1月18日、何も悪いことをしていないSMAPが謝罪会見をさせられた日(追記しました)

5年前のあの頃は何がなんだかわからなくて、食べることが大好きで体重を気にしている私が10日くらい食欲がなかった。こんなこと人生で3回くらいしか経験していません。

あの時点では一体何が起こっているのかわかもわからず、あの背筋が凍るような生謝罪をさせた当時の副社長のメリーさん、ジュリーさんに対する怒りを感じたのは私はずっと後になってからでした。

心に留めておくべきことは、スポ紙のデスクや芸能記者さんたちが副社長のお二人によって彼女たちにとって都合の悪いコメントをするのを阻止されるようになる前に言っていたことや、さまざまな報道を総合して考えると、2015年11月頃、木村さん残留でグループとしてのSMAPと4人の移籍交渉が弁護士を入れて、細かい権利の分割の話し合いまで進んでいたということ。SMAPの新会社の後ろ盾は田辺で、田辺の社長さんと本当に仲がよかったジャニーさんが、ジャニーズ事務所内では少年隊化が既定路線だったSMAPを移籍させて続けるにあたって後ろ盾を頼んだ。

そして「ジャニーズ側と田辺バックのSMAP側の弁護士間の交渉が行われていた」ということは即ち、ジャニーさんだけでなくメリーさん、ジュリーさんも納得ずくの移籍交渉だったということ。

言うまでもなくSMAPの権利を所有しているのはジャニーズ事務所で、独立後名前を使えなくなったのんさん(旧名:能年玲奈)や他の芸能人の方の例でもわかるように、SMAPの名前や曲をそのまま使うつもりだったと言うことは、当然、メリーさんやジュリーさんも承諾して交渉が進んでいたわけです。飯島マネがどんなに有能でも、SMAPの権利を使えるような形で「グループとして」移籍させるためにはジャニーズ事務所の公式な承認や手続きが必要。

いくつもの報道によると、11月の終わりか12月の頭(?)になぜかメリー副社長が激怒し出して、急に移籍話を潰した。SMAPの後ろ盾になるはずだった田辺の社長さんに電話して「この話はなかったことに」と。理由はメリーさん、ジュリーさん側としてコンサートの権利を渡さないなどのSMAP側にとっては厳しい条件でないと交渉継続は継続しないと。一方ギリギリまで譲歩したSMAP側もこれ以上の譲歩は無理、ということで決裂。

嘘か本当かわかりませんがメリーさんは、飯島マネが暖簾わけをしてもらえるのに、ジャニーズ本社の社長の椅子を娘のジュリーさんに渡そうとしないジャニーさんに激怒していたという説も。

しかし考えてみるとメリーさんが田辺の社長さんに電話したのは12月の初頭だと考えられますが、その時点で、SMAPの移籍はなし、ということで終わって、移籍話があったことやそれをメリーさんが潰したことなど報道する必要もなかったはずです。

仮にSMAPを強制解散させることをメリーさんとジュリーさんが決めたとしても、静かに「SMAPは解散になりました、飯島マネは諸事情で辞任しました」で済むこと。

ではなぜ中居さんがラジオで「死にたくなるほど悩んでいる」と当時の気持ちを吐露し、意味不明な生謝罪をすることになったのか?

当時の報道、特に文春のインタで、メリー副社長、田辺の社長さん、中居さん、ダウンタウン松本さんなどが発言したことから推理すると、、、、、、

もう以前にこのブログでも書いたことですが、4人は新会社への移籍が決まっていて移籍交渉をしていたわけだからジャニーズ退社の書類にサインしていた。4人がサインした後にメリーさんが移籍話を潰す。そして、おそらくその後受け皿としての新会社がなくなったのに、メリーさんが4人をジャニ事務所に戻さない、という理不尽な嫌がらせをしたのでしょう。

SMAPがシンプルに解散あるいは少年隊のように永久休止して、メンバーがジャニーズに残ってソロ活動だけする形になれば、中居さんがあんなに苦しそうに「死にたいほど悩んでいる」なんて言わないはず。5人がソロで頑張って状況が変わって再結成できるタイミングを虎視眈々と狙っていればいいのですから。

