女帝本とSMAP解散

ジャニーさんがSMAPマネージャーを事務所の社長にしようと思ったことはほぼないと思うけどな。ジャニーさんは羊さんの娘で現社長のジュリーさんを会長、ジャニーズのタレントさんの誰かを(お飾り雇われ)社長、スママネをジャニーズ全体の統括マネージャー、にすることは考えたことがあると聞いたけど、本当かガセかはわかりません。こうしたら、エンタメのセンスがイマイチな(ここの部分、Yumeyは「忖度」して書いています)羊娘さんでなく、マネージメント・プロデュース面で有能なスママネがジャニーズのマネージメントを担当できるし、ジャニーズのお金は本の著者が言う「血族」じゃない人に行くことはない。

あと、羊さんがSMAPに意地悪したのは、そもそもはSMAPが飛ぶ鳥落とす勢いで売れてるのに自分が昔から寵愛してきたTOKIOが売れなかったからなのよ。鉄腕ダッシュがとても人気が出てきたのは2000年代の半ば以降くらいから?にしてもTOKIOのCD売り上げはずっとジャニーズ中最下位に近かった。

現社長について言えば、羊さんとしてはスママネが社長になるなんて最初からありえない、って知っていても、ジュリーさんがマネージメントを担当してる嵐がSMAPより売れることは大事だったかも、っていうのはありえる。「社長になる人の担当しているGは一社員でしかないスママネの担当しているGより売れてないと、、、、」ってことだったんじゃないの(だけどそのためにSMAPにむちゃくちゃ意地悪したり、強制解散させたりするのははっきりと「悪」だよ、当たり前だけど)。

ジャニーさんにはジュリーさんとスママネが同じ事務所でやっていくのは難しいということがわかっていた。私たちファンはSMAPが解散させられるかも、っていうのは27時間テレビの解散ドラマで教えてもらったわけだけど、羊さん親子によるSMAP強制解散がリアルになってきた2015年、ジャニーさんが懇意の田辺の社長さんに相談してSMAPには別会社を作って移籍させて継続を計画。

スポニチの阿部デスクが2016年1月生放送のミヤネ屋で語ったところによると「SMAPの5人は移籍することによって、今後のSMAPの活動がよりスムーズになると考えて全員賛成」。別の報道では移籍に一番積極的だったのは木村さん。そして木村さんは、2016年8月ハワイからの帰国の時の空港での記者会見で自分の考えはずっと変わってない、と言っていたから、木村さんは一貫してSMAPはグループとして移籍して継続したい、という立場でしょう(木村さんが残留「させられた」のは、おそらく羊さん親子に「木村残留で4人とグループが移籍して木村さんは貸し出す形でSMAPを継続」、「残留しないと映画がどうなっても知らないわよ」とでも言われたんじゃないかな?その後12月の頭に「羊さんが」SMAP移籍をキャンセルしたことはたくさんの報道があったので事実でしょう。文春の時系列(今でも大きな図書館に行って当時の紙の文春を見れば載ってる)では木村さん残留が決まったのが10月だから11月中は「木村ジャニーズ残留」の条件でジャニーズとSMAPの後ろ盾になるところとの間で移籍交渉が行われていたわけ。もちろんネット情報でしかないんだけど、ジャニーズに忖度して報道はゼロだったけどその頃中居さんなんか後ろ盾になるところの人たちと上機嫌で飲んでるところなんか普通に目撃されているわけですよ(業界の人なら飲んでる相手が誰だかわかるわけだよね)。で、羊さんが移籍話を頓挫させて、移籍キャンセルだけじゃなくSMAPさんたちにとってもっと大変な問題が発生していたのは(このブログの以前の投稿を参照)、ファンの私たちにも中居さんがドンピシャでその頃、「死ぬほど悩んでる」とラジオで言ってくれたことでわかるわけ。

その後、1月のSMAP解散が回避されて、ジャニーさんは何とかSMAPを継続させようと裏で頑張っていたのではないかと思います。証拠は5月だったかな「SMAPは命がけで守る」ってジャニーさん本人がジュニアの舞台の時の会見ではっきり言ってた。

SMAPさんたち自身も中居さんがラジオで上半期のニュースの募集をしたりSMAPを継続できるような兆しもなくはなかったんだろうけど、スマスマでの中島みゆきさんの「糸」の歌収録の時の募金のお願いの時の5人があまりにも暗かった、あるいは不自然に上ずった声で告知していたことを考えると、何か決定的なことを言われたのはこの時でしょう。

