時短要請を断ってお店を開けようとしている方は次の点に気をつけて(訂正・追記しました)

自殺か時短要請拒絶して飲食店を開けるか二つしか選択肢がなかったら、後者を選ぶべき(あたりまえだけど)。この投稿では時短要請を無視してお店を開けるに当たって私がアドバイスできることを書きます。

基本的に私は、このコロナによる緊急事態の中、「政府ができるだけの補償をして」、緊急事態宣言どころか学校も会社も100%テレワークでヨーロッパで実施されていたようなロックダウンをするべきだと思っている。だから飲食店を経営していない読者のみなさんは、外食はデリバリー以外「しない」ことをおすすめする。あなたが一回お友達と会食することであなたの同居人の高齢者を殺すことも本当にある。会食するなら自分が殺人をすることになるかもしれないとそこまで覚悟して会食してください。スーパーやコンビニでも感染するから、できれば食料品もネットスーパー、仕事はテレワークにしてもらう、車通勤にする、電車に乗らなくていいように会社の近くに自転車で行ける部屋を借りる、また、会社で感染しそうならその仕事を辞めることも考えるべき。

しかし店を倒産させられない飲食店の経営者の方は、時短要請を断るしかないと思う。

もし時短ルールを破る場合は、第一にできるだけお店の感染対策をしておく。一番大事な点の一つは「換気」。これから暑くなるし、お金がない場合は扇風機をいくつか買って、人に当たらないように角度を工夫して斜め上に向けて風を流す。これだけでも大分違うと思います。

また、私はベストな文言を作れないけど「感染対策はしておりますが、うちの店でコロナ感染が全くないとは保証できません。店を続けるために悩んだ末、以前と変わりなく店を営業することにいたしました。なにとぞ、ご理解の上ご来店いただきますよう」みたいな張り紙をして、お客さんに事情をわかってもらった上で来てもらう。さらに、「コロナ対策のため、大声で話すのはご遠慮ください、お話しになる時は小さな声でお願いします」というお願いも付け加えておくべきでしょう。そして客が大声で喋り出したら「お客様、コロナですので、、、、」みたいにアプローチして大声の談笑をやめてもらう。

カウンターはシェフとお客さんをビニールのカーテンで仕切る。カウンター客の間には(安物でいいから)プラスチック板(板の厚さは飛沫防御がうまくできるかどうかには全く無関係)。テーブル席は同じ方向を向いて横の人と喋るともの凄い量の飛沫を浴びて感染。だから位置をずらして対面で座らせる。つまり斜め向かいの人と喋るようにすると(まあ本当は喋らない方がいいけど)ぐっと感染を減らせます。つまり、対面で真っ直ぐの向かいには椅子を置かない(ベンチなら人形でも置いてブロック)。<ーーーここの部分訂正しました。とても大事なこと。

あと、従業員だけでなくお客さんにもお店に入る時、食事やお酒を出すまではマスクを付けてもらう(もちろんお店で不織布のマスクを用意しておく)。もちろん消毒液で手を消毒してもらってから入店。

それから、時短営業を辞めてお酒を出し始める前に、(主流の連合系でない)革新系の労働組合に「時短要請」が法律的にどういうことなのか説明してくれる弁護士を紹介してもらう。何で労組なのかというと、この件について理解があって説明してくれそうな弁護士を知ってそうだから。もちろん商工会か飲食店関連の組織でこういう説明をしてくれる人がいたら聞いたらいいけど(あと私は大嫌いですが一部の右翼に人たちが時短要請その他に反対している(?)ようだからそっち系の団体の人に教えてもらうという手もある)。

私はこの件について詳しくないけどあくまで「要請」だから、「強要」はできないはず。

相談した弁護士さんか誰かと話して、大阪など見回りに来て怒る係の人たちが来た時、どう言い返したらいいかどうか作戦を練る。

さらに、見回りの人たちが来た時のために録音、録画ができるようにしておく。一緒に働いている家族や従業員に必ずこっそり録音、録画してもらっておく。それも一つのディバイスだったらそれが壊れたら証拠がなくなるから、必ず2つ以上のディバイスで録音、録画。間違っても見回りの人たちをお金やプレゼントで買収しようとしたりはしないこと(バレたらお店なんか一瞬で潰れます)。

見回りの人たちが来たら丁寧に対応、だけど事情を話してきっぱり「時短要請には従わないことにしました」と言う。向こうが怒鳴ったりしたら、向こうの方が罪に問われる可能性もあります。そのための(秘密の)録音、録画。こちらは卑屈にならなくていいですが、絶対に怒鳴らない、怒らない、声を荒げない。

ブラックリストに載って公表されても、今の世論ではだからと言って客足が遠のくことはないのでは?

