ジャニー氏の性犯罪について。#ジャニーズ事務所 #藤島ジュリー

この件についてはSMAPファンの方やまともなジャニヲタの方、さらに理解力のある一般や専門家の方がツイッターなどでも真っ当な意見を述べていらっしゃるので、私が書くまでもないかもしれませんが、名前と顔を出して真実を語ってくれた元ジュニアのカウアン・オカモトさんその他の被害者を応援、ジャニーズ事務所が正しい方向で対処するように、また、事務所に忖度して報道を極力抑えているテレビ局その他のマスコミを強く批判するためにもこの投稿をアップします。

「結構熱心なネット民である貴方、Yumeyさんはジャニー氏の性犯罪を知っていたのですか?」と聞かれると、ジャニ事務所が文春を名誉毀損で訴えて、結局事務所が負けてジャニー氏の性加害を最高裁が事実認定した裁判結果がありますからもちろんそれなりの認識はあって、ジャニー氏逝去の年の24時間テレビでのジャニー喜多川追悼特集には全力で反対するブログ記事を書いています(もちろんこのブログに残っている)。

私が知らなかったこと、今回のカウアン氏や新しくカミングアウトした元ジュニアの証言を聞いて知って衝撃を受けたのは、裁判でジャニ事務所が負けて、そのせいで、というかおそらく裁判の勝ち負けに関わらずジャニー氏の性加害が疑惑のレベルでも公に取り沙汰されたことで事務所内での力は姉の(「藤島」がメリー氏の正しい名前)メリー氏、姪のジュリー氏に移行したにもかかわらず、ジャニー氏は性犯罪を犯し続けていたという事実、しかも2010年代になり彼が大変高齢になってからも!

私はデビュー組でも所謂「若手」グループのタレントさんたちや2010年代にジュニアだった人たちが被害に遭っていたとは思っていませんでした。

そして私も含めて中年世代のSMAPファンがジャニー氏の性加害の件をボヤっとしか知らなかった重大原因の一つは、ジャニ事務所が文春を相手取って名誉毀損の裁判を起こし、高裁で文春が逆転勝訴、最高裁でもジャニー氏の性加害の事実が公に認定された事実を2003~2005年当時、海外では大きく報道されたのに日本国内のマスコミが極力報道しなかったことだと思われます(高裁でも、ちょっとうろ覚えだけどジャニー氏が未成年ジュニアにアルコール類を飲ませていた事実は確認できなかったとして、この部分だけは名誉毀損が認められ、最終的に文春がジャニ事務所に払う損害賠償額が一審の850万円から120万円になった)。オリエンタルラジオの中田氏が彼のYouTubeチャンネルで、たいへんフラットにわかりやすく解説してくれている。

この裁判は事務所が文春を訴えた民事裁判ですからジャニー氏が「犯罪」を問われることはなかったわけ。当時は法律上男性同士の性加害で警察が動いてジャニー氏を刑事罰に問うことは困難だったと推測できますが、ジュニアが15歳以下なら児童虐待法で罰することができたとジャーナリストの津田大介氏のYouTubeサイト「ポリタス」で川本瑞紀弁護士が解説。北丸氏は長年米国に在住されていた元毎日新聞ニューヨーク支局長でゲイとしてカミングアウトしている方(有料動画ですが、自民党や維新と癒着の激しいテレビや主流新聞で報道しない大事な案件を扱っているとてもいいサイトなので1ヶ月分くらいは寄付しても。リベラルな報道や意見がテレビや主流の新聞雑誌に載らないから日本をどんどんダメにしている統一教会とズブズブのアメリカ追随で日本人や日本のための政策でなくアメリカのために政治をやっている売国奴の自民党や維新が選挙で勝ってしまう。維新も自民党と変わらない)。

https://www.youtube.com/@PolitasTV

動画タイトルは「ジャニーズの性被害とグルーミング|BBCのドキュメンタリーで再度注目されたジャニーズ事務所内の性被害。被害が隠された背景にあるグルーミングについて解説|ゲスト:川本瑞紀、北丸雄二(4/18)」
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外国人記者クラブでの会見だけでなく、青汁王子こと三崎優太さんのYouTubeチャンネルでも話してくれたカウアンさんの証言から知ることも多かったですが(記事の一番下にリンクを貼っています)、マイケル・ジャクソンのモノマネで有名なタレントのマイコーりょうさんの証言も大変心に響くものがありました。

https://www.youtube.com/watch?v=8gzXZwlzfFE
マイコーりょうの過去 ジャニーズで経験したこと BBC 岡本カウアン君の告発で感じたこと

