#河瀬直美 監督が助監督に仕込み映像を撮らせて、NHKが五輪反対派を貶める捏造報道をした問題

河瀬直美監督の助監督の島田角栄さんが演出満載のインタ映像を撮ったのを、NHKが映画を撮影している河瀬直美監督を追いかけたドキュメンタリーとして流した番組に出てきたワンシーンが問題になっているわけですよ。

なぜか撮影場所はデモが行われた新宿代々木から遠い、台東区清川、玉姫あたり、つまり今は南千住と呼ばれている元日雇いのオッチャンたちが住んでいるドヤも多い山谷地区。

男性の自宅でもなく、あのへん外に椅子が置いてあるカフェなどもあるのに「公園」でインタ。

そしてここが今注目の的になっているんだけど、インタの前に白いレジ袋が男性の荷物と一緒ではなく島田氏の荷物と一緒に置かれている。

インタがはじまると男性の手には「蓋が開いていない」缶ビール(キリンの一番搾り)。それもラベルがはっきり視聴者に見える角度で持っている。そして男性はインタの間、缶ビールの蓋を開けて飲むこともなく、インタの後、同じ銘柄の缶ビールを島田氏は白いレジ袋に入れて持っている。

つまり、缶ビールを演出用の小道具として持たせて、ビールを男性に謝礼にあげることもなく回収したのかしら?

有能なネット民が指摘してるけどお金に余裕のないオジサンは、缶ビールのようなアルコール度が低い割に高価なお酒は自分では買いません。自分で買うならストロングゼロ、カップ酒、安めの発泡酒だそう。昼間から公園で酒飲んでるちょっとだらしないオッチャン、みたいに演出しようとしていたんじゃないかと思うけど、小道具にオッチャンたちには高級品の缶ビールを使っている、インタの間蓋を開けてない、さらに同じ種類の缶ビールを島田氏がインタ終了後レジ袋に入れて持っている、っていうのが明らかになっている点で演出見事に失敗w
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男性は「金を貰ってデモに行ったことがある」って言ってるんだけど「反五輪のデモに行った」「反五輪デモの主催者から金を貰ってデモに参加した」とは一言も言っていない。

NHKの河瀬直美映画撮影を追いかけたドキュメンタリーが年末に放送された後、NHK捏造騒動が問題になってNHKのスタッフが1月に再び男性に取材したところ:
「男性が撮影当時、「過去に(五輪以外の)複数のデモに参加したことがあり、金銭を受け取ったことがある」「今後、五輪反対デモにも参加しようと考えている」といった趣旨の発言をしていたことが判明」
ソース:(朝日新聞デジタル版)https://digital.asahi.com/articles/ASQ196WCCQ19PTFC004.html?iref=pc_ss_date_article
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NHKもアホやけど、河瀬映画撮影チームは何でまたこんな仕込み映像を撮ったの?
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私が思うには、河瀬直美さんって映画の専門学校を卒業してからずっと映画業界で映画を撮っていた人で、私たちの多くが普通に経験している会社や団体や役所、公立の学校勤務、ってやったことないのよね。社会人として会社や役所勤務、公立学校の先生やった経験があったら、この40年くらい右翼の自民党政権にボコボコに叩かれて骨抜きにされてはいても「労働組合」というものに接する機会があると思うの。企業の組合なんて、特に若い社員には組合はあんまりいいことしてくれる、って感じはしないだろうけどさ。

ところがそういうわけで河瀬さんは社会人としてお勤めしたことがなく、映像関係の人が仕事をするテレビ局やその下請けの製作会社で正社員として働いたこともないわけでしょう?ウィキで経歴を見ると。

だから会社勤めをしたことがある人だったらふつうに持っている一般常識や組合についての知識が欠落しているのでは?