8月に4人がジャニーさんに「解散したい」と言いに行った、とかただの作り話。それは解散告知のハガキがずっと前に印刷されて発送されたことでわかる。

羊さん親子がSMAPを強制解散させることができたのは、一つにはジャニーさんが病気で入院した時に(その後ほぼ完全回復したんだと思うけど)お二人が副社長ではあるけどジャニーさんと並んで「代表取締役」に昇格していたからできたんじゃないかと推測。

どうしてSMAPを解散させたのかと言えば、羊さん親子にしてみればおそらく2007年、嵐が最初のドームコンをした年、SMAPのコンツアーを(強制)ドタキャンさせたんだけど、その時からSMAPを少年隊のように実質的活動中止にするのは規定路線だったのだと思う。V6の解散も本決まりで、V6解散を中止したのは週刊誌がスッパ抜いて羊さんが激怒してその週刊誌への復讐として解散をキャンセルした、っていうだけの話(そんなアホみたいに単純なことでうちらの大事なGが解散させられたり、させられなかったりするの?って思うかもしれないけど、これがジャニーズの真実)。どうして複数の先輩Gを解散させたかったのかと言えば、どうしても嵐(とトキオとその他のお気に入り)を売りたかったから、じゃないかな。V6なんかはGを解散させて、岡田さんとか贔屓のメンバーだけソロで押せば嵐の邪魔にもならないし、解散Gのファンが嵐に担降りしてくれるかもしれないし。

あと私が記事で見たのは、ジュリーさんはお金の計算が好きで、グループ活動はジャニーズ事務所としてもプロデュースにまずお金が必要。(それほど売れてない)グループやユニットを解散させて、ヲタを限られた数のグループに集中させてソロで仕事をさせた方が元手のお金が不必要で「効率よく」稼げる、から(私は個人的にはこのジュリーさんの戦略でお金儲けができるとも思えないんだけど)。

だけどまあ、ジャニーズのグループの数が多くなっていたのは事実で、その頃グループをデビューさせていたのはもちろんジャニーさん。さらにジャニーさんが力を入れていたジュニアの舞台や養成は、ジュリーさんの考えでは「お金がかかって利益を生み出さない金食い虫」だったわけ。ジャニーさんはジュリーさんのジャニーズGやタレントのマネージメントやプロデュースのスキルがダメダメだと思っていたこともあり、二人の仲は悪くなっていたと考えられる。

ジュリーさんはジュニアの世話を嫌がって拒否。スママネがジュニアのマネージメントを引き受けていたのはこういう理由から。さらに、赤西さんや山PさんたちもGを抜けた理由の一つはジュリーさんとの確執だったらしいし、ジャニーさんは赤西さんなんて元々才能を買ってたわけで、だからGを抜けた赤西さんや山Pさんのマネージメントはスママネに頼んだ。スママネは、羊さん親子が株も全く持っていず、ジャニーさんが社長で実質上スママネがやってるジェイドリーム(今ではウィキペディアからも消されてしまった)の存在によって、ある程度ジャニーズ本社から独立してSMAP、キスマイ、赤西さんなどソロタレント、ジュニアのマネージメントができていた。そういうわけでジャニーさんはスママネにはとても感謝はしていただろうけど、スママネはジャニーズ本社では力はほぼなかった、とういうよりハブ状態だったんだろうし、彼女の力の源はジャニーさんだったというのが基本的な構図。ジュリーさんがやりたくないタレのマネージメントをジャニーさんがスママネに投げるんだから、スママネは羊さん親子にとっては鬱陶しい存在であったことは確かでしょう。

それにしても、上記のことを全て考慮すると「スママネを社長にする」というのはジャニーズ界隈では誰一人考えたこともなかった、というのが真実だと思う。

SMAPの強制解散は、やっぱりどうしても嵐に大きな仕事をさせたかった、っていうのが理由の一つなのでは?読者の方で「SMAPが継続してても嵐に五輪の仕事なんか全部あげたらいいじゃん」って思った人もいるかもしれないけど、実際に実務仕事、ビジネスをやったことのある人はなんとなくわかると思うけど、やっぱりSMAPには消えてもらった方が都合がいい、ってことだったんじゃないの?(結局コロナ禍の中強制開催の東京五輪開催で菅政権が倒れるほど、問題がありすぎた五輪になっちゃって、それより何より嵐は五輪の時期にはもう活動中止になっていたというオチ。)

