娘さんデビュー私見(SMAPとあんまり関係ないです)

私の疑問は「芸能人ってそんなに幸せ?」っていうこと。高校しか行ってない容姿端麗の人がお金持ちになろうと思ったら、一か八か博打打つみたいな感じで芸能界でやってみたいと思うのはわかる。あと、芸能の分野にしか向かない人も少数だけど存在する。私の小さいころの友人の男の子で、この子はもう喋りだけが取り柄で男の子なのにミュージカルみたいなパフォーミンング・アーツが大好きで、普通の仕事には絶対向いてなくて、高校出て一度就職したけど今は落語家になってる。だけど、お勉強もよくできてそこそこいい大学に入れる芸能人の子供たちが二世芸能人になるのってそんなに幸せなことなのかな?

今回デビューした木村さんの娘さんはまだ15で、モデルって言ったらミランダ・カーさんとかこないだAbemaTVのななにーに出ていたアレクシス・レンさんとか超有名はモデルのライフスタイルを想像してるんだろうけど、あのレベルのモデルさんたちって容姿と何より「運」に恵まれたほんの一握りの人たち。大多数のモデルさんはそれこそロンバケのミナミがやってたようなモデルの仕事をしているわけでしょ?
芸能人もモデルも浮き沈みの激しい仕事だし、キムタクの娘っていうことで性的に搾取されることは回避できても、木村家の知名度やお金目当てに寄ってくる男性も多いだろうし、芸能人に巧妙にドラッグを勧める輩もいるし、何より文春その他マスコミに付け狙われて心を傷つけられるような報道をされやすい。

私が思うのはそこそこいい大学に行けるレベルだったら、何で普通じゃダメなんだろう?ってこと。キャリア・ウーマンになるにしても専業主婦で家庭を大事にしてボランティアなんかを通じて社会に関わっていくにしても、芸能人になる方がそういうある意味「普通」の人生よりハッピーかと考えると一概にそうとは思えない。

このブログの「娘デビュー」シリーズの最初で言っているように、娘さんにはとりあえずあと2、3年しっかり勉強して、アメリカのいい大学に行って、先入観に捉われず、「キムタク」「工藤静香」関係なく自分はどういう人間なのか、どんな仕事をしていったら本当にハッピーになれるのか、しっかり考えて自分の道を歩いて欲しい。木村さんは自分にとって有利とか不利とか一切考えずに、娘さんの幸せを願っていると思う。

山口百恵さんなんかはお金持ちかもしれないけどずっと普通の奥さんをされているわけで、ご本人がそれが嫌だったら芸能界復帰をされたでしょうから、そこそこお幸せなのでは?木村さんのお嬢さんたちの場合、赤字になるような企画、事業、投資をしなければ、両親が生存している間も様々な形で両親の資産の恩恵を受けられるだろうし、私見だけど贅沢な生活をするお金があれば専業主婦って悪くないライフスタイルだと思う。ボランティア活動なんかで社会貢献もできるし。

音楽の世界で活躍したいって思っても、これはもう才能がないとダメなんだよね。クラシックの演奏家として成功する人も、ゴマンといる音楽従事者の中でもホンの一握りだし、作曲家も曲がよくないとゴマカシきかないし。私のアメリカ人の友人のお兄さんは若いころ凄く期待されてたピアニストだったけど、自分で売り込むのが下手だったこともあって挫折。もの凄く落ち込んで悩んだ末に、音楽プロデューサーとして活路を見出して、長い間の努力の末今はプロデュースの仕事が評価されたりしてやっと古傷が癒えた、ってところかな。

もし娘さんたちがプロデュースや裏方でやりたい気持ちや能力があったら音楽レーベルなんかで仕事をするのもいいかも知れない、って勝手に思ったりしている。彼女たちは小さいころからクラシック、ロック、ヒップホップ、J-popなどいろんな音楽に触れて育っているだろうしね。もちろん上の娘さんが著名オーケストラのフルート弾きになりたいという夢を追求するのはいいことで、やれるところまでやったらいいし、成功したら素晴らしいと思う。

下の娘さんはモデルをやりたいんだったらもう少し自分の年齢や個性を生かした仕事をするべきでは?エルジャポンの表紙やグラビアに起用してもらったのはとりあえず悪い戦略ではなかったかもしれないけど、顔も幼いし、15の女の子がハイブランドのシャネルなんか着ても「はぁ?」って感じでしょう。今本格的なモデルをやるには背が足りないし、頭もちょっと大きいし、足も長くないし、色黒。彼女の個性を生かすなら、健康的な小麦色の肌の色と日本人としてはちょっとエキゾチックに見える容姿を生かして、背景がアフリカや南洋の島(沖縄でもいいけど)なんかの撮影に使ってもらうとか?でも、とりあえずティーン向けのファッション雑誌でちょっとした人気モデルになる戦略でいくべきなんじゃないかな?ただ、若い子に受ける受けないは水物で予想がつかないから難しいよね。