時短要請で苦しいのは一応は緊急事態宣言が解除されるまでですから(夏の間また緊急事態宣言がないとも限らないけれど)、その間のキャッシュフローのために、飲み物、食べ物の回数券、将来使ってもらえる割安のお食事券を販売するという方法も。

さらに、頑張ってお店のためのインスタグラムをはじめるのもいいかもしれません。コメントで意地悪なことが書かれないとも限らないので、それだったらSMAPの木村拓哉さんなどがされているように、コメントができないように設定してインスタをすればいいのです。もちろんインスタで時短を破っているとかお酒が呑めますとか、絶対言わない。営業時間も始業時刻だけ載せればいい(お店の前に出す看板に「お酒が呑めます」と書くのはありですが、見回りの係の人たちが来るかもしれないことを考えるといいのか悪いのか私には判断できません)。

あとこのブログで何度も紹介していますが、お店をやっていらっしゃるあなたや従業員にお金と時間があったらニューヨークに行ってニューヨーク市が観光客に無料で提供しているジョンソン・アンド・ジョンソンのワクチンを打ってもらったら自分たちのコロナ感染はかなり抑えられる(ただ旅行中に感染しないこと)。

現実的に考えるとワクチン接種がまだまだ進んでいない夏は、コロナ禍は酷い状態だと思います。東京は五輪でコロナ地獄になる可能性が高い。ですがワクチン接種は粛々と進みますから、11月頃にはかなり状況はよくなっているはず。もちろんそのうちあなたにもワクチンが回ってきます(ワクチンを「打たない」決断をするのはそれはそれで真っ当な判断です、自分もコロナで死ぬかもしれないし、家族を殺してしまうかもしれないというリスクを取ってその決断をしたのならば)。

業種や家族の形態などいろいろですが、みんなそれぞれコロナで苦労しています。コロナが収束するまで、一緒に頑張りましょう!

Yumey

追記1:飲食店経営の方や会社でバイトを使っている方へ。低収入のバイトやパートを雇っているなら不織布マスクを無料で配布してあげて下さい。ウレタンマスク、布マスクでは他人を感染させやすい、自分もしやすい。中国製の安物の不織布マスクでもウレタンマスクよりはずっとまし。若者のウレタンマスク率が高いのは意識が低いのではなくお金がなくて買えないからでしょう。通常営業に戻して利益が出てきたら、安物の(安物でなくてシャープのでもいいけど)1日2、3枚従業員に配布するのはそれほど金銭的に難しくないと思う。これでお店でクラスタが発生して営業停止になることを防げれば安いものです。

追記2:夜遅くまで残業をして晩御飯を食べられるお店がなくて困っている人へ。とりあえず飢えを凌ぐにはコンビニでハンバーガーなどを買って、バス停などで、腰掛け用のバーでもいいから腰掛けて食べる。前もって、家を出るときから地べたに置けるバッグを持ってくる、あるいはハンドバッグを入れて地べたに置ける大きなビニールの袋(私が以前に貰ってて使えそうなのは本を大量に買った時に大きな本屋さんが本を入れてくれてた結構丈夫なビニールの手提げ袋)を用意する(これだと雨降りでも平気)。温めてくれたハンバーガーと温かいコーヒー、紅茶を食べてとりあえず飢えを凌いで家でまた夜食を食べる。バス停は屋根があるところが多いし、戸外だからウイルスは風で飛ばされて薄められて感染確率はとても低い。バスが来たら「乗りませ〜ん」のジェスチャーをして運転手さんに知らせる。さらに、同様の形でハンバーガーくらい食べられるのは吹きっさらしの電車の駅のホーム。渋谷、新宿など大きな駅ではダメだから、一駅、二駅各駅停車に乗ってホームにベンチのある小さな駅で降りて、コンビニで買って温めてもらったハンバーガーと、駅のホームの自販機で買ったペットボトル入りの温かい飲み物をお腹に入れて、家に帰る。地下鉄の駅は文字通り「地下」で「戸外」でないからウイルス感染を考えると辞めた方がいい。車通勤の場合は車の中で食べればいいわけだけど、バス停で食べてから駐車場に乗りに行った方が若干快適かも(駐車場の様子や人によると思うけど)。どうして「ハンバーガー」かと言うと、片手で持って箸やフォークを使わずに食べられる、温めてもらえる、などが理由。カツサンドを温めてもらうのもいい。もちろんおにぎりでもいい。サンドイッチは冷たいのがイマイチ。お弁当は椅子も机もなしに食べるのは大変。椅子もテーブルもなしにコンビニ近くのバス停のバーに腰掛けてうまく食べられる自信があるならカップ麺でも(今は割り箸やフォークをくれないの?それなら別に箸かフォークを買ったり、家から持参する必要がある)。でも、カップ麺用の熱湯ってコンビニで提供してるのかね?あと、なんならバーガーもカップ麺も立って食べるのももちろんあり。「晩御飯にハンバーガーなんて食いたくねーよ」って言っているあなたも秋になれば、ふつうに飲食店で食事ができるようになります。今から夏にかけては我慢。上に飲食店を時間延長で開けることをサポートする投稿をアップしましたが、私はコロナ禍の下では、基本「外食しない」ことを強くすすめます。飲食店経営、勤務の方も自分は外食はしないで、コロナ感染から身を守るべき。繰り返すけど戸外はかなり安全。もちろん公園のベンチでもいいけど、夜の公園なんて女性は別の意味で危険もありそうだし、今どき座ってご飯が食べられる繁華街近くの公園なんてどこの町にもあまり見当たらないような気がするので。

