けたかったのだということは今となっては明らか。

不幸にして起こってしまったメンバーの不祥事や、長年の間には絶対何度かはあったであろうメンバー同士の確執を乗り越えて、SMAPがここまでグループを続けてきたのは大げさでなくて奇跡のようなことだと思う。なのにそれを壊そうとした事務所幹部は本当にエンターテインメントへの愛が欠如しているといわざるをえない。そしてそういう人たちが夢や憧れのステージを提供するのが仕事のジャニーズを運営してしているのは究極の皮肉、だと思います。

Yumey

追伸:ジャニーズ事務所は今からでも遅くないからSMAPが再始動できるように計らって欲しい。山口さんの謹慎で違約金の額が30億と言われていたけど、それを埋めるためにも、上二人の移籍金とか、SMAPの権利を高額で譲渡するとか、今後何年間かライセンス料と取るとかビジネスで考えたらSMAPの権利を使わずに封印しておくよりよっぽどいい話なのに。SMAP潰してわかったと思うけど、SMAPファンが担降りすることもないし、SMAPの仕事はジャニタレにはできないし、一方、SMAP潰して一般の人たちの間にジャニーズアンチを数多く作り出して、事務所は一体何がしたかったんだろう?

『クソ野郎と美しき世界』:『走れメロス』再考

『走れメロス』のテーマは「友情」。だからどうしても2015年から2016年上半期のSMAPメンバーたちのことを考えてしまいますよね。メロスが諦めかけていたのはSMAP、あるいはメンバーたちと自然に思えてしまう。

だけど、今は状況が逆転して、上二人がジャニ事務所に幽閉されているとも考えられる。「新しい地図」の3人が、理不尽な圧力や忖度によるレギュラー番組打ち切りや地上波からのハブなど数々の困難と戦いながら、走り続けて上二人が事務所から出れるように頑張ってる、のかな?実際、3人が結果を出すことで5人が一緒にG活動ができるように計らってくれる芸能界の重鎮が出てくるかも、という気はします。3人が成功することでSMAPがまだまだ需要があることが判明して復活への機運も高まると思われるし。

さらに第三の解釈として、メロスが帰ってくるのを待っている友人がSMAPファンで、一生懸命SMAPを届けようとしてるのが5人(または6人)と考えてみる。私たちの知らないところでSMAP再始動を妨害する障害を一つ一つ取り除いて、一生懸命努力している5人。その過程で5人はSMAPを諦めかけたこともあっただろうし、ファンは「もうSMAP再結成は無理なのかな」って気持ちが強くなって信じられなくなったこともあると思う。身代わりで人質になるメロスの友人は、メロスが簡単に裏切って逃げられる状況で信じて待つ方がバカと王様にも世間一般にも嘲笑される。スマヲタも「お花畑」とネットではずいぶん揶揄されていますよね。

昨年秋以降は特に、5人は5人の間にある信頼と絆をかなりストレートに提示してくれているけど、SMAP再結成については今裏で実際どんな交渉がされているのかファンは全く知ることができない。ただ信じて待つしかない。
だからこそ映画で『走れメロス』に言及してファンが気付いてくれるように工夫したのでは?

さて、SMAPメンバーたちは無事にファンにSMAPを届けられるか、SMAPファンは彼らを信じて応援を続けられるか。最終的に、王様=世間一般を感動させるほどの絆があると証明できるか。

私はSMAP転生のリアルなドラマはこの先長く何十年も語り継がれることになると思っていますが、私たちファンもマジでSMAPヒストリーの割と重要な劇中人物になると思う。
5人がどんな形で「Get together=一緒になる」ことができるのか想像もつかないけど、今の5人を見ていると5人を信じていいんじゃないかな?
『走れメロス』は私たちにそれを伝えるためのメッセージだったのかも。

Yumey

追伸:「Get together」は木村さんがワッツでかけてくれた『Peace!』の歌詞にありましたね