ジャニーズと紅白

少し前の投稿でジャニタレのキャスターについての意見を書いたけど、今日は、ジャニタレの紅白出演について書きます。

いきなりだけどそもそも紅白そのものがかなりダサくない?

紅白って20年くらい前までは、紅白に出るのが歌手としての勲章、みたいなところがあって、紅白に出るか出ないかでギャラも全然違ってきたりして、紅白に出れるってことで感涙ものだったんだよね。

一方、ジャニタレ、って郷ひろみさんもたのきんトリオも少年隊も光GENJIも人気はあっても芸能界での地位は凄く低くて、SMAPが人気が出てきた90年代の半ばから後半にかけてもジャニタレもジャニヲタも世間一般からはバカにされてて、高校生や二十歳くらいの若い子だったらともかく、社会人や20代の半ば以上の女性はジャニーズのファンなんてとても公言できる雰囲気ではなかった(今だって弁護士さんや大学教授はジャニーズファンってホントはファンでも言わないんじゃないの?)。

ジャニタレが芸能界の中でも世間一般からもバカにされてる、っていう背景があったからジャニ事務所としては権威のある紅白にジャニーズGを出したり、中居くんが司会に選ばれて立派にやりとげたりしたのが大事だったわけ。

2000年以降はジャニーズを取り巻く状況も、紅白の位置付けも変わってきた。まず、SMAPの人気が飛ぶ鳥を落とす勢いで、メンバー単体でもSMAPを出しておけば視聴率がぐんと上がるいう状態だった。一方紅白の権威も視聴率も昔とは比べものにならないくらい落ちていた。ってことは、SMAPとしては紅白に出るメリットはそれほどない、だけどNHKとしては視聴率確保のためにもSMAPには出て欲しい。まあそんな状況でももともと地位の低かったジャニタレが演歌の大御所がやっていた大トリをやるっていうのは大ニュースだしもちろんとても光栄なことだった(NHKの『プロフェッショナル仕事の流儀』でも香取さんが言ってたように、彼だけでなく5人とも「国民的」になっていくにつれての責任やプレッシャーに凄く悩まされてはいたんだろうけど)。

にしても、2000年代の半ばにはSMAPが紅白に出るメリットはそれほどなくなっていた。昔からお世話になってきたNHKへの義理とSMAPが出ることによって後輩のTOKIOがバーターとして出してもらったり、若い後輩をNHKのドラマなんかに起用してもらうために「出てあげてた」という面が大きい。

で、問題点としては、これはSMAPファンだけじゃなくて他のジャニーズGのファンも感じていると思うけど、いろんなジャンルの歌手の人たちが次から次に歌う紅白で不満なのは、まず、一曲かせいぜいフルコーラスじゃない二曲のメドレーしか歌わない、ってことと、ステージ演出がジャニーズとしてはイマイチ。SMAPを出しておくと途中での視聴率低下を防ぐのに役に立っていたのか、ちょこちょこ手伝いをさせたりしてたけど、ファンとしてはどっちかっていうと5人のMCトークみたいなヤツの方が嬉しいわけで(もちろんそういうのは紅白には不適当)、あんな感じで使われても、っていう思いを抱いたファンも少なくないと思う。そして、SMAPに限らずジャニーズのファンも同じような感想を持っている人は少なくないのでは?

つまり何が言いたいかというと、SMAPファンも含めてジャニーズファンは、紅白よりもどっちかっていうと、素敵にセットされたステージで、ジャニーズGが2、3曲バッチリ歌うのが見たい、Gのメンバーたちや先輩後輩と絡んだりするトークが見たい。

紅白を通じて一般向けにジャニーズGを紹介するのは事務所の宣伝として必要だろうから「売り出し中」みたいなGを2、3組出すのはいいとしても、6組も出すとかバカげているような。紅白出場Gは浜崎あゆみさんみたいにトップバッターとは言わないけど早めに終わらせて(NHK的には嫌かもしれないけど)長めのカウコンを裏のフジテレビでやってくれた方がず〜と嬉しくない?