追記3:飲食店経営の方へ。ツイッターは上手に使わないと炎上してお店にとって悪い方向に行かないとも限らないので私はあまりおすすめしません。悪口を言われるようになったらインスタで「言い訳や反論はせずに」時短を破っているとかお酒が呑めるようにしているとかも言わずに、「理想的な形でないことは重々承知しつつも自分たちができる限りの努力をして営業しております。お店では(この部分に換気や間仕切り、テーブル椅子のセッティングなどやっている感染対策を書く)」みたいにコメントをブロックしてインスタで一方的に発信したらいいかも。間違っても「補償もなしに時短に応じられるか」みたいに言い返さないこと。コロナは秋、遅くても冬にはワクチンのおかげで収束します。それまで来てくれるお客さんに来てもらって、回数券、お食事券を買ってくれるお客さんには買ってもらって「繋げば」今よりはずっと明るい未来が待っていますよ。

追記4:終業時間やラストオーダーの時間は明記しない。聞かれたら、品がよくて払いがよさそうな客なら「お客様は何時頃までこちらでお呑みになられる予定ですか」と聞いて、「それなら大丈夫です」「申し訳ありませんが◯時にはお店を閉めたいのでよろしくお願いします」などと対応。大声で喋って煩い客が長居をしていたら、その時々で臨機応変に何時で閉めるかを店長、スタッフが相談して決めて「お客様、本来は時短営業するべきなのを少し無理してお店を開けさせていただいているので、◯時には閉めさせていただいてよろしいでしょうか?」などと言って、儲けが出そうにない時、迷惑な客に付き合いたくない時は「時短要請がある」ことを利用して早く閉める。時短要請もこうやって利用できるよw

追記5:吉村知事が罰金取るって言ってるの?払わなきゃいいじゃん。東京なんかは支援金か協力金か知らんけど、もう何ヶ月も払われてないんでしょ?そのまま払わずに緊急事態制限解除して終わりなんじゃないの?同じやり方を使えばいい。「今、お金がありませ〜ん」みたいな言い訳をしてズルズルと罰金払わなきゃいい。その間、店開けて頑張って売り上げを伸ばす。見回りの係の人が来たら、まずバイトに対応させて「今、行政と交渉中ですので」って言わせて粘って、次に中堅の従業員に全く同じことを言わせて粘って、最後に店長が出て全く同じことを言う、みたいな持久戦に持ち込んで、向こうが疲れて帰るのを待つ。準備中はよく偵察をしてこの人たちが近づいてきたら居留守を使う。勝手に入ってきたら迅速に写真を取る、録画する。不法侵入罪で向こうが罪に問うことができるかもしれない。訴訟しなくても向こうの弱みを握っていると有利に働く場合もある。この辺も事前に弁護士か弁理士か、そういう法律に詳しい人に法で定められていることを説明してもらうのが大事。分野は違うけど、伊丹十三監督、宮本百合子主演の『ミンボーの女』は参考になるかも。

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