泣くほど嬉しい #岸本さとこ 氏の #杉並区長 当選: 自民党と連合を倒した草の根の運動と野党4党(立憲・共産・社民・れいわ)のサポート

いや「野党共闘の勝利」なんてそんな雑なこと私は絶対に言わないから。そんなんじゃないんだよ。

これは杉並の今後を真剣に心配した市民の人たちが、聡子さんという候補者を見つける前から(驚! 正確には今年の1月30日が決起集会)組織を作り、区長選の争点を自分たちで作り、問題をわかりやすく説明したビラをテーマごとに作り、候補者探しに難儀していたところ聡子氏が候補者になることを承諾してヨーロッパから移住してくれたという本当に草の根の人々の運動が広がった結果でした。これぞ民主主義!ってむっちゃ褒めたい。

「住民思いの杉並区長をつくる会」いくつかのチラシを見るのが一番わかりやすいんだけど、争点は:

・児童館の廃止反対

・上記の児童館を含む公共施設の廃止、民営化

・都市計画道路、駅前再開発の見直し

といったものだったというのが私の理解。

前区長の田中良氏は自民・公明が支持しているだけあって「建設会社や不動産会社とズブズブだったんでしょうね」と思われる開発の仕方だよね。しかも区長を10年以上やってきて今回も容易に当選するとたかを括っていたのか上の「つくる会」によれば住民の声を聞かない傲慢なやり方をしてたっぽい。

さらに世界的な政治の大きな流れから言えば、維新の党や竹中平蔵氏の(弱者を切り捨てる)政策が典型的な例ですが新自由主義政策で行政が担ってきた上の児童館などの公共の施設、サービスの廃止、民営化に、住民の意志で「待ったをかけた」画期的な選挙でした。

そりゃ駅前開発や道路建設の理由として「防災」「再開発」とか言うわけだけど強制立ち退きみたいにしてお店や住宅なくなる、以前からの街並みが変わって「商店街」なんか無くなって、街が高級化しちゃって金持ちしか住めなくなる、大きな資本を持っているチェーン店(マクドナルドとかユニクロ他チェーンの洋服屋、ドラッグストア)などしかお店を出せなくなって小さな商店、飲食店が淘汰されちゃう、といったことが起こるわけ。

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そしてこの「高級化(ジェントリフィケーション)」は西荻窪みたいな小さな個性的な洋服屋や古着屋、その他ユニークな高くない飲食店なんかがごちゃごちゃあって、お金のない若い芸術家やミュージシャン、役者のたまごなんかも住んでた街からお金持ち以外を追い出して、つまんないただの上流の下や中の上くらいの人たちだけが住む街にしてしまったりするわけ。一例としてニューヨークのお金のない若い芸術家なんかがたくさん住んでいたイースト・ビレッジは今は株のトレーダーや弁護士とかつまんない仕事して高額のお給料を貰ってる人たちが住む街になっちゃってる。類は友を呼ぶでクリエイティブな仕事をする人たちが集まるとクリエイティブなエネルギーが増幅されてとてもいい作品やアーティスト、役者さんが生まれるものだし、杉並をお金持ちしか住めない街にしてしまうのはアートや音楽の興隆という観点からも望ましくない(ちなみにニューヨークは実はお金があまりない人も一定数住まわせて「多様性」を保持するために、ニューヨーク市が抽選で格安のアパートを提供するプログラムをやっています。効果は限定的だけど)。

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もちろん道路やビルやタワマン建てれば、一時的ではあるけど雇用が少しは増えて経済効果もあるし、児童館やその他の公共施設の運営には金がかかる。だけど杉並区が魅力的になって、明石市や千葉の流山市みたいに子育てしている夫婦にとって暮らしやすい町になれば人口が増えて税収も増える。ベストな区政の運営は住民と区長と自民党が大多数の区議会とで協力して今後模索する必要があるということ。

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でも、とりあえず「人間に対してシンパシーがなくて」金儲け主義の自民党系の区長を退陣させたのは本当によかった!

あと特筆すべきは、連合は現職田中良氏を支持して負けた。

連合の組合は大企業が多くて結局連合の組合員ってお給料もよくて首にもならない上級国民だよね、中小零細企業や非正規のことは二の次三の次、ってか今の連合の会長の芳野さんって実は自民党の犬なんじゃないの?という疑問も出てくるくらいだけど、選挙の時なんかは立憲民主党には実際的なサポートをしてくれる大事な組織です。連合は事務所を持っているし専従の人もいてプリンターだってファックスだってその事務所にあるわけでしょ?選挙運動はボランティアの人たちが頑張るとしても、そのボランティアの采配をしたり、ビラをプリントしたり凄く実際的な部分でのサポートは強い支援になる。

