去年の秋から急にはじまった嵐を海外に売っていこうとする藤島ジュリー社長の新しい方針は東京五輪に関連したものだったのでしょうか?
ブルーノ・マーズさんの嵐への楽曲提供もその名残りなのかな?
でも嵐に英語で歌わせるという方針は嵐のファンの方たちには概して不評ですよね。
松潤さんは英語のお勉強もされていた(?)のかもしれないけど概して嵐のメンバーはスケジュールが忙しかったとはいえ英語や洋楽に強い興味を持っていた感じはしません。ジャニーズでも山Pさんなんかと比べるとよくわかる。
英語の歌もカッコいい英語の歌を日本国内向けに売っていこうというならまだわかる。だけど、発音なんか問題にならないほど、たとえばミーシャさん並みに歌がうまいならともかく、歌唱力もイマイチで母国語じゃない英語の歌を「海外向け」に売っていこうというのはあまりにもトンチンカンな方針(大野さんは上手いのかもしれないけどV6坂本さんのような声量がない。大野さんもちろん「ジャニーズの中では」上手いですよ。あとアイドルとしての人気は歌やダンスの上手い下手に比例しません。比例するならV6の人気がSMAPや嵐より下ということはありえません。だから嵐の歌がイマイチでもそれほど気にしなくていいんだけど、英語で海外向けに売っていくには無理があるということ)。もちろん嵐さんたちが悪いわけではなく、この方針を採用した藤島ジュリー社長の責任です。
私は見なかったけど先日の日テレの歌番組では嵐は英語曲でなく「君のうた」を歌って、嵐ファンの方々にはとても評判がよかったみたいだし(一般にはイマイチ浸透していないとしても)、中居さん司会の「音楽の日」(これは私も見ていました)のピカンチやハダシの未来という選曲は非ヲタの実況民も懐かしがっていて大成功だった。
つまり、テレビ局は藤島ジュリー社長の意向に忖度するフジテレビ以外は、嵐ファンも一般視聴者も英語曲など求めていないことをよく理解して曲を選んでいるということだと思う。
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私は嵐の悪口ばかり言っているように見えるでしょうが、私自身には嵐の魅力がわからないけど、嵐はヲタ専アイドルとしてはとても優秀だと思っています。嵐は歌に関しては藤島ジュリー社長はもっと上手に売っていけたはずだと思う。なぜ嵐の曲がイマイチ浸透しなかったのか?
一つは、シングル曲を出す間隔が短すぎて一曲が一般に浸透しないうちに次の曲が出るという時期が長期にわたっていたこと。これは曲をたくさん出して、一つには楽曲数、総売上数でキンキSMAPを抜いて一番にしたい、また、シングルを多発することでファンに次から次へと楽しみを与えて既存のファンを繋ぎ止め、新規ファンを獲得したいという藤島ジュリー社長の希望に沿っていたのでしょうか?
それが仇となって嵐の曲でSMAPトキオV6キンキのように誰にでも知られているヒット曲を作るチャンスを逃したのでは?
さらにこのごろの嵐の曲はタイアップが凄く多かったイメージ。「夏疾風」は高校野球、「ブレイブ」はラグビー、「カイト」は五輪。タイアップすることで曲も嵐ももっと、もっと売っていきたい、ということだったのかもしれないけど、もともと嵐に高校野球やラグビーや、もっと根本的にスポーツのイメージがないし、嵐のメンバーで中居さんや亀梨さんや手越さんのように特定のスポーツが死ぬほど好き、というのも聞いたことがない。「夏疾風」なんかふつうにいい曲なんだから、タイアップせずに地道に売っていったらもう少し広く一般に聞いてもらえたような気がします。
次に嵐はコンサートの演出が大掛かりで凄いという点で有名ですが、その割にはふつうの大型歌番組での演出がイマイチ、というイメージ。高層セットの上でパフォーマンスをしたり(安全面から中止になったけど)フライングをしようとしたり、何年か前までは紅白でお金をかけて凄いセットで嵐の演出をしようとしていたと記憶していますが、この3年(?)くらいなぜか紅白でもあっと驚くセットを作らなくなったのはなぜなのでしょう?(「嵐はセットは凄いけど…..」みたいな批判が嫌で止めたの?)