4人は仕事のスケジュールが決まっていますから、ジャニーズに戻れないと自分たちが困るだけでなく決まっている仕事ができなくなって、結果、テレビ局や共演者、制作に関わっているおびただしい数の人たちに迷惑をかけることになる。

一方、グループ仕事、ソロの仕事どちらもSMAPにとてもいい仕事を取って来ていた飯島マネの存在は、嵐にSMAPを凌駕させたいジュリー副社長にとってとても邪魔だったことは容易に想像できます。

メリー副社長がそこまで考えて「4人を戻さないと言い張る」という理不尽な意地悪をしたのかどうかはわかりませんが、飯島マネの辞任は4人がジャニーズに戻れること、SMAPがグループとして継続することを条件に身を引く、ということだったのでは?つまり4人のジャニーズ残留を人質に取って、彼女に辞任させた?

飯島さんの辞任が決まっても激怒しているメリーさんは4人と会ってくれなかった。当時メリーさん、ジュリーさんの参謀のような仕事をしていた小杉さんが文春に書かせた中居さんに向けた田邊さんの言葉として「ジャニーズを辞めたくないのならメリーさんに謝って戻してもらいなさい」というのがありましたし、芸能記者の城下さんも1月18日より前に生放送されたワイドショーで「(4人は)メリーさんと話ができないとどうにもできない」のようなことをおっしゃっていた。

小杉さんもマスコミも「SMAPの4人がジャニーズと対立して独立しようとしてメリーさんを怒らせた」、と読者が解釈することを想定して上記の会話を流したわけですが、私が何度も申し上げているように、4人はソロの芸能人として独立しようとしたわけでなく、木村さんのソロマネージメントだけジャニーズに残してグループごと移籍しようとしたわけですから、対立も何もジャニーズサイドとSMAPサイドで弁護士を介して権利の分割を話し合っていた。当然、SMAPの新会社はジャニーズ事務所と業務提携を結ぶわけで、ジャニーズ事務所には多額のライセンス料その他「上納金」が入る。ビジネス・ディールですから「謝る」ようなことはないはずでしょう。メリー副社長は、条件に不満があればディールが成立しない、というそれだけのこと。

メリーさんご自身がグループとしてのSMAPと4人の円満移籍を潰して、4人をジャニーズに戻さない、というか4人との面会も拒む。グループの存続どころか4人の所属も宙ぶらりん。

東京ではSMAPが年末年始にかけて打った大きな新聞広告は止められましたが、メリーさんたちの部下による広告掲載差し止めが間に合わなくて地方紙にはグループとしてもやる気満々のSMAPの広告が全面広告で掲載されていました。4人はSMAPを辞めてソロになる気持ちなど一ミリもなかった。

年末年始、「ジャニーズに戻さない」と言われて4人は本当に困っていたでしょうし、木村さんもなんとか4人がふつうにジャニーズに戻って来れるようにやれることを模索していたに違いありません。

そこで出てきた提案が1月18日の生謝罪、メリーさんに向けて。

おそらく小杉さん、ジュリーさんあたりが考えたのではないかと推測できますが、彼らは4人を「自分たちに都合がいいから事務所から独立しようとしたタレント」と見せかけたい意図があったのかな?

だけど、何度も言うように、移籍はメリーさん、ジュリーさんも承諾しての交渉、以外の可能性はなし。上記の地方紙に載った広告でもわかるように彼らはSMAPの活動もソロ活動も今まで通りに続けるはずだった。

ただ、ジャニーズと会社が別になって謂わばジャニーズの2軍みたいな立ち位置になったのかもしれないけど、そもそも彼らはジャニーズのトップグループでい続けることには興味はなかったでしょうし、ジャニーズ本社所属でなくなるデメリットよりも、飯島マネがメリーさん、ジュリーさんに一々お伺いを立てなくても仕事を決められる、また、「SMAPを起用したい」とジャニーズに持って来られた仕事をジュリー副社長が後輩に与える、あるいは「SMAPを出せないなら結構です」と他の事務所に持っていかれる、などということがなくなるメリットは大きかったでしょう。これは、スポニチ阿部デスクが生放送のミヤネ屋で話した「SMAPの5人は最初、移籍することで仕事がよりスムーズにいくと考えて移籍に賛成した」というコメントで裏付けされています。