紅白にジャニタレを出したがるのは、今では90歳を超えているメリーさんが昔の人で、ジャニタレの芸能界での地位が低かった歴史もあって、自分の贔屓のGが紅白に出ているのを見るのが嬉しいからじゃないかな。

私はSMAPファンとしてSMAPが素敵に輝く演出で彼らのテレビでのライブパフォーマンスを見ていたい。だから、テレビ局や番組や媒体は問わない。けど、スマスマの歌ライブはセットが素晴らしかったし、きくちプロデューサーが手がけていた往年のフジテレビのFNS歌謡祭のコラボなんかはライブ感がよかったし、とても楽しかったよね。

パリピアがジャニーズを退所して、ジャニ事務所の嫌がらせで地上波から干されたこともあって、AbemaTVで月一の新番組『ななにー:新しい別の窓』がはじまったわけだけど、この番組での歌ライブのクオリティーが高いのはとても嬉しい。歌ゲストも、一回目がゆず、その後、ぼくりり(ぼくのりりっくのぼうよみ)くん、水曜日のカンパネラのコムアイさん、など面白い人たちで、トークの時間もたっぷりとれて、コムアイさんの時は特にステージセットが素晴らしく幻想的な演出に成功。こんなに秀逸な歌ライブを演出してくれるんだったら、ネットテレビの視聴者側にはネットテレビだからといってデメリットはほぼない。ファヤースティックやアップルTVを使えばテレビの大画面で見れるしね。(ちなみに6月24日にななにー再放送だそうですよ。)

もちろん、曲を売っていくためには紅白を含めた大型歌番組に出てファンだけでなく多くの人たちにまず曲を聴いてもらう必要がある。地上波からほぼ干されている今のパリピアにとって紅白出演はメリットが大きいと思うけど、Mステや民放の大型歌番組に出まくっているジャニーズGにとって紅白出演ってそんなにメリットあるのかな?

紅白司会も紅白出演と同じで古い頭の人がこだわってるんじゃないかって思う。上に書いたように中居さんがその頃バカにされていたジャニタレとしてはじめて紅白司会をしたことにはかなり大きな意味があった。だけど、最近V6イノッチさんや嵐の相葉さんが司会をしたからといって彼ら自身にもジャニ事務所にもそれほどメリットがあったとは思えないし、NHK側としてもジャニタレを司会に使ったからといって視聴率が上がるわけでもないと思うけど。嵐のファンの人数もおそらく実質30万人以下だろうし、一グループのファンの数としては多いけど、テレビ視聴者全体からするととても少数。

要するに、ジャニタレの紅白出演や司会はジャニーズにもNHKにもそれほどメリットはないのではないか、だったら紅白にごり押しして一般に反感を買うより、「スマスマ」や「ななにー」の歌ライブのような凝ったセットや演出で、ジャニタレや一緒にコラボするアーティストなんかをかっこよく話題になるような斬新にプロデュースすることに力を入れたらどうでしょうか、って言いたいわけ。

椎名林檎さんの『華麗なる逆襲』とつよぽんのドラマの『銭の戦争』は歌とドラマが凄くリンクしてて、CMでも『Dear Woman』を使ったTsubakiのCMなんかは特に注目されたけど、そういうタイアップも丁寧にプロデュースする努力をしたら話題になってそれが人気や売り上げに繋がるのでは?紅白に何組もジャニーズG出しても、出ているGが多すぎて埋もれてしまって話題にもならないし、ぶっちゃけセットもイマイチで例外はあるにしてもせっかくのタレントさんがそれほど素敵に見えない。

私はジャニアンチの立場からジャニタレの紅白出演を減らして、司会ももうやらせないでいいんじゃない、って言ってるわけではないのですよ。度が過ぎるジャニタレのごり押しでジャニーズアンチの人たちが一般の人たちの中にも増えているし、司会をさせるんだったらスキルがあって、その年にジャニーズ内だけでなく一般の間でも話題になって、紅白という重みのある場所にふさわしいタレントさんじゃないと。イノッチさんがあさイチを卒業して紅白司会をする理由がなくなってしまったし、中居さんも今さら紅白の司会をする理由がないし、ジャニタレの不祥事が多かった今年はとりあえずジャニタレに司会をさせないことがNHKにとっても事務所にとっても一番いいと思う。

