今の時期スマヲタなら他にも書くネタあるだろと言われそうですが、前稿『ジャニーズのキャスターに違和感』の続きです。
藤島ジュリーさんがジャニタレを報道キャスターや司会にゴリ押ししている理由の一つとしてテレビの仕事、特に報道の仕事はギャラが高くて儲かるから、というのがあるのでしょう。30代ジャニーズグループはファンの数やCDの売れ行きも頭打ち、演技仕事も若い子が見るような恋愛モノの主役をやるのが難しくなるし、ジャニーズデビュー組も増えてドラマ枠に押し込むこともできなさそうなジャニタレをキャスター、司会にゴリ押しして金を稼ぐのはジュリーさんとしては効率的な事務所経営の方法だと思ったのかな。
ところが前稿で述べたように、テレビ局の報道アナウンサー枠で就職する人たちが頑張って受験勉強したり、それなりに大学で勉強している頃、ジャニタレは歌やダンスのレッスンに頑張っていたわけで、アラサーで急に報道やキャスターや司会の仕事が上手にできるわけがない。せいぜいジャニーズの番組の司会がそこそこできるくらい。中居さんなんかはこれはもう司会の仕事が欲しくて関西ローカルの仕事でもなんでもやって、血の滲むような努力を何年も重ねてテレビ局のスタッフや芸人さんたちに罵倒されるようなことがあってもめげずにやってきての今があるので、今のジャニーズにそこまで根性と才能のありそうな若手ジャニはいないでしょう。それを考えると、私はMCの仕事はほんとうにそのジャニタレに合ったものだけやらせるべきだし、報道キャスターはやらせるべきでないと思う。
ところが報道の仕事から手を引いて、司会のゴリ押しもほどほどにするとなると、多数のお金を生み出さないジュニアを抱えているジャニ事務所としては収益が落ちて困ることになる。そこでどうする？
私の答えはジャニーズ事務所はSMAPの台頭以前のヲタ専アイドル事務所に戻ればいい、ということ。コンサートはセットその他に金がかかるから入場料だけではとんとんか少し赤字が出るくらいでも、グッズの売り上げでかなりの儲けが出る。昔は露出媒体がテレビラジオしかなかったけど、今はネットテレビ、ウェブ配信がいくらでもできる。
ジャニーズ独自のテレビチャンネルかウェブサイトを作ってファンに契約させてそれだけ価値のある映像作品を見せたらいい。たとえば『嵐チャンネル』みたいなの作って嵐メンバーおよび事務所がこれは見て欲しいと思うジャニタレが地上波のテレビに出ていない時間は、嵐の過去番組（SMAPだったらスマスマ、ぷっすま、スマステ、サタスマ、吾郎さんの深夜バラ、ドラマいろいろ）を一日中ず〜っと流せばいい（ファンには夢のように楽しい企画じゃない？）。たまに生番組、生配信をするとさらにグッド。ウェブ配信するにしてもできたらアベマテレビのように録画できないシステムにする方が商売としてはいいけどね。
草彅さんのYoutuberはヲタと一般どっちにも見て欲しいものだから普通のYoutubeで流すのが正解だけど、ジャニタレのチャンネルなんかほぼヲタしか見ないのに、無料配信する必要があるのかな？無料で見せるものと有料で見せるものと区別して、クオリティーの高い映像を有料で提供する、っていうシステムを作ればいいのでは？有料にするとその分事務所が儲かるわけで、地上波テレビへの変なゴリ押しを少しでもしなくてよくなるというわけ。
ネット配信は海外在住のファンはブロックされて見れないかもだけど（これもジャニーズがよければ海外でも見れるようにできる）、国内のファンは北から南までどこでも見れるし、関東ローカルの番組が見れない地方のファンには嬉しいし、特に露出が少ないグループやジュニアのファンにとっては有難いものだと思う。
SMAPの台頭の裏には、90年代の終わりから2000年代のはじめにかけてはネットがまだそれほど発達してなくて、テレビが一般人のエンターテインメントの中心で、SMAPはスマスマといいとも、フジやTBSの連ドラ、Mステ、FNS歌謡祭、TBS局なんかの歌番組、そしてテレビCMなんかを軸としてテレビで大成功した。SMAPは歌なんかそれほどうまくないんだけど、テレビタレントや連ドラ俳優としては魅力とスキルがあった。
今は若い子なんか本当にテレビを見ない子も多いわけでしょ。今事務所の所属しているジャニタレはSMAPに比べてスキルが低いだけでなく、SMAPがテレビが元気な時代に活躍して得た知名度がない（なぜスマのスキルが高いかというとスマシプは特にいいともやスマステなんかの生放送を毎週やっていた、っていうのが大きいというのが私の持論）。
嵐なんかも他G（SMAP）の二番煎じではそれほどの人気は出ないわけで、売れてない頃の緩い雰囲気やコンサートがよかったんじゃないの？ジュリーさんが第二のSMAPにしよう目論み始めた時期、2010年くらいから面白くなくなった気がする。つまり、そのGやその時代にぴったりあったプロデュースをすることが大事、ということ。