また嵐はふつうの兄ちゃん風のカジュアルなイメージをキープしたいから(?)なのかどうかしらないけど、地味なジャンパーみたいな衣装だったり、なぜもっと衣装とセットに凝らないのか?と大型歌番組を見ていて思ったことが結構あった。まだ草なぎさんが司会していた頃のFNSでジャニーズ総出で出てた時みたいにあんまり派手派手でもイマイチなんだけど、このごろの嵐の衣装はもう少し派手にしても、と思うことが少なくなかった。
ポイントは衣装、セットを大事にしつつ、一回一回の歌番組でのパフォーマンスを大事にていねいに行って視聴者に歌を届けるということ(嵐としては頑張っているのかもしれないけど)。
歌を大事に歌うということを考えたら司会と演者の両方をやるのはあまりよくない。SMAPもそうだったじゃん、というかもしれないけど、中居さんはスキルと場数が違うし、草なぎさんのFNSはむちゃくちゃ長くなくて長い時は2回に分けていたような。あと、紅白ではSMAPが大トリを頼まれた時は中居さんは司会してなかった。SMAPは大トリじゃなくて最後から2番目のトリだったことは一回もない。中居さん司会の時はSMAPは一演者として歌うだけだった。
これも藤島ジュリーさんの歌のパフォーマンスへの理解がないことが原因だと思うけど、司会を特に生放送で長時間やっていると自分が歌う時に声も枯れてしまってベストのパフォーマンスができない、というのがふつうだと思う。嵐の曲が素晴らしいことを一般に印象付けて浸透させたいなら司会をさせることがいいことだったのかどうか甚だ疑問。
しかも櫻井さんも相葉さんも生放送での司会全然上手じゃないし(ついでに言えば関ジャニ村上さんも癖がありすぎて彼の司会は私は嫌い。マツコさんとの夜更かしはいいのでは?私は興味がないから見ないけど)やらせればやらせるほどアラが目について果たして該当メンバーため、嵐のためになっているのかどうかも疑問。今のジャニーズでそれなりに及第点の司会ができそうなのはイノッチさん、国分さん、あと城島さんあたり?キスマイの北山さんとABCZの河合さんがどのくらいできるのかはまだやってないからわからない。ただイノッチさんは華がない、国分さんは不人気、城島さんはイノッチさんも国分さんも、また村上さんもだけどグループそのものがSMAPや嵐ほど人気がないという点で大型番組の司会としては座りが悪いという問題がある。
歌番組でもその他の番組でも司会をやることで番組のいろんなことをタレントといえども少しなりともコントロールできるようになるし、中居さん司会の時はSMAPはそれなりに優遇されるからMCへの抜擢は所属グループにとってはもちろん有利なんだけど、スマヲタの多くは司会してる中居さんと歌って踊ってる中居さんのどっちを見たいかと言えばそりゃ後者だよね。
嵐と藤島ジュリーさんの場合、藤島ジュリーさんはテレビ局に嵐を優遇させる絶対的な力があるわけだから、無理して嵐のメンバーや他のジャニタレに司会させなくても、ふつうに嵐を特別扱いしてもらえばいいだけのことでは?
SMAPの場合はどっちかっていうと中居さんが司会やりたい、ってのもあったけど、TBSや紅白も中居さんに司会をやってもらってSMAPに番組をサポートしてもらうことで視聴率を少しでも上げたい、っていうのがあったんだと思う。嵐は番組がサポートできるほどの人気はもうない。嵐を出すことで視聴率が上がった時期も3、4年くらいはあったとは思うけど。
次に嵐の問題点はFNSに出た時口パクの予定が音響機器に不備があって生歌になって超絶下手だったのがトラウマでその後何年も口パク、ヘビーな被せだったこと。これも藤島ジュリー社長の方針だったと思う。口パクGと言われ続けてようやくジュリー社長も考え直したのか誰かが入れ知恵したのか、最近は(軽い被せで?)生歌風も多くなった感じ。
SMAPは自分の冠のスマスマの歌ライブではメンバーによっては口パク被せも多かったけど、大きな歌番組ではソロの部分は結構頑張って生歌のことが多かったと思う。特に木村さんは生歌がほとんどだったような記憶だし、マイクがオンになってないとかバラエティーで言いまくっている中居さんも実は生歌が多かった。だからSMAPは歌下手と言われ続けてきたんだけど、下手でも彼らは生歌で一生懸命歌うから伝わるものがあったんじゃないかな。
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話を戻して、どうして藤島ジュリー社長が嵐に英語の歌を歌わせてあと4ヶ月もないのにほぼ成功しそうにない「海外進出」をさせようとしているかというと(ってか、嵐は日本語のいい歌を日本語で歌った方が海外進出にはよっぽどよさそうだけど)、それはもちろんSMAPにできなかった偉業を嵐にはさせたい、そうすることで「飯島ざまあ」ってやりたいからだよね。
でもさー、嵐はジュリー社長だけのものではなく、メンバーや嵐ファンでと共有するべきものでしょう?ネットの書き込みを見ても多くの嵐ファンは英語曲で海外進出してSMAPにマウントを取るとか、全くどうでもいいことと思っている様子が見えるよ。
もう時間が限られているのだから、ジュリーさんも最大限嵐のファンに寄り添ってメンバーのスケジュールを考えるべきじゃないでしょうか。
Yumey
追記:そうこうしてるうちにSMAPさんたちは私なんぞの想定の斜め上をいく形で世界に進出しようとしているんだよね、というわけで次の投稿に続く。