Yumey

娘さんデビュー私見(SMAPとあんまり関係ないです)

私の疑問は「芸能人ってそんなに幸せ?」っていうこと。高校しか行ってない容姿端麗の人がお金持ちになろうと思ったら、一か八か博打打つみたいな感じで芸能界でやってみたいと思うのはわかる。あと、芸能の分野にしか向かない人も少数だけど存在する。私の小さいころの友人の男の子で、この子はもう喋りだけが取り柄で男の子なのにミュージカルみたいなパフォーミンング・アーツが大好きで、普通の仕事には絶対向いてなくて、高校出て一度就職したけど今は落語家になってる。だけど、お勉強もよくできてそこそこいい大学に入れる芸能人の子供たちが二世芸能人になるのってそんなに幸せなことなのかな?

今回デビューした木村さんの娘さんはまだ15で、モデルって言ったらミランダ・カーさんとかこないだAbemaTVのななにーに出ていたアレクシス・レンさんとか超有名はモデルのライフスタイルを想像してるんだろうけど、あのレベルのモデルさんたちって容姿と何より「運」に恵まれたほんの一握りの人たち。大多数のモデルさんはそれこそロンバケのミナミがやってたようなモデルの仕事をしているわけでしょ?
芸能人もモデルも浮き沈みの激しい仕事だし、キムタクの娘っていうことで性的に搾取されることは回避できても、木村家の知名度やお金目当てに寄ってくる男性も多いだろうし、芸能人に巧妙にドラッグを勧める輩もいるし、何より文春その他マスコミに付け狙われて心を傷つけられるような報道をされやすい。

私が思うのはそこそこいい大学に行けるレベルだったら、何で普通じゃダメなんだろう?ってこと。キャリア・ウーマンになるにしても専業主婦で家庭を大事にしてボランティアなんかを通じて社会に関わっていくにしても、芸能人になる方がそういうある意味「普通」の人生よりハッピーかと考えると一概にそうとは思えない。

このブログの「娘デビュー」シリーズの最初で言っているように、娘さんにはとりあえずあと2、3年しっかり勉強して、アメリカのいい大学に行って、先入観に捉われず、「キムタク」「工藤静香」関係なく自分はどういう人間なのか、どんな仕事をしていったら本当にハッピーになれるのか、しっかり考えて自分の道を歩いて欲しい。木村さんは自分にとって有利とか不利とか一切考えずに、娘さんの幸せを願っていると思う。

山口百恵さんなんかはお金持ちかもしれないけどずっと普通の奥さんをされているわけで、ご本人がそれが嫌だったら芸能界復帰をされたでしょうから、そこそこお幸せなのでは?木村さんのお嬢さんたちの場合、赤字になるような企画、事業、投資をしなければ、両親が生存している間も様々な形で両親の資産の恩恵を受けられるだろうし、私見だけど贅沢な生活をするお金があれば専業主婦って悪くないライフスタイルだと思う。ボランティア活動なんかで社会貢献もできるし。

音楽の世界で活躍したいって思っても、これはもう才能がないとダメなんだよね。クラシックの演奏家として成功する人も、ゴマンといる音楽従事者の中でもホンの一握りだし、作曲家も曲がよくないとゴマカシきかないし。私のアメリカ人の友人のお兄さんは若いころ凄く期待されてたピアニストだったけど、自分で売り込むのが下手だったこともあって挫折。もの凄く落ち込んで悩んだ末に、音楽プロデューサーとして活路を見出して、長い間の努力の末今はプロデュースの仕事が評価されたりしてやっと古傷が癒えた、ってところかな。

