昔の事件

稲垣さんの事件の話です。私の結論は稲垣さんはほぼ悪くない。この件について過去5年くらいいろいろ考えた末、ネットに上げられた目情なども含めて事件を再構築してみていくつかの謎が解けたので、私の考えを述べたい。なぜこの件を今書くかというとSMAPの復活の前に書いておきたい、あと若い方で当時のことを知らないファンで経緯を知らない人にもわかってもらっていた方がいいと思うから。読んでファンが傷つくような投稿ではありませんが、読みたくない人はページを閉じればいいです。

まず最初に稲垣さんが駐車違反をしていたのは渋谷の繁華街ですから、タクシーの運転手さんなどで事件をはじめから最後まで見ていた人もいるのです(メディアはそういう目情は報道しなかったようですが)。全部を見ていなくてもこの件を見ていた人たち(野次馬も少なくなかったでしょうが)は少なくない。目情情報と警察からの発表(事件の詳しい報告はされず今に至っていますが)は食い違っているところも多い。

また、ファンとして知っておかなければならないのは、会見を開いたのがまだ捜査中の時期だったので、吾郎さんは事件そのものについては会見で話すことはできませんでした。つまり彼の側からの見解は一切封印して今に至っているのです(彼の側からの見解を明らかにすると警察を悪く言うことになるかもしれないので、不起訴になり、謹慎の後、芸能活動もできるようになったので言わないで穏便に済ませた、ということでしょう。ただ今でもネットで悪口を言う方々が後を絶たないので私(Yumey)の考えで事件を再構築、再考したいと考えてこの投稿をしています)。

事のはじまりは、稲垣さんが買い物やレンタルビデオ屋さんに行って駐車していた車のところへ戻って来たら(本人の会見での話では、止めてから帰ってくるまで2、30分)、婦警さん2人が駐禁キップを切っていた。

本人会見によるとこの頃稲垣さんは「数名の方に追いかけられて」いた。私(Yumey)は最初はストーカーのファンがいたのかな、と思ったのですが、吾郎さんはこの頃、人気女優さん(菅野さんだったのかな?)と付き合っているみたいなことを芸能マスコミの話題に上っていたので、追いかけていた人たちはマスコミ、というのが正解でしょう。この事件は2009年に草なぎさんの事件が起こった時にネットで蒸し返されましたが、その時出た記事には、稲垣さんは当時「人がだんだん集まってきて、このままでは写真に撮られて雑誌に掲載されると思い、 場所を変えて人目につかないところで手続きしてもらおうと思った。 非常識なことをして反省している」と言っていたとあります(記事は消えていますが、この部分を含む蒸し返し記事が掲載されたサイトはhttp://www.zakzak.co.jp/gei/200904/g2009042303_all.html )。

その場にいたタクシーの運転手さんの話では「乱暴な止め方で駐禁キップを切られても仕方がない、と思った」みたいな感じだったそう。バッチリ駐禁の場所に止めていたわけではなく、「駐禁キップを切られても文句が言えない」と言った程度(https://response.jp/article/2001/08/28/11268.html)。

その後、渋谷の繁華街、吾郎さんは「自分はSMAPの稲垣吾郎」でマスコミに追いかけられているという意識がありますから、とにかくそこから移動したい、と言う気持ちが強かったと考えられます。稲垣さんの肩を持たずに婦警さんたちの側にも公正に考えれば、定かではないけど最初は車を移動させれば、「駐禁キップ」を切られるのも回避できると思ったのかもしれない(真実はわからない)。「車をどかせばいいんでしょう」と言っていたという目情もありますが、「ここでは(人が集まってきて)マズいので、後で出頭しますから」のようなことを言っていたとも。婦警さんの一人は「免許証を見せなさい」と大声で叫んでいたとの話もあるし、吾郎さんが名刺を渡していたとも(https://response.jp/article/2001/08/30/11298.html)。

この時点で吾郎さんとしては少なくとも婦警の一人は自分が有名人で、人が押し寄せてきたらマズい、だから一旦車を動かしたい、という彼の言うことをわかってくれたと思って、車に乗り込み、発進。

ところが婦警さんたちは稲垣さんが逃走しようとしたと思ったのでしょうか、婦警さんの一人が車の進行方向に立ちはだかり、車は急ブレーキをかけて止まる。婦警さんが転んだという目情はありますが、見ていた人で車と接触はしていなかったという人も。もう一人の婦警さんが「アンタ、人を殺す気?」と言って立ちふさがった、一方、転んだ婦警さんは「当たった! 当たった!」と絶叫していたとも。その後、吾郎さんは車を後ろに動かした、婦警さんたちはこれを「逃げようとしている」と取った?(上記サイトを参照)

