ココカラ、ハジマル:『新しい地図』—- NEWSMAP

9月9日のSMAPデビュー26周年の記事は諸々の事情で上げられませんでしたが、そうこうしているうちに嬉し過ぎるサプライズがありました。

退所したSMAPの3人のファンクラブ設立のお知らせです。

マスコミに一切漏れることなく、唯一SMAPとSMAPファンを丁寧に取材してジャニーズ事務所の圧力でスポ紙の記者はけっして載せないような記事を去年から書いてくださっていた朝日新聞の滝沢文那記者(どうでもいいことですが男性です)だけに託した22日未明のネット記事で、ファンクラブの公式ウェブサイトがいち早く紹介されました (その後のスポ紙記事は全部後追いです)。ファンがSMAPへの思いを届けるために広告を載せた朝日と東京新聞を選んで、「お返し」の全面広告も載せてくれました。

つけられたタイトルは「新しい地図」。
「New Map」。
でも画面をよく見ると北・東・西を示す「NEW」が反転しているのに対して「南=S」はふつうにこちらを向いている。
やっぱりNEWとMAPの間にSが入ってNEW 「SMAP」?

動画では国籍、人種、性別、年齢に関係なく世界各地で前に向かって歩いている人たちの後ろ姿がカッコいいアフリカっぽいパーカッションをバックグラウンド・ミュージックに映し出されています。
メッセージは「逃げよう。」に始まり、
「自分を縛りつけるものから。」
「ボーダーを超えよう。 」
「塗り替えていこう。」

攻めてますねー。これぞSMAP。
SMAPの歴史を辿ると時代を先取りする企画を度々行ってきいる。そんな新企画は受け取る人が戸惑うこともあったし、批判されることもあった。先陣を切って新進気鋭のパフォーマンスや作品をプロデュースする人たちへの風当たりは強い。だけどこれがSMAP。中居さんの言葉にあるように「ついて来れる人たちだけがついていけばいい」ので、既存のマンネリのエンターテインメントが好きな人、SMAPさんたちが次はどんな新しいものを見せてくれるんだろうとワクワクドキドキ楽しみでない人は無理にファンをやらなくてもいい。

このファンサイトで明らかなのは、3人がテレビ、映画、舞台などの既存の業界の媒体だけでなく、ネットやSNSを戦略的に使ってファンにエンターテインメントを提供しようとしていること。
それからグローバル化に対応していること。中国や中国人に対するアンフェアな反感や差別意識が、特にネットをする日本人の方たちの間に浸透しているのはたいへん嘆くべきこと、深刻な問題ですが、3人を叩きたい勢力(ジャニーズ事務所もネット工作員を雇っているのかどうかは知りませんが)はネット民の中にある反中国の感情を利用して3人が業務提携をしてマネージメントをしてもらう会社のトップ、飯島元マネの批判をしています。
ソースはネットで得られた彼女が関わっていらした会社の業務内容ですが、飯島さんが中国関連のお仕事でこの1年半特に興味を持っていらっしゃったビジネスの一つは、現在海外では無許可でアップされた動画や違法にコピーした海賊版のDVDなどでしか見れない日本のドラマなどの映像作品、その他のソフト・コンテンツを著作権もきちんとクリアして海外に商品として提供する、というビジネスです。中国のファンもアメリカやフランスのファンも、ファンであれば正規の字幕付きのDVDをお金を出して買いたいのです。しかしそれができなかった。それができるようになれば、SMAPや彼らの会社にもお金が入るし、海外のファンは特典付きの綺麗な画像の映像作品も楽しめ、またSMAPさんたちの「光熱費」も払うことができてウィンウィンなのです。海外に日本のソフト・コンテンツを正規ルートで提供することは、もうこの20年近く海外で人気のJ-popコンテンツの海外への拡散、輸出の促進、違法コピーの規制という点からも大事です。
SMAPのファンは全世界にいます。サイトは、英語、フランス語、中国語、韓国語でアクセスが可能になっています。フランスにもJ-popファンは多いのですが、人口的には中南米の方が多いと私は思うので、将来的にはスペイン語でもアクセスできるようにしたらいいと思います。また、海外在留日本人、すなわち学生、社会人、駐在員のお連れ合いでSMAPのコンサートの時は必ず帰国して参加するファンも結構な数なので、彼女たちが日本の家族や友人の住所を借りたり振り込みを頼んだりせずファンイベントに参加できるのもありがたいことでしょう。
SMAPのファンの方たちは3人が信頼してマネージメントやプロデュースを任せている飯島さんが海外の企業と協力して業務を進めていくにあたっておかしなことをするかもと疑ったりはしないと思いますが、世界各国のファンが正規にファンクラブのメンバーになるのですから逆に、もしファンクラブのお金の管理が杜撰だったり、会社が中国に限らず日本も含めてどこかの国の政府と政治的に関わっていたりすれば、日本の中でだけで揉み消せない国際問題になりますから、会社もファンもグローバルである点で既存の芸能事務所以上にコンプライアンスを遵守すると思われます。

ファンはこの1年半悲しい思いばかりをしてきました。吾郎さんはこれからファンが感じているロスを「埋めていきたい」とおっしゃっていました。サイトの動画は約10日しかかけず、突貫工事で撮ったとのこと。香取さんのスマステが、おそらくジャニーズ事務所の圧力で23日に最終回を迎えるので、私たちの悲しい思いを半減させるためにスマステラストの前にファンクラブ設立を発表してくれたのでしょう。3人の弁護士さんがおっしゃっていた通り、「本人の意思だけではどうにもならないこと」もありますが、SMAPさんたちは、できる限りファンに寄り添おうとしてくれています。
3人の退所とファンクラブ始動でSMAPファンにとって全てが変わったのです。
楽しさと思いやりに溢れた新しい世界に突入。
私がブログのタイトルに「ココカラ、ハジマル」を選んだのは全くの偶然ですが、SMAPとSMAPファンの第2章が「ここから、はじまり」ます。

追伸:ファンサイトの動画では「青」っぽい服を着た人と「赤」い服の人だけちらっと振り返っていますね。どういう意味があるのでしょうね?w
そういえば「白」いヘルメットも何となく見たような….

By Yumey

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です