1月18日の屈辱的でわけのわからない謝罪をさせられた後、とりあえず4人はジャニーズ事務所に戻って、一般向けにはSMAPは解散しないと告げられた。

その後、私は春に移籍できるように再交渉があったのではないかと考えています。理由はジャニーさんがいきなり「SMAPは命をかけても守る」と言い出したこと。中居さんはラジオで上半期のニュースを募っていた。あの頃、SMAPが円満移籍できる方向にSMAP側、つまり田辺の弁護士さんが頑張っていたのでは?

SMAPの解散を告げられた、あるいは希望がなくなったのは、中島みゆきさんの「糸」の歌収録の時?それでも7月まではSMAPの5人は「ライブ」や「フェス」スタイルのライブのことなどラジオで話していたし、SMAPは一旦「解散」、おそらく彼らの中では「休止」するにしても25周年のライブができる希望はあった。

その後、7月に副社長のお二人がジャニーさんに事前に相談することもなくSMAP解散の告知。

私自身は前の投稿で述べましたが、再始動ありきの一旦「解散」だったのだと思っています。
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心に刻むべきことは、SMAPも飯島マネも悪くない、ということ。それは中居さんがはっきり「誰も悪くない」と言っている。

中居さんが「悪くない」と言っている人たちの中にメリーさん、ジュリーさんが入るのか入らないのかわからないけど、まあ、強制解散させたのはどう考えても彼女たち。

どちらにしてもジャニーズ事務所内部でごたごたがあったわけで、責任を取るべき事務所の幹部はジャニー社長、メリー、ジュリー副社長の3人です。

子飼いのスポニチと日刊の記者に電話して「SMAP解散」のニュースを流せと言ったのはメリーさん。NHKにもジャニーズ事務所から「SMAP解散」のニュースを流せという指令が来たのでしょう。

世間を騒がせたことを謝るのなら、たとえSMAPの5人に非があっても(実際は彼らは真っ白だけど)、事務所の社長、副社長が雁首並べて記者会見を開いて世間に向けて謝罪するのが筋です。

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メリーさん、ジュリーさんの行動は、その後、新しい地図への嫌がらせをした疑惑が多すぎて公取が前代未聞の「注意」を出すほど問題があったことが発覚するわけですが、1月18日がとりわけ問題なのは、自分たちが起こした問題をあたかもSMAPの4人と飯島マネの責任のように見せかけ、強制的に謝罪させた。SMAPを悪人に仕立てて大衆の面前で恥をかかせた。

当時の副社長のお二人は人として倫理的に許されるべきことでないことをされたとしか言えません。

藤島ジュリー現社長、メリー名誉会長は1月18日の謝罪会見をやらせた責任を取るべきですし、草彅さんがはっきり「5人とも誰も解散したいなんて思っていなかった」「不仲もわだかまりも一切なかった」と発言している今、なぜお二人がSMAPを解散させたのかについての説明責任があります。

1月18日の生謝罪は「事件」でした。日本中を震撼させた「事件」を起こした張本人の藤島ジュリー現社長、メリー名誉会長が責任を少しも負わず、SMAPが大きくしたジャニーズ事務所でトップの地位についてやりたい放題。

ここまでの不正義を簡単になかったことにしてはいけないと思います。

追記:週刊誌、スポ紙、ネットニュースなどはガセを書きますが、中居さん、メリーさん、田辺さんなどの言葉自体はそうそう変えることはできない、週刊誌の記事などは事務所の広報に見せてから出すものですし。

そう考えると、上記の中居さんと田辺の社長さんのやり取りが、12月の頭にSMAPの移籍交渉が頓挫していたのに、どうして「ジャニーズに戻る、戻らない」の話になっていたのかおかしいと思いませんか?そして4人がグループを脱退してソロで事務所から独立するとしたら、「先に」「SMAP解散」の話が出てくるはず。