その後、稲垣さんは車の中から電話をしていた。稲垣さんは車内から窓越しに「ここではパニックになります」と言っていたとの話もあるけど、これは、稲垣さんに好意的な人の捏造でないとは言えないので本当かどうかはわからない。ただ、本当に起こっていたことは婦警さんたちが応援を呼び複数の男性警察官がかけつけていた、ということ。吾郎さんが窓も開けないので男性の警官たちが「ガラスを割っちまうか」と大声で話していたも。その後、やっと車外に出てきた吾郎さんは応援にかけつけたパトカーに乗せられて連行(上記サイトを参照)。

これが今私たちにわかる範囲で起こった出来事です。

女性が一緒だったというガセの噂もありますが、女性が車に乗って待っていたのなら(20分も車に乗って待っているなんてありえないと思いますが)、婦警さんたちが来た時に彼女が対応するはずだし、一緒に買い物して一緒に車に戻って来たのならたくさんの目情があるはず。吾郎さんは会見で、一人だったと断言しています。

とにかく上記が起こったことだとして、なぜ、こうなったか、私の推理は以下の通り。

稲垣さんとしては、「人がだんだん集まってきて、このままでは写真に撮られて雑誌に掲載されると思い」というのが本音で、撮られて記事を載せられたくない(それはもちろん自分への悪影響もあるけどSMAPにも事務所にも迷惑をかけたくなかったでしょうから。会見でもファンにすまない、メンバーにすまない、と繰り返し、あと何度も何度も名古屋でのコンサートのことを心配している発言をしています)。

さらに、稲垣さんは、婦警さんたちにも、周りに集まって来ている人たちにも、自分がSMAPの稲垣吾郎だとバレている、と思ったのではないでしょうか。ところが、吾郎さんが渋谷の街でふらっと買い物をしていたとしたらもちろんサングラスもしていたでしょうから、実際には婦警さんを筆頭に周りの人も吾郎さんだとは気づいて周りに居た人達の多くは気づいていなかった。それは記者会見で、記者さんの一人が「周りにいた方々は気づかなかった人が多かったようだが?」という質問をしていたことでもわかる。それに対しては、吾郎さんは、「少しパニックで、追いかけられていたこともあって」と答えています。

一方、婦警さんたちが取った行動はどう説明できるか?

おそらく、婦警さんたちは吾郎さんが「SMAPの稲垣吾郎」と認識していなかった。名刺をもらっていても、最初は駐禁の罰金逃れと思った、とも考えられないことはない。車が本当に当たったのかどうかはわかりませんが、「全治5日」の軽傷(考えてみてください、ちょっとした打撲でも「全治」にはふつうに10日くらいはかかりますから傷は本当に擦り傷だったと考えられます)に大騒ぎしたのは、警察の方がちょっと意地悪をしたかったのでしょうか?

ただその後、車から出てこいと言っても出てこない。車の中からその頃そんなに普及していてもいない自動車電話をかけて誰かに相談しているもよう。この時点で、婦警さんたちは、駐禁違反以上に何か後ろ暗いことを隠しているのだと疑ったのではないでしょうか。

車が本当に当たったのか、婦警さんが自分で転んだのかはわかりませんが、「車が当たって傷を負わせた」ことで、公務執行妨害か何かで逮捕する理由もできていたので、逮捕した。

ところが、逮捕後、逮捕した容疑者が「SMAP稲垣吾郎」と判明、しかも捜査しても車から麻薬も見つからず。

また、応援にかけつけた男性警察官たちは、「逃げようとしていた男」が車に立てこもった段階で明確に大麻保持を疑っていた可能性もあります。なぜなら渋谷のその場所がよく麻薬の取引がされていた場所だったから。

私は婦警さんも男性警察官の人たちも「SMAPの稲垣吾郎」が誰だか曖昧な認識のうちに逮捕したのではないかと推測していますが、その頃いしだ壱成さんの逮捕があり、SMAPのメンバーはいしださんと親交があったので、警察から目をつけられていたという話もあります。ただ婦警さんたちは交通課のふつうの警察官ですし、男性警察官も麻取ではないですから、いしださんの事件まで考えてSMAPメンバーだからということで逮捕したとは考えにくいような。

東京地検は、「犯行様態は悪質とは言えず、警察官から逃走しようという意思も稲垣容疑者には無かったと判断」し、起訴猶予に。道路交通法違反(駐車禁止)については、罰金が収められているので、検察としての判断はなし(https://response.jp/article/2001/09/21/11862.html)。