欧米では目が細いアジアン・ビューティーが受けるしスタイルもモデルとしてはイマイチだから、きゃりーぱみゅぱみゅさんくらいのJ-popの世界を表に出したり、といった秀逸なプロデュースをしない限りアメリカやヨーロッパでは頭角を現すことは難しいと思う。私はマジアンチではなくて、彼女には幸せになって欲しいと思ってる。ただ現実は甘くないし、モデルをやるのが果たして幸せなのかな、っていうこと。

あと、飯島さんがジャニーズにいたらデビューできなかったなんて言われているけど娘さんに強い意志があったら、飯島さんがブロックなんてしなかったと思うよ。小さいころから可愛がってきたお嬢ちゃんたちだし。飯島さんはSMAP売るのに結構強引なこともしたかもしれないけど、私の知る限りでは中流家庭のお嬢さんとして育って、いい意味できわめてふつうの感覚を持っている人だから、木村さんの結婚も本人の意志を尊重したように娘さんが心からやりたい仕事をNGするような人じゃないと思う。

飯島さんが反対したと思われるのは工藤さんの不用意なインスタだと思う。別にインスタをやるのはいいんだけど、どんなに腹がたってもイヤミなことは我慢して言わないようにした方がいいし、綺麗な日本語で書くのは芸能人のインスタとして基本では?インスタをやるなら信頼できるスタッフさんと相談しながらやるべきだし、それが嫌ならファン向けの有料ブログで好きなことを書いていればネット民やマスコミにdisられることもそんなにないはず。芸能人にとってイメージ戦略は命。言いたいことも言えずにぐっと我慢するのが芸能人(SMAPさんたちも今回の騒動の前からずっと言いたいことも言わずに我慢してきたはず)。そう考えると、この投稿の最初のテーマの「芸能人になる方が幸せなの?」って疑問は増すばかりです。

Yumey

“娘さんデビュー私見(SMAPとあんまり関係ないです)” への1件の返信

  1. 工藤さんがなぜ娘さんを芸能界デビューさせたいのか?

    それは彼女自身が芸能界で注目を浴びるのが幸せと思っているから、かな。
    工藤さんが自分が注目を浴びるために娘をデビューさせたい、って言っているのではなくて(それも少しはあるかもしれないけど)、彼女にとっては人生の「勝者」になって自分を批判する人たちを見返してやることがとても大事。だから結婚後半引退してからも、ベストアルバムなんか何度も出してできる限りの音楽活動をやってきたように思えるし、アート制作やアクセサリー制作販売など、彼女の考えられる範囲で世間が「素敵な人」だと思えるような活動をしてきたのかな。つまり、人から見て「素敵な私」を演出したい人?
    意地悪な見方をすれば英語で言うself-esteem=自負心が低くて、自分で自分のことを十分「偉いな」と思えないから、他人からの賞賛や同情が欲しい人、なのかな?
    私は同性の友達にマウンティングをするイヤミな女性が恋人や夫にはとても受けがよくてラブラブとは言わないまでもスムーズな結婚生活を送っているのを何例か見てきてるから、木村さんやお嬢さんたちが満足しているのなら結構なことだと思っている。
    娘さんたちは工藤さんと違ってとても恵まれた環境で大事に育てられたお嬢さんたちだから、工藤さんのようにハリネズミのように身を守って闘いながら生き残ってきた人とは違っていい意味でのおっとりした育ちの良さがあるに違いない。
    お金もあって売れっ子の夫と優秀らしい娘がいて芸能活動もしている工藤さんを羨ましいかと言われると何か必死で、正直羨ましいとは思わない。
    それに、木村さんみたいな有名人の妻はどんな人だったにしてもパパラッチの餌食になるから、インスタなんかしなくても普通の奥さんの何倍も気をつけて生活しなきゃならないだろうし、雅子さまじゃないけど窮屈で精神的にヤラれてしまいそう、ってことを考えても普通の女性にとってはキムタクの妻なんてあんまりやりたくない役割のような。
    私は工藤さんのインスタでや年端もいかない娘を芸能界の仕事をさせているのは、なんだかなーって思うところもあるけど、私がどう思おうと工藤さんは自分のやりたいようにやるよね(当たりまえ)。
    まあ冷静に考えてみればあまり評判のよくなかったインスタの投稿なんか注目する人もそれほど多くないんだろうし、工藤さん自身も含めて一家の個々人の芸能活動にはそれほど悪影響はないのかな。
    工藤静香さんは工藤静香さんで彼女が今さら変わることはないから、娘さんたちも木村さんも木村さんやSMAPのファンも適宜対処していくしかないよね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です