今回立民党の党員で連合の組合員で個人的に現職の田中良氏を応援した人もいたと思うけど、連合は田中良氏支持だった一方、立憲民主党の幹部は岸本さとこ氏支持。

つまり岸本さとこさんは、連合や「党」の組織的支援なしで、個人的に新区長をのぞむ個々人の区民の応援で当選。これって結構凄いことなのですよ。

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日本全国からしたら微風かもしれないけど、同じ杉並で石原伸晃氏を落選させた吉田はるみ氏の当選と同様「新しい風」を感じさせる希望の持てる選挙結果でした。

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聡子候補がヨーロッパから移住したのが2ヶ月前。その後熱い応援の輪がどんどん広がり、チラシ配りや集会などの他にボランティアの方々は仕事の帰りに一人でポスターを持って駅前で立って応援するという「一人街宣」も話題になっていました。

立憲・共産・社民・れいわのリーダー格の方たちもたくさん応援に駆けつけた。れいわの山本太郎、社民の福島みずほ、立民のつじもと清美、蓮舫、枝野幸男、(立民地元の)吉田はるみ、共産の小池晃書記局長、、、などなど聡子さん無所属なのに超有名どころが駆けつけてくれた。

そして投票率は前回より5%アップして、田中良氏が7万6556票獲得したのに対して、岸本さとこ氏は7万6743票でその差がわずか187票。ボランティアや住民が頑張って5%多くの人を選挙に引き出しただけで杉並区の将来も住民の暮らしも全く明るいものになりました。

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今回ほんっと日本も捨てたものじゃない、まだ希望があるって思ったよ。

参院選で自民党が勝てば憲法改悪で日本の民主主義は消滅します。

このブログの読者の方々も選挙に行って自民党の補完勢力である維新と国民民主以外の野党に票を入れてください!(そして自民、公明、維新、国民民主に票を入れたい人はお願いだから家で寝てて)。

追記:岸本聡子さんは水道を一旦民営化した欧米の自治体が、水道を今度は公営に戻していることを指摘して、とてもいい本を出版しているのだけど(『水道、再び公営化! 欧州・水の闘いから日本が学ぶこと』 集英社新書)、竹中平蔵氏とか物凄いお金持ちの自民党の麻生太郎氏とか前澤友作さんとか、どんな大金持ちでも水道が民営化してトラブったら超困る、ってか生活できなくなるわけですよ。水道が民営化されているところは千葉の台風の時も今年3月の仙台の地震の時も復旧がずっと遅くて住民は給水車に頼って毎日苦しい思いをしました。また、老朽化した水道の修復にはとんでもない額のお金が必要なことが多い。民営化なんてしたら、採算が取れなくなったら企業は撤退して、水が来なくなるという可能性もある。清潔な水が来なくなったら病院なんかどうするんや?こんな私たちの命にかかわることを民営化してはいけないないのです。

その水道の権利をこともあろうに外資(フランス)の会社に売っぱらったのがアホな宮城県の村井知事。この人任期が終わった後水道の問題が出てきても何の責任も取らんのやろうな。他の県に住んでいる私たちは水道の民営化だけはさせてはいけません。

Yumey

追記2:おバカな自民党支持ネトウヨの人たちは僅差で勝ったのに喜んでるのがチャンチャラおかしい、っと全く的外れなこと言ってるけど、選挙は当選、落選がすべて。これが1万票の差で勝っても、170票の差で勝っても勝つことに変わりはなくて、新区長の誕生で杉並の未来は全く違ったものになります。

だから、自分が選挙に行く、あらゆる手を使って家族親戚友人知り合いを選挙に行かせることが大事なの。諦めない。今後どんどん物価高になって岸田さん、何もしないから野党はワンチャンあるよ。

あと、岸田さんも含めてぼけ~ってしてる自民党幹部がこのブログを読むことはないだろうけど、自民党の偉い人が読んでるなら、私は「あなたがた自民党が野党の政策をパクって消費税減税、一律給付金支給を公約にして実行すればいい」と言いたい。野党勝たせたいけど今から厳しい円安とそれにともなう物価高で多くの国民、多くの企業が経営難に陥り肥料の高騰で農家が苦しむのが規定路線だから、自民党政府が消費税の一時的減税か廃止、給付金の支給をしてくれることを強く望みます。

追記3:下のリンクはアジア女性資料センターのサイトにアップされている、ネラ・ポロヴィック・イサコヴィックさん著の記事でタイトルは「COVID-19とジェンダー:COVID-19は私たちに、ネオリベラリズムの何を教えてくれているのだろうか?」

ネオリベラリズムに対するパラダイムや岸本さとこ氏も共有していると考えられる視点がわかりやすく説明されている。

https://jp.ajwrc.org/3900

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