マイコーさんは家が千葉で比較的近いのでご両親から「夜は家に帰ってきなさい」と言われていたこともあり合宿所、つまりジャニー氏の自宅マンションに泊まることはなく被害には遭わなかった。しかしその理由もあったのか、ダンスがお上手でジャニーさんと親密でなくてもバックダンサーのポジをキープできていたにもかかわらず、ジュニアの中で上のグループには入れず、ジャニーズで成功は無理と高校2年の時ジャニーズを去った。

マイコーさんは夢を抱いて芸能の世界で頑張ろうとしている少年たちにとって、実力(だけ)ではなく性行為に応じるかどうかでこの世界で成功するかが決まってしまうことがどんなに理不尽か、と、ジャニーズをこういう形で批判することで今後、ジャニーズ忖度の芸能界やテレビ業界で干される仕事もあるかもしれないのに自分の体験を告白。カウアンさんもそうですがマイコーさんの勇気、漢気には深く心を打たれました。
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高齢になったジャニー氏の性行為は、70年代、80年代に比べたら比較的マイルドになっていたようでもありますが、私が今回知ったショッキングな事実の一つは、ジャニーズで成功したくて彼の自宅マンションに集っていた少年たちもできれば性行為はされたくないわけで、できるだけ被害を軽減する方法を協力し合って実行していたということ。数日被害に遭っていない子と一緒に寝る、あるいは、隣に寝ている子と先に示し合わせてジャニー氏のセクハラが酷くならないうちに横の子を揺さぶるなどして起こす。隣の子が起きるとジャニー氏は行為を止めるのが常だったので。この件については、一番下に貼っているカウアンさんのインタと何本も書かれている文春の記事を参照。

友人で昔バーやキャバレーのホステスさんの研究をしていた学者さんがいて、彼女の話を思い出して、ああ、ジュニアがしてることホステスさんの行動パターンと似てるな、と私は思ったわけだけど、ホステスさんも「できれば」セックス本番なんかなしで、できるだけマイルドな性行為、あるいはほんの僅か触られる、またはそれもなしで「会話で客を楽しませて」常連をゲットして仕事を成功させたいわけ。だから、客の扱いが上手なホステスの中には、セックスなし、お触りも最小限、時間のかかる「同伴」、つまりお店以外で食事や映画やホテルに一緒に行かなくても稼げる子もいるし、それができないとセックスも許容して客をキープする必要があったりする。

ホステスさんの場合は、未成年でなく成人だし、「成功」を先送りされることもなく給料日にはお店から給料を貰えて、「同伴」のお礼としてお金やプレゼントも貰えたりしたと思うけど、将来のデビューを担保にされて、わずか1万円そこらで中高生のジュニアが本音ではとてもじゃないけどされたくない強引な性行為をされていた。心底心が痛む話。

しかも大多数のジュニアは性行為を受けてもデビューできずにジャニーズを辞めていた、ということですよね。

15歳、子どもによっては13歳とかの年齢の子に、その子たちの心をムチャクチャ傷つける性行為を強要。これは悪質な犯罪行為に当たる。

元ジュニアやジャニーズタレントがジャニー氏のことを悪く言わないのは「グルーミング」と呼ばれるやり方で手なずけているからだと言われています。下はハフポストの記事でインタを受けている公認心理師の齋藤梓氏のコメント。

「年齢が幼い場合はそもそも性に関する知識や経験がありません。さらに、子どもにとって加害者は自分を認め、理解してくれる大切な存在です。悩みを受け止めてくれる人を失ってしまう、裏切ってはいけない、この人が自分に悪いことをするわけがない。子どもはそう思い込んでいるので、性的な接触に恐怖や嫌悪感があっても、それが性暴力だと認識することは難しいです」

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_6434d32de4b0de24724a3ede
「性的グルーミング」とはどんな行為か? 子どもたちを守る方法は…

BBCドキュメンタリーの本放送に入っていない、アザー記者によるセラピストの山口修喜氏への取材では、性的加害によって特別な絆ができたと思わせるケースも多く、望まぬ性行為でも体は快楽を感じ、加害者は往々にしてそれを利用。さらに加害者を好意的に見ることにより自分の受けた心の傷を緩和しようとする自己防衛手段である場合もあると。下はBBCサイトの短い無料動画。(その下の一月万冊の動画での本間さんの「せめて『愛情がある』、そう思っていなければやっていけない」というコメントも鋭い。)

https://www.youtube.com/watch?v=8X83WIa-IpQ
グルーミングとは……性的被害専門のセラピストに聞く ジャニーズ事務所取材のBBC記者