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「SMAP解散」後のSMAPファンにとって2017年は激動の年だったんだけど、SMAPさんたちにとってはもちろん苦しい年だったと思う。何よりこの年、ガチヲタは中居さんの顔色が悪いのをずっと心配していた。パリピアの3人はジャニーズ事務所の専属契約を終了して独立、私たちの希望となった新しい地図の創設、一緒にジャニーズから離れられなかった中居木村二人の生まれ年が1972年であることと掛けたんだろうけど「72時間ホンネテレビ」の大型企画でネット番組「ななにー」の開始。私たちは11月くらいから中居さん、木村さんの表情が明るくなって、これは「ホンネテレビ」が無事成功に終わったからかなー、って思ってたんだけど、今考えると木村さんが2018年のお正月にジャニーズ事務所を無事退社の交渉が成立したことが大きかったのだと思う(信じないなら信じなくていいよw)。木村さんが2015年10月に事務所残留になったのは、お嬢さんのデビューやデビュー後のお仕事をジャニーズに妨害させないためなんじゃないかという説もあって、「ジャニーズにお嬢さんに嫌がらせをさせない」っていうのは一理あるけど、ジャニーズ事務所がお嬢さんのマネージメントは無理。ジュリーさんも部下のマネージャーさんたちも、男性アイドルプロデュースの専門で、しかもランウェイ歩くモデルなんてジャニタレでやる人いないでしょ?女性タレントのモデルの仕事のマネージメントなんて、ジャニーズ事務所スタッフの誰がやるの?w

だから発表されてないけど木村さんはジャニーズとの専属契約を2018年のお正月に終了(証拠についてはこのブログのいくつかの以前の投稿を参照)、エージェント契約に移行して、新しく後ろ盾になってくれた事務所のバックアップで2018年の夏に下のお嬢さんがデビュー。おそらくお嬢さんたちも木村さんも工藤静香さんの事務所か、木村さん自身の個人事務所所属で「ジャニーズでない」ところが後ろ盾なのでしょう。中居さんの残留も、木村さんを無事にジャニーズから退社させるための担保のようなものだったのかもしれません。

あと、何度も言ってるけど、5人が退社していても藤島ジュリー現社長がSMAPの名前や楽曲を使わせてくれない限り「SMAPとしては」再結成できないし、5人はSMAPをこの上なく大事に思っていてSMAPの権利をちゃんと使えるようにして再結成する方向で頑張っているんだと思うんだよね。
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次に、中居木村とジャニーズ事務所(藤島ジュリー社長)の微妙な関係について。

中居さん、木村さんは二人ともジャニーズとエージェント契約でしょう。二人がジャニーズとかなり深い関係があるということはSMAPの再結成の可能性も大ありだということ。

中居さんはジャニーズにかなり意地悪されてるようだけど、「音楽の日」なんか特にそうだけど自分の番組でジャニタレのバーターを引き受けてる。木村さんもコンスタントにドラマで若手ジャニーズのバーターを入れてるし、何より退社していることを発表していない点でジュリーさんに物凄く恩を売っている。でも木村さんがジュリーさんが大事にしている「うちの子」じゃない、ってことは、同枠のドラマでの松潤さんと比べるをわかる。嵐メンバーなんて無理しすぎの上げ記事しか出ないのに、木村さんはネガ記事出る、つまりジャニーズ事務所は木村さんを守っていない。にしても、中居木村が事務所と深い関係を持ち続けているということは、機が熟したらSMAPの再結成がある、ってことだと思うよ。それはさー、中居木村が何かにつけSMAP愛を示している、ってことでもわかるわけ。二人は利己的な自己保身のためだけにジャニーズに恩を売っているとは思えません。
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別に女帝本の著者をディスりたいわけじゃないけど、著者の方は実はかなりジャニーズ事務所や藤島ジュリー現社長に忖度して本を書いていらっしゃると思うし、ある意味、ジュリーさんの思惑とは反対に大宣伝になってしまった(w)ジャニーズ事務所からの本についてのお知らせで、著者が近年のジャニーズ事務所の状況やSMAP解散についてのことはあまりよく知らない、というのは本当だと思います。「血族主義」とかは当たってることは当たってるけど、ある意味そんなの当たり前の話で、上でも言ってるけどスママネ社長なんてジャニーさんは考えたこともないって。