もちろん4人は2015年12月の時点でソロで独立など夢にも考えていなかったはず。ですから、円満移籍のためにジャニーズ退社の書類にサインを済ませていた4人をメリー副社長がジャニーズに戻すことを拒否していた、と考えれば辻褄が合うわけです。

またメリーさんは「4人が戻ってきたらボロ雑巾のようにコキ使ってやる」と発言したと報道されていました。どうして移籍もしていない4人が「戻ってきたら」と言っているのか?これも上で説明した通り書類にサイン済みだったと考えればしっくりくる。

追記2:11月末、木村さんがさんまさんにSMAPは解散すると告げていたという話。おそらく木村さんはSMAPが「移籍する」みたいなことをぼかして言ったのでは?さんまさんは後出しじゃんけんで答え合わせをして、あの時木村さんが言っていたのは「移籍」でなくて「移籍解散」だったのだと勝手に解釈してSMAPやSMAPファンにはとても迷惑な拡散をした(さんまさんはダウンタウンの松本さんなどと違ってグループが壊れることに対して可哀想という気持ちは全くなかったと思われます。長年ピンでやってこられた方なので、コンビ、トリオやグループ独特の「絆」などわからないし、自分が持っていない素敵なものをわかりたくもないのかも)。11月の末の時点では移籍交渉がふつうに進んでいたはずですから。

さんまさんは自己承認要求がとても強い人です。「自分はSMAPが解散することを前から知っていた」てい(体)で振舞って優越感を誇示したかったのでしょう。

さんまさんが木村さんから話を聞いたのがさんタクの収録があった11月、メリーさんがSMAP移籍を頓挫させたのが12月の頭。この時系列を考えるとさんまさんの発言でSMAPさんたちを責めたりするのは頓珍漢すぎるとわかると思う。

一方ダウンタウンの松本さんは1月18日の前に中居さん本人から事情を聞いている。その松本さんが「SMAPの5人は一緒にいるべき」、だから5人が同じ事務所に所属して「事務所内解散」を余儀なくされるならそれがベスト、と言っていたのも本文で述べた私の説、「メリーさんがジャニーズ退社の書類をネタとして4人のジャニーズ残留(書類上の復帰)を拒否していた」と符号する。

追記3:ジャニーさんの「SMAPを守る」発言でもわかるように、2016年の春、おそらくSMAP移籍の再交渉がSMAP側にそれなりに有利な形で進んでいたのではないかと私は思っています。メリー副社長、ジュリー副社長が一方的なSMAP強制解散を行ったのは「SMAP側にある程度有利な形で」交渉が進んでいたのが気に入らなかったからでは?しかし社長のジャニーさんに断りもなく強制解散をさせるなど、会社としての体をなしていないような。SMAPさんたちにとっては「後ろから頭を殴られる」ような感じだったでしょうし、ジャニーズ本社の役員の人たちは強制解散を一体どう考えていたのだろう?

この投稿の主旨でもありますが、当時の副社長お二人の罪はSMAPを解散させたことというよりは、SMAPを解散させたのがSMAPメンバー本人たちだった、それは不仲によるものだったというまったくのガセを流して責任逃れをしたことにある。

すなわち、副社長のお二人は自分たちが行ったSMAP強制解散の責任を取らずに、あろうことかSMAPメンバーのせいにしてSMAPを解散させた、ということ。この点であまりにも道義に反する行動だったと言えましょう。

もし、私の説が間違っているなら藤島ジュリー社長はふつうにSMAP解散の経緯をご自分で公に説明されたらいいと思います。もし私が間違っているなら当事者の藤島ジュリー社長の説明であっさり論破できるはず。解散の経緯の説明はもう4年前に解散させた事務所の幹部として当然やるべきことでした。ジャニーズ事務所がまともな企業なら当時の副社長で現在の社長である藤島ジュリーさんはSMAP解散についての説明責任を果たすべきです。今だにSMAPの復活を求める声は大きいし、この事件にはまだ終止符が打たれていません。

Yumey

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