ジャニー氏のしたことははっきり犯罪ではあったけれど、ジャニー氏の場合、デビューさせるつもりのグループやタレント、デビューした後もデビュー組は、ジュニアを卒業したら性行為はほぼ全くない(カウアンさんの証言より)にもかかわらず、ジャニー氏がとても大事にしていたのは本当。現在のデビュー組の被害者が誰で、被害を受けなかったのは誰かは全くわかりませんが、性加害のあるなしにかかわらずSMAPも含めてデビュー組がジャニー氏に強い思慕の情があるのは、ジャニー氏が彼らが大スターになるきっかけを作ってくれて、売れるためにもムッチャ頼りになるジャニ事務所がバックにあったことは大事で、まがうことなくジャニー氏は彼らの「恩人」だったからです。これは、YouTube #一月万冊 チャンネルで博報堂勤務時代、TOKIOのエネオスのCMの担当だった #本間龍 氏も言っている。下の動画30分45秒くらいのところ。

じゃあ性加害の件はチャラにできるかというと、決してそういう問題ではなく、被害者は深刻度は違っても心の傷を負っている。成人になって相思相愛でジャニー氏の恋人になるならともかく、絶対的権力、つまり自分の将来の成功を左右するような力を持っている人物と、将来的に芸能界で仕事をしたいという夢があり、力もほとんど持っていない未成年の子どもへのパワハラでもある性行為の強要など、今考えると言語道断の犯罪でした(つい最近まで男性による男性に対する性行為は犯罪とみなされていなかったようですが)。しかも、閉ざされたジャニーズジュニアの世界では「これを我慢しないと売れないから」とジャニー氏の犯罪行為が被害者たちの間でも正当化されていたという。(もちろん、ダンスや容姿やタレント性の面で光るものがなければジャニー氏がデビュー組に入れることはなかったわけで、いわゆる「枕」だけでデビューできたわけでもないわけではありますが。)

とにかく、上記の心療療法士の山口氏のコメントを考慮すると、ジャニー氏が才能発掘や育成の分野で能力があり、デビュー組に限って言えばある意味誠実にジャニーズのグループやタレントを応援してくれていたことは(自分の事務所のGやタレだから当たり前だけど)壮大なグルーミングとも言えるわけです。
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今なされるべきことは、ジャニーズ事務所に被害の調査(今事務所がやっている自分自身が被害者かもしれない所属タレントに調査させるとか頭がイカれているとか思えないことをやるのでなく、ジャニーズと関係ない専門家による第三者グループ相談機関を立ち上げて)とジャニー氏による性加害が事実であった場合、事実を認めて謝罪、さらにカミングアウトした被害者の心のケアを責任を持ってやる。また、先に述べたYouTube、#一月万冊 チャンネルで、元博報堂の本間龍氏とこのチャンネルを運営をしていらっしゃる清水有高氏も仰っていますが、カウアンさんや文春その他でカミングアウトしているジュニアの証言が事実なら、現社長の藤島ジュリー氏はジャニー氏の性加害が起こっていた時期に長年ジャニーズ事務所の役員をしており、しかもジャニー氏の親族、姪ですから、ジャニー氏が途方もなく多数の未成年男子に性加害を行っていたことの責任を取って辞任するべきでしょう。

幸か不幸かジャニー氏はご逝去されていますから、上記の清水氏が仰っているように、ジャニーズ事務所、つまり藤島ジュリー社長は、ジャニー氏を極力悪者として彼に責任の大部分をおっ被せても、「ジャニー氏もジャニ事務所も悪いことをした」ときちんと性加害に言及して事務所の責任を認めるべき。そうでもしないとスポンサー企業、特に海外企業はジャニーズを使わなくなるし、ジャニタレも元ジャニタレも海外進出を大きく阻まれることになる。この問題を放ったらかしにしていると、一般視聴者の間にも創業者が未成年への性犯罪者という悪いイメージは広がり、ファンも増えないし、ジュニアとしてジャニーズへ応募する子も減る。しかも、今は木村さんやキンキ、嵐などを除いてSMAPも含めてジャニーズの人気タレントは軒並み辞めているという状況下です。

