私は実はそれほどエココンシャスでも人工物が嫌いな自然なんちゃら派でもないんだけどアメリカにいたときから長年布ナプキンを使っています(市販の紙ナプキンやタンポン併用)。なので、布ナプキンを安っくで作れる、使える方法を書きますね。
まず絶対必要なのは生理用サニタリーショーツ。ってかこれは生理のある年齢の日本人女性なら誰でも一枚は持ってるよね。
布ナプキンの一番簡単なやつは、四角いミニタオルを縦に三つ(大きさによっては二つでも四つでも)に折って使えばいい、っていうただそれだけ。
端がお股に当たらないように下にしてもいいし、気にならなかったら端を上にして使ってもいい。
問題は経血の量の多い日は一枚では足らないことがあるから二枚(一枚ずつ折った形で)重ねて使う。私の経験では縦長さ20センチくらいないと不安だと思う(本当に血の量が少ない時に使うなら15センチでも大丈夫だと思うけど)。夜はミニタオルじゃなくてもっと長くなるフェイスタオルを使う、ミニタオルなら大型のでお尻の方が広くなるように三角に畳むなどの工夫が必要になります。。
サニタリーショーツ(百均で100円で買える)を使えばミニタオルの布ナプキンはそんなにズレないんだけど、心配だったら安全ピンで二ヶ所くらいミニタオルをショーツに止める。
お金がなくてミニタオルを犠牲にできないよ、っていう人は、百均のお店の雑巾売り場に行って使えそうなのを見つける。たとえばダイソーなら5枚で百円で売ってるマイクロファイバーぞうきんミニ(今も売ってるのか知らないけど)。これを2枚か3枚ずつ使えばいい(もちろん最初に使う時は洗剤で洗ってから)。他の種類のぞうきんでも、もちろんふつうのフェイスタオルを切って使ってもいいし、ミニタオルでもいい。
あと、布ナプキンを着用して(長時間)出かける場合は、使った血の染みている布を入れるビニール袋とポーチの携帯が必須。布ナプキンを使う際のネックは実はこれだと思う。血が染みてて血の匂いのする布を持ち歩かなくてはいけない。
だから、私がおすすめしたいのは、紙ナプキンとの併用です。家を出る時は紙ナプキンを着用して出る。2回目、3回目に布ナプキンを使う。こうすると少しでも血の匂いのする布を持ち歩く時間を少なくできる。お金ができたら最初の2回分を紙ナプキンにするとお昼頃まで(?)使った布ナプキン(ってかただの布だけど)を持ち歩かなくていい。
布ナプキンでも代替のミニタオルでもぞうきんでも使う時のポイントは、あたりまえだけど洗濯が必要。布ナプキンを使おうかと思ったことのある人はみんな知ってるけど、血液を落とすには布ナプキン使用者はだいたいみんな「浸け置き」してる。重曹(ベーキングパウダー)を使ったら落ちやすいという話もあるけど、私はめんどくさいので、最初水で落ちるだけの血を洗い流して、その後洗剤で洗って(もちろん手洗いだよん)、その後、洗剤の原液を掛けて一晩くらい置いたりしてる。っていうことを考えると、「浸け置き」あるいは置いておき用の洗面器かボールかバケツか鍋みたいなのは必要ってこと。血はお湯で洗うと固まって取れなくなるからお湯洗いはNG。何度のぬるま湯だったら大丈夫なのかはググって調べてみて。
生理用品が買えない女の子が漂白剤を買えるのかな〜、って疑問はあるけど、塩素系漂白剤のハイターなんかの濃い液を使うと布が結構早くボロボロになるよ。あとゴシゴシこすって洗っても布が早くダメになる。いや別に布が早くダメになっていいなら塩素系漂白剤使っても、ゴシゴシ洗ってもいいのよ。経験上、布ナプキンは買うと結構高くて、せっかく買った可愛い布ナプキンが塩素系漂白剤の濃い液を使い続けた結果、真ん中から裂けてしまったことがあるので。
洗面器、ボール、バケツより、買うなら鍋がいい。なぜかと言うと、蓋があるからお部屋に置いておける、さらに衛生面が心配な場合、布ナプキンを沸騰消毒するのには鍋が必要だから。布ナプキンははホーローの鍋を使っている人が多いみたい。まあ、衛生面では日本だったらボロ布でも洗剤で洗えば大丈夫だと思うけどね。