何でこんなことを言っているかと言うと、河瀬さんは「反五輪の会」とかおそらくかなり弱小だと思うけどそれなりの団体があるのに、そこに正式に取材することもなく、盗撮みたいなことをしていた、って聞いたから。それが2019年の11月。そして去年の夏に新宿で反五輪のデモが開催された時は、部下の撮影スタッフをスパイのような形で送りこんで、河瀬スタッフは「名乗りもせずに賛成の声もありますがどう思いますか」みたいなことを聞いていた、と。しかも反五輪の会の人たちは、これを複数のデモ参加者から聞いたと仰っています。

で、私が言いたいのは河瀬氏は「何で『正式に』反五輪の会に連絡して取材をしないの」ってこと。

河瀬監督は東京五輪の正式な映画をIOCから依頼されて、JOCが金を出して、私たち国民の税金も使って撮影してるわけよ。

東京五輪は菅首相頭おかしいんじゃない?って思われるくらいコロナ患者が爆増している時期に「緊急事態宣言下」で決行したわけ。天皇さんだって国民のことを心配して「心配しているお気持ち」を表明したわけじゃん。

結果マスコミの調査でも確実に半数以上の日本人は五輪開催に反対だった。

住んでいたアパートを追われたお気の毒な住民の方たちとか一部の少数派が反対していたわけではなく、まともな頭を持っている人ならふつうに反対したイベントだった。

つまり河瀬監督が撮っている映画には反対派の言っていることも「正しく」反映させなければいけない。

だから「どうして反対派に『ふつうに』取材をしないのか?」って私は尋ねたいわけ。

また反五輪デモを撮影するにしても、名刺を渡して自己紹介をして「撮影させていただきます、よろしくお願いします」って断ってから撮るのが「社会人として」「最低限の」礼儀。河瀬さんがふつうにこれをしない、しなくてもいい、と思っているのは、上記のように会社や団体という組織の中で仕事をした経験がないからではないでしょうか、つまり世間知らずで、ある部分、基本的な社会的常識が欠落。

反対派にはもちろんさまざまな人がいて、天皇さんもおそらく間違いなく反対だったし、知識人や、子供の感染を心配するふつうのお母さん、医療従事者の方々、いろんな人が反対していた。

一方、自民党、特に安倍一派に加えて、自分の会社が五輪の仕事を請け負っている人たち、食や設備の提供、バス会社など選手の方たちなど搬送担当の会社勤務の方たちは賛成派。五輪がないと仕事がなくなって会社の経営が危機的状況に陥るかもしれなかったわけだし。

私がよく参考にしている佐藤章記者はYouTubeでもともとスポーツマンでオリンピックは大好き、それでも今回は反対したと仰っています。

私はSMAPファンだし、もともとSMAPが応援していて新しい地図に引き継がれたパラサポ支援のこともあり、3月まではまだワクチンが間に合ってそこそこ安全に開催できるかも、という希望を捨てていなかった。私がはっきり反対に回ったのは6月ですよ。

河瀬直美監督は上記のNHKのドキュメンタリーで「反対する人は人としておかしい」というコメントをしていて、つまり天皇さんも含めて反対した人たちは「人じゃない」って、偏見のありすぎる考え方。
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こうやって考察を進めてくると、河瀬直美さんは東京五輪の公式映画制作の統括監督としてはふさわしくないでしょう。

河瀬監督は公園の男性の捏造インタの顛末を明らかにして、五輪反対派の方たちに反対派を貶める作為的な映像を撮影しようとしたことを謝罪し、この映画の統括監督として辞任するべきです。

撮影した映像は提供できる分だけJOCに提供して、JOCが新しく作った映画制作チームが、ふつうの「記録映画」として作り直せばいい。

河瀬直美さんが誠実な謝罪、辞任をすることで、彼女を再度見直して将来的に彼女の作った映画を観に行く人たちもいるのでは?

このままでは「捏造監督、河瀬直美」のレッテルがこの先ずっと貼られてしまいますよ。

追記:ちょっと調べればわかりますが、河瀬直美監督は安倍昭恵さんと昵懇です。安倍夫妻のアシストは近年の河瀬さんの映画制作のお金集めにとって大事だったはず。東京五輪の映画制作の仕事も、大阪万博の仕事も安倍夫妻の力があってこそだったのでは?河瀬さんの五輪反対の人たちに対する敬意のない態度は、安倍昭恵さんの仲のいいお友達であるという事実と無関係ではないでしょう。

Yumey

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