まあ、この本でSMAP解散の理由がメンバーの不仲ではなかった、ってことは何となく非ヲタの一般にも伝わるわけで、じゃあ解散してる理由ないから再結成させてよ、SMAPの5人が高額でもライセンス料を払えばいいじゃん、その分コンサートや5人のイベントガンガンやって集金して払えばいいじゃん、って思う人もいるかもしれないから、本が出たことは悪いことではないよ、もちろん。

いつも書いてるけど、藤島ジュリー社長はここに私の書いたことに反論があるなら、私の言っていることのどこがどう間違っているのか指摘して、SMAP解散の真実をお話しください。コンプライアンス遵守の方針に則っている会社は、SMAP解散のような大きな事件については「ふつう」社長や幹部が会見を開いて説明をします。小杉理宇造氏がマスコミに流した「メンバーがジャニー氏に解散させてくれと頼んだ」という話の信憑性は薄いし、ジャニーズ事務所の公式発表ではありません。

ジュリー氏はSMAPを解散させたかった、羊さん親子には解散させられる権限があった、だから解散させた。それなら少なくとも解散させたのは自分たちであるという責任を取るべき。自分たちの都合や好みで、メンバーにとっても私たちファンにとっても業界にとてもとても大事なSMAPを、手持ちのおもちゃのように勝手に潰して、あろうことかそれをSMAPメンバー(不仲)のせいにするとか、これが大手芸能事務所の社長や会長になる人のすることでしょうか。

Yumey

追記:ジャニーさんがある意味グループを作りすぎちゃったのは、長年ジュニアとして舞台や先輩ジュニアとして後輩ジュニアの養成に尽力してくれたジュニアを報いるためだよね。ある程度たくさんジュニアがいないとその中で輝く子を見つけられないってことが基本にあって、たくさんグループを作ってもデビューできないジュニアもいて不憫、っていう問題は残るけど、まあ、ジャニーさんはよくも悪くもそういう家族主義でお金の計算には無頓着みたいなところもあったのかな。ジャニーズ本社で扱うグループの数が増えすぎないように、SMAPで試みたように子会社を作って株分けする、っていうのは悪くないアイデアだったと思うけど。

追記2:SMAPの子会社移籍の件についてはジャニーさんとしては長年よく働いてくれたSMAPマネージャーへの慰労の意味もあったと聞きました(ネット経由だけど)。あと「SMAPが独立したらジャニーズのライバルになるんじゃないの?」という質問について。SMAP(もちろんマネージメントしているSMAPマネージャーさんの意向も大きかったと思うんだけど)は「後輩とできるだけ被らない」ような分野で常に「新規に仕事を開拓しようと努力していた」。SMAPがやっていたNHKの「のど自慢」のサポーターなんて「SMAPさん、あれしたら、これしたらいいんじゃないかなー」っていつも考えてた私の斜め上を行く仕事だったわ。SMAPは紅白と香取さんの大河以外はそれほどNHKの仕事してなかったと思うし、のど自慢見る層は中高年の方々多くてジャニーズファンとは被らなさそうだし。あと27時間テレビも生放送をあまりやったことがない後輩くんたちには難しすぎる企画。パラリンピックのサポートだって、もともと民間の財団である日本財団の立ち上げたパラサポセンターの支援をするという、ある意味地味なお仕事だった、ってかパラスポーツそのものが陽の当たらない選手の方たちが練習場やお金の工面にも苦労している地味な分野。だからこそ、ファンも知らないところで個々にボランティア活動をしていたSMAPさんたちが支援に乗り出した。移籍したからと言ってSMAPやSMAPマネージャーさんについてはジャニーズ本社の繁栄を願っても、後輩ジャニーズが仕事を横取りしようとか、仕事がしにくくなるように嫌がらせするとか100%ありえなかったと思う。それに最初からジュリーさん以外に後継者はありえなかったとしても、SMAPを別会社でやるようになればジャニーズ本社からSMAPやSMAPマネージャーさんはいなくなるわけで、どうして羊さん親子はSMAP移籍が不満だったんだろう?やっぱり2015年秋のパグ騒動の時以降大野さんがエンタメの仕事を辞める方向で考えていたとしたら、一旦SMAPに消えてもらって嵐に最後の打ち上げ花火を上げさせたかったのかな?

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