地検が「逃走しようとする意思もなかった」と地検が判断していることはとても重要です。

地検の判断が出た後も、警察からもジャニーズ事務所からも事件についての説明は何もなく、詳細は隠蔽されたまま今に至っています。

上で何度も述べていますが、この事件で吾郎さんの車のバンパーが本当に婦警さんに接触したのか、婦警さんが自分でなにかにつまずいて転んで擦り傷を負ったのか、それとも怪我そのものをしていなくて、警察病院に嘘の報告を書いてもらったのか、真実は不明です。

さらに、吾郎さん車はシルバーのマセラティ『3200GT』で「知人名義」だったということですが、吾郎さんはいつもこの車を使っていたということで、これはジャニーズ事務所がふつうにやっている「現物支給」だったのでは?つまり、事務所がギャラの中抜きをしてゲットする取り分は下げない代わりにマンションや車その他現物を買って与えるという慣習で、嵐なんかは今もこの現物支給のやり方を継続していると聞いています。

とにかくSMAP稲垣がシルバーのマセラティ『3200GT』に乗っていることは結構有名だったわけで「逃げ」られると考える方がおかしい。

吾郎さんは会見で、確かに「逃げたい、その場から立ち去りたいという気持ちが、かすめたんですか」という記者の質問に対して、「申し訳ございませんでした」と答えています。しかし、当時少なく見積もっても収入が何千万かはあった吾郎さんが駐禁の罰金を払いたくなくて逃げようとしたとか、そんなことは考えられない。警察と騒ぎになっているところをゲスな芸能記者に撮られて書かれたくなかった、というならアリですが。

駐禁をしていたのはもちろん悪い、だけど、駐禁していた人がみんな悪い人っていうことになるなら、世の中は悪い人ばっかりになってしまうw(もちろん、有名人だから理論上は一般人よりはそういうことをするべきじゃない、っていうのはあるけど)。

後から振り返ってみれば、あの時点で車を動かして、とりあえず「マスコミから」「逃げよう」とせずに、撮られても記事になってもいいから、その場で罰金を払う手続きをするべきだったのでしょうが、焦って、ちょっとパニクっている時は、そういう風にはとっさには考えられなかったことは容易に想像できる。事件当時吾郎さんはまだ20代の若者だったから人生経験も積んでいなかった。

・事実が封印されている点について

上で何度も言っているように、結局この事件についての詳細は明らかにされることなく、吾郎さんの長期の謹慎、復活ということで今に至っています。なぜ事実が封印されているか。それは、ありのままの事実を話すと警察にとって都合が悪くなるからでしょう。

逮捕をしても、警察は寛大処分、「微罪処分」で、送検を見送ることもできたのにそれをしなかったのはなぜなのかは謎(有名人を逮捕したのが、誤った逮捕ということになると警察のメンツが保てないから、不起訴になるとわかっていても送検したのでしょうか?)。

このような場合、事件を起こした芸能人が自分サイドの真実を話しても警察の悪口になってしまい、それによって自分の芸能生命が危うくなる可能性もありますし、事務所にとってもよくありませんから、吾郎さんもどれだけ陰口を叩かれることが予想できても沈黙を守る決断をした、あるいはジャニ事務所付きの弁護士がそう決めたのでしょう。私の個人的な意見としても、そうするしかなかった、それがこの場合ベストの判断だったと思います。

・SMAP解散、再始動とジャニーズ事務所

SMAPの5人がメリーさんやジュリーさんにされた数々の酷い仕打ちについても沈黙を貫き、おそらく今後も話すことはないのは、それを話すと事務所の悪口になってしまうからだと思います。

中居さんはラジオで、彼女との別れ話にかこつけて、別れる理由を言ってしまうと彼女の悪口になってしまう(から言いたくない)、のようなことを言ってたけど、これは彼のジャニーズ事務所との関係について述べていたのでは?

芸能人としては事務所が悪くても、引退するならともかく、中居さんもSMAPもジャニーズ事務所も今後もずっと芸能界で仕事をを続けるのですから、事務所の悪口のようなことを言うのは誰に取ってもよくないのだと思います。だから、ファンとしては何が起こって解散騒動になったか真実はわからないままなので、歯がゆいところはありますが、メリーさん、ジュリーさんがSMAPに対して行った嫌がらせについては話されることはなくSMAPは再始動して活躍と続けると思います。