次の投稿でいらなくなったお洋服や布を使っての布ナプキンの作り方も説明しようと思っていますが、とりあえず、お金がないなら百均の雑巾を布ナプキンにして使ってみよう。
あと、この記事の最初に私は布ナプキンを紙ナプキンやタンポンと併用してるって言ったけど、接着剤が付いていてズレや漏れを気にしなくていい紙ナプキンは若くてアクティブな女の子が使うにはやっぱり優れモノです。だから、お金が少しでもあったら紙ナプキンを買って、テストがあったり、遠足や運動会や文化祭や受験やコンサートや、そんなとても大事な時に使えるように大事に少しずつ使ったらいいと思う。
親が買ってくれない場合は、おばあちゃん、親戚のおばさんや従兄弟に頼む。今どきは男の子が妹に優しいみたいだから就職してる兄ちゃんがいたら頼む。親と住んでいて家に電話がある場合は親の目を盗んで電話して、生理用品を買って宅急便で送ってくれるように頼む(自分の携帯がない場合)。祖母、姉兄、親戚が市内に住んでいて、家に電話がない場合は公衆電話からかける。その人たちが遠くに住んでいて長距離電話になる場合、歩いていける範囲に公衆電話がない場合は親のハガキか切手を一枚盗んで郵便でSOSを出して、上記のように生理用品を宅急便で送ってもらう。昔の料金の足りないハガキを一枚親から盗んで、何十円か何円かの切手を自分で郵便局で買ってハガキを出すのもいいと思う。親に叱られてもあとのまつり、だからかまわないでしょw (殴られたら警察や市役所の福祉課なんかにチクるべき)。生理ナプキンをとりあえず手に入れることが大事。何パックかあれば、上で説明したようにミニタオルか雑巾を代用しての布ナプキンと併用して何ヶ月かは大丈夫でしょう。
あと高校生は優しそうな女の先生(男の先生でも優しい人ならいいよ)に生理用ナプキン一袋くれませんか、と頼んでみる(何個でもいいから、とも言ってみる)。お金を貰うんじゃなくてそのブツをあげるわけだから、抵抗は若干少ないと思う。大学生でもわかってくれそうな女の先生に頼んでみる(ってか今はオンライン授業か。。。まあオンライン授業なら家にいればいいから接着剤付きの紙ナプキン当分いらないかもしれないけど)。
親にバレて親が恥ずかしいと思ったら、一回怒られるだけで、生理ナプキン買ってくれるようになるかもしれない。そしたらめでたし、めでたし、だよ。
娘を大学に行かせているのに生理用ナプキンを買ってくれない親っているのかな?そんな特殊な場合は別だけど、大学に行かない場合は高校卒業したら就職して働ける。仕事に就いたら生理用ナプキンくらい買えるようになるはず。とにかく高校卒業まで頑張るんだ!
大学生や家事手伝い、主婦の人なんかで生理用ナプキンが買えない人も上の百均雑巾の布ナプキンも、親戚から生理用品を送ってもらう方法も採用したらいいと思うけど、成人には高校生にないリソースがあるからそれについても今後の投稿で語ります。
この件での次の投稿では布ナプキンの(簡単な)作り方を説明したいと思います。水を吸う布は内側用、ポリエステルやウールなど水を吸わない布は外側用、あと布バッグに使われているナイロンも防水布として外側に使えるかもしれないから取っておく。ソックスももちろん着古した運動着なんかも使えるし、着古した下着は水を吸うからパンティーなんかも含めて布ナプキンには上等の素材。つまり布ナプキンを作るのに「使えない布」はあんまりないのよ。使えないのは裏地、夏用ブラウスに使われる薄いシフォンやジョーゼット系の布、パンストなど。手縫いで作れるからミシンもいらない。必要なのは針と糸だけど、私が若くて超貧乏な時は古い洋服を解いてそれに使われていた糸を使ってボタンなんかつけてたよw まあ、百均のお裁縫セットで上等すぎるぐらい、ということ。
それでは、また。
Yumey