一つ前の段落で私が言いたかったのはカミングアウトしていないタレントに疑惑の目を向けてはいけない、それをすることはセカンドレイプになる、ということですが、被害者として表に出てきていないタレントの名前を出すのも倫理的観点から言うと絶対NG。カウアンさんはお若くて、バックに弁護士がついているわけでもなくこういった案件の取り扱いについての知識を多く持たれているわけではありません。ですから、まわりの社会経験豊富な所謂「大人」たちが細心の配慮をして、動画を流すにしても個人名のところはミュートにするなどの対策が必要。この点で、現在政治家女子48党と名前が変わっているNHK党が政見放送で素人の配慮にかける編集で作成された動画を流したことは厳しく糾弾されるべき。名前を出されたタレントは被害のあるなしにかかわらず深く傷つき、ファンも傷つけました。

しかし、これもNHKがこの件についてまともな報道をしていれば、二番煎じの動画をNHK党が流すこともなかったと考えられますので、NHKや他民放各社の罪は深い(つーか、もう私なんかテレビ局全局一回潰れろよ!くらいに思うわ)。

NHKも民放各社もムチャクチャ安い値段で公共の電波を独占して、今はテレビもあまり儲からなくなったけど一昔前まではそれで大儲けをしていた。つまり正当な価格ならその分の大金をテレビ局が払わねばならず、それが税金として国庫に入ってきてその分私たちが払う税金が減らせる。テレビ局がこんなに優遇されているのはテレビ放送は公共の利に貢献するものを流すからという前提で、特に自然災害や大きな事故などの緊急時にテレビが活躍してくれるからという理由。2000年代に既存の放送局を優遇し続けるのは不公平だから、電波オークション制を導入しようという動きがありましたが、それを阻止した重要人物が元総務省次官の桜井俊氏、つまり嵐の櫻井翔氏の父親。桜井氏は退職後も倫理的に大変問題のある同分野での天下りをして電通の株持ち副社長になっていらっしゃいましたから、電通とテレビ局とジャニーズだけでなく大手芸能事務所の味方で、私見ですが国民一般の敵だったと思います(ちなみに電波オークション制になって電通や既存のテレビ局、大手事務所が力を失ってもSMAPさんたちのように人気も実力も十二分にあるタレントは問題なく順調に芸能活動をやっていけると思う。ジャニ事務所が力を失えば退社した4人にとってはその方が活動しやすくなるでしょう。)
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ジャニー氏の性加害の件に戻りますが、私たちファンや一般が一番気をつけるべきこと、してはならないことは、絶対に、被害者だと名乗り出ていないジャニーズや元ジャニーズのタレントを「この人も被害者なのでは?」と偏見の目で見ないこと。心の中で思っても、口には出さない、ツイやネットには書き込まない。

そういう形で、自分の贔屓もそうでないジャニタレも、カミングアウトしていない被害者も被害を受けなかったタレントもどちらも守ることが最も重要。

一方、カミングアウトしたタレントは、自分の受けた性行為を名前と顔を出して証言しているだけでなく、今だに勘違いして数字の取れるタレントもほぼいなくなってしまったジャニ事務所に忖度しているテレビ局その他から干される覚悟でジャニー氏の悪行を話してくれているのですから、彼らも私たちにできる範囲で応援する。

カウアンさんもマイコーさん言及していますが、証言してくれた人たちの願いは今後このようなパワハラによる性行為の強要などがジャニ事務所内だけでなく(私はジャニー氏による性加害だけでなく、年長タレによる同グループのメンバーやジュニアへの酷いセクハラの噂も聞いています)、芸能界一般でも起こって欲しくない、ということに違いないので。

私自身ジャニーズ事務所に適切な対策を求める署名活動にも参加するつもりですし、ジャニーズスポンサー企業不買運動にも賛同、自分のできる範囲で不買を実行予定。その他、テレビ局やスポンサー企業への抗議のメールや電話も時間ができたらおいおいやっていこうと思っています。
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多忙な日々が続き、ブログの更新も長くできなかったわけですが、更新第一発がこんな悲しすぎる投稿になりとても残念。

一方、SMAPさんたちには嬉しい情報も相次いでいますから、そちらは素直に喜んでいいと思います。こちらの方は本当に楽しみですね。

Yumey

したはカウアン・オカモト氏の外国人記者クラブでの会見の動画と青汁王子こと三崎優太氏のチャンネルでのインタ(2本)。

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