SMAPがたまたま成功したからと言って、後輩くんたちまでもテレビタレントにしなくていいんだよ。もちろん地上波の影響力は大きいから、適材適所での露出は大事だしそれなりに必要。だけど、私が前から言っているように、ジャニーズの真骨頂は歌やダンス、舞台のお芝居だと思うよ。
まあむちゃくちゃ働かされてたみたいだけどアムロちゃんもテレビ露出なしで十分ビジネスが成り立ってたわけだし、若い人は知らないかもしれないけどアルフィーその他のグループもコンサート活動だけでもアーティストにも事務所にもちゃんと収益があるらしいじゃん。ジャニーズは今あるグループだけでもファンの数が多いから地上波テレビの仕事が減っても、コンサ、イベント、地上波以外のテレビやネットでうまくビジネスをやれば金銭的には全然大丈夫だと思うけどな。
ってか、ジャニタレは地上波のテレビでの仕事を欲張らないでやっていくしか方法はないと思う。なぜなら司会やバラスキルの高いタレントはとても少ないから。キンキあたりはトークなんかもうまいと思うけど彼らはどちらかというとテレビのバラより舞台や音楽をやりたいんだよね。
ファンは地上波のテレビにそれほど出ないことをネガティブに捉えないでポジティブに捉えていいんじゃないかな。地図の３人は地上波テレビ干されてネットテレビで「ななにー」やってるよね。生放送っていうのと独特の緩さが地上波と違ってて地上波が恋しいこともたまにはあるけど、とっても楽しい。コントもコントの脚本書く人がスマスマの人みたいに優秀じゃないけど、これは優秀なコント作家をリクルートすれば解決できるわけで、ネットテレビ自体のデメリットではない。
というわけで、私はジャニ事務所はヲタ専でファンを大事にして運営をすることをおすすめします。地上波じゃないテレビやネットを効果的に活用して。地上波じゃないテレビやネットなんて、以前にはなかった貴重な露出媒体なんだよ。２軍、３軍のジャニタレに無料配信やらせるんじゃなくて、もっとかっちり作った映像や過去映像なんかを有料で配信することを考えても、ってこと。今は違法無料動画でしかジャニタレの番組を見れない海外のファンにもちゃんとお金を取って配信したり、字幕付き公式DVDを売ったりすればいい。
まあ、SMAPと飯島さんを失ったジャニ事務所は斬新な新しいアイデアを形にしていくっていう勇気と自信に欠けてるからあんまり期待はできないけど。上二人を自由にしてSMAPを復活させて、後追いしたり、ジャニ事務所がSMAPにお願いして何らかの形でコラボや共演させてもらったり、っていうのはありかも。他のジャニタレのファンの人はこれ読んで腹が立つかもしれないけど、このブログはスマヲタブログだからw
これ読んでムッとしたジャニヲタの方がするべきなのはやっても何のためにもならないSMAPやスマヲタの中傷ではなく、自担のタレやGに合うような企画を考えてジャニタレのラジオやテレビ局宛にサジェストすること、そこまでいかなくても、これが面白かった、これはつまらなかった、こういうのをやって欲しいなど感想や要望をじゃんじゃん送ることだよ。それがあればテレビ局スタッフやタレントさんだって少しは要望と取り入れることを考えてくれるかもしれない。一人じゃなくて、何人かファンの人が集まって集団で要望を出すのも効果的。あと、そういう新しい企画のアイデアをゲットするには、自担の番組やコンサ、イベントだけでなく、他の舞台やミュージカル、イベント、番組なんかも幅広く鑑賞したりたくさん本や記事を読んだりしてネタを仕入れることが大事。
一方SMAPファンは、、、、、、もうジャニーズの縛りがなくなったらこっちのものw SMAPにはネット、コンサ、イベント、地上波テレビのどこにも無限の可能性があるよ!!!!! 今は、とにかく５人を応援する。金がある人は金を使うw 金がない人はただで見れるテレビやアベマを見てSNSで発信する。SMAP由来のところにいったりしてブログやツイで発信。とにかく事務所が消そうとしているスマをアピールしていこうやw そのうち嬉しいニュースもきっと来るから(^^)
Yumey
追記：直近でアメリカ行った時、ミュージカルで『ハミルトン』ってのを見たんだけど（内容を知りたい人はググって）、ああいう歴史劇をヒップホップ/ラップでやるみたいな、その手の、アイデアの斬新さ、みたいなので話題を作っていくべきだと思う。新しい地図もSMAPがやってた「非常識を常識にする＠中居」路線でいろんなことやってるんで、頭の古い人はついてこれないんだけどこれぞSMAPなんだよね（まあ、その割にスマも地図もは従来型のエンターテインメントも提供してた、してるわけだけど）。