・婦警さんたちの立場から

婦警さんや応援にかけつけた男性の警察官の方々は、おそらく吾郎さんが車に立てこもった時点で、麻薬所持、あるいは他に後ろ暗いことをしているとかなり強く疑ったのではないでしょうか。取り調べを行った結果、何も出てこなかったわけですが、それでも送検したのは上で述べたように、吾郎さんがSMAPのメンバーだったという理由でもの凄く大きく報道されてしまいましたから、ここで送検しない判断をすると「じゃあ何で逮捕までしたんだ?」ということで警察が叩かれてしまう。だから、送検して地検は起訴猶予の判断、警察も事務所も詳細は発表しない、ということで手打ちだったのではないかと推測します。

・吾郎さんの人となり

数々のエピでも明らかなように、吾郎さんはふつうの時でもどちらかというと穏便に争いごとを回避したい人です。だから、無理やり逃げようとして婦警さんに車をあてる、など100%ありえない。さらに吾郎さん自身釈放後の会見で、「今までも、自分は、自分自身は真っ当に生きていたつもり」「大勢の人がみているわけだから、人の見本になるように、夢を与えられるように」生きていきたいと話しています。

この会見は、どんなエグい質問も遮らないで、時間制限もなく行われ(しかもその映像は公開されていて、ちょっと前まではYoutubeで誰でも簡単に見れました)、この稲垣の会見で文春の記者さんなどは野次も飛ばしていたとSMAP解散騒動の折には芸能リポーターの駒井千佳子さんがおっしゃっています。そんな会見だったから、あの凄腕の飯島マネが質問のあまりのエグさに後ろで泣き崩れるほどだったそうです。草なぎさんもそうでしたが、吾郎さんは、そういう会見を堂々と受けて立って、その受け答えが見事だったため賞賛する人たちも少なくなかった。

何度も言っているように、この事件の詳細は明らかにされず、報道は全て警察側の見解で、数多くの目情はネットには上げられてもほんの少数のメディアを除いてはマスコミは考慮しなかった。

逮捕されて不起訴の場合「前科」はつかず、「前歴」がついた、ということになります。どちらにしても「不起訴」になった時点で法に触れる犯罪は犯していないとはっきりしている。

この事件は吾郎さんにとってだけではなく警察にとっても不幸な事件だったと思います。麻薬所持か何かを強く疑って逮捕までしてしまい、大きく報道されてしまった時点で警察も引くに引けなくなったのでしょう。婦警さんの怪我に関しては、擦り傷を負ったのは嘘ではないかもしれませんが、つまずいて転んだという目情もある。当たったとしても「全治5日」のちょっと擦った程度の傷ですし、本当は全治3日くらいだったのを警察病院が「5日」ということにしたのかもしれない。これらは全て私の憶測、「妄想」ですがw

ジャニーズ事務所は、ジャニタレのさまざまな不祥事を「揉み消し」ていることは読者のみなさまも薄々気がついていらっしゃると思います。吾郎さんの件は、そういうこともなく、上で繰り返し言っていますが事件の詳細の発表さえなく吾郎さんは半年の謹慎をした後、復帰ということになった。

私の個人的な見方からすると、きわめて日本的な、自分はあんまり悪くないのに「騒動を起こして申し訳ありませんでした」、というか、警察の逮捕がちょっと行き過ぎだったとしか考えられないのに、謝って謹慎して事を穏便におさめて芸能の仕事を続けられるようにしましょう、ということだったのでしょう。ファンからすると歯がゆいところも多いし、事件以降、何かにつけて吾郎さんは「婦警をひき逃げした」w悪い奴、と悪口を言われる事になった。突き詰めて言えば私は、逮捕、送検は起こってしまったことで、その処分を不当として裁判で警察を訴えたら、芸能人としてはデメリットがありすぎるから、半年の謹慎を受け入れて、事件の真相は隠蔽、ということが最悪の状況の中での最良のチョイスだったのかもしれないと思います。草なぎさんの事件もそうですが、迷惑を被ったのは本人とSMAPとジャニーズ事務所だけで、トキオの山口さんの事件のように他に傷つけた人や巻き込んでしまった人たちがいなかったのがどちらの事件に関しても幸いだったのではないでしょうか。

SMAPファンは無知なアンチがネットでこの件について吾郎さんの悪口を言っても、全く気にする必要はないということです。

Yumey

“昔の事件” への1件の返信

  1. 私は大麻所持に関しては吾郎さんは白だと思っています。それとは別に、私は他の麻薬やクスリは厳重に取り締まるべきだと思いますが、大麻はそれほど害があるとは思いません。アメリカに長かったので、私の周りの有名大学や大学院に行っている、教養もあり今の言葉で言ったら意識高い系の若い人たちがパーティーではごく普通に大麻を使っている様子をふつうに何度も見ています。「大麻使用=大罪」という認識は間違っていると思う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です