もし娘さんたちがプロデュースや裏方でやりたい気持ちや能力があったら音楽レーベルなんかで仕事をするのもいいかも知れない、って勝手に思ったりしている。彼女たちは小さいころからクラシック、ロック、ヒップホップ、J-popなどいろんな音楽に触れて育っているだろうしね。もちろん上の娘さんが著名オーケストラのフルート弾きになりたいという夢を追求するのはいいことで、やれるところまでやったらいいし、成功したら素晴らしいと思う。

下の娘さんはモデルをやりたいんだったらもう少し自分の年齢や個性を生かした仕事をするべきでは?エルジャポンの表紙やグラビアに起用してもらったのはとりあえず悪い戦略ではなかったかもしれないけど、顔も幼いし、15の女の子がハイブランドのシャネルなんか着ても「はぁ?」って感じでしょう。今本格的なモデルをやるには背が足りないし、頭もちょっと大きいし、足も長くないし、色黒。彼女の個性を生かすなら、健康的な小麦色の肌の色と日本人としてはちょっとエキゾチックに見える容姿を生かして、背景がアフリカや南洋の島(沖縄でもいいけど)なんかの撮影に使ってもらうとか?でも、とりあえずティーン向けのファッション雑誌でちょっとした人気モデルになる戦略でいくべきなんじゃないかな?ただ、若い子に受ける受けないは水物で予想がつかないから難しいよね。

欧米では目が細いアジアン・ビューティーが受けるしスタイルもモデルとしてはイマイチだから、きゃりーぱみゅぱみゅさんくらいのJ-popの世界を表に出したり、といった秀逸なプロデュースをしない限りアメリカやヨーロッパでは頭角を現すことは難しいと思う。私はマジアンチではなくて、彼女には幸せになって欲しいと思ってる。ただ現実は甘くないし、モデルをやるのが果たして幸せなのかな、っていうこと。

あと、飯島さんがジャニーズにいたらデビューできなかったなんて言われているけど娘さんに強い意志があったら、飯島さんがブロックなんてしなかったと思うよ。小さいころから可愛がってきたお嬢ちゃんたちだし。飯島さんはSMAP売るのに結構強引なこともしたかもしれないけど、私の知る限りでは中流家庭のお嬢さんとして育って、いい意味できわめてふつうの感覚を持っている人だから、木村さんの結婚も本人の意志を尊重したように娘さんが心からやりたい仕事をNGするような人じゃないと思う。

飯島さんが反対したと思われるのは工藤さんの不用意なインスタだと思う。別にインスタをやるのはいいんだけど、どんなに腹がたってもイヤミなことは我慢して言わないようにした方がいいし、綺麗な日本語で書くのは芸能人のインスタとして基本では?インスタをやるなら信頼できるスタッフさんと相談しながらやるべきだし、それが嫌ならファン向けの有料ブログで好きなことを書いていればネット民やマスコミにdisられることもそんなにないはず。芸能人にとってイメージ戦略は命。言いたいことも言えずにぐっと我慢するのが芸能人(SMAPさんたちも今回の騒動の前からずっと言いたいことも言わずに我慢してきたはず)。そう考えると、この投稿の最初のテーマの「芸能人になる方が幸せなの?」って疑問は増すばかりです。

Yumey

再追記しました:ジャニーズの報道キャスターに違和感

再追記:手越くんの記事が文春に掲載されましたが、手越くんや小山くんはやり過ぎとしても若い子は男性も女性もパーティーで盛り上がりたいのは仕方がないとも言える。私の意見としては、小山加藤のキャスターもそうだけど、事務所としてもW杯のキャスターをやらせるならこんなにスキャンダルが多いジャニタレは避けた方がよかったのでは、ということ。注目される場所で仕事をするならそれ相応の自覚と覚悟がないと。それに高齢Gと違ってNEWSはまだまだ若いし、歌が上手いメンバーもいるわけだから、「効率よく」稼げはしないかもしれないけどファン向けのイベントや番組を大事にして売り上げに繋げていく方がよかったのでは?興行は不特定多数の人が見るテレビと違うから少々素行に問題があっても許される。ライブ中のMCトークで未成年だったか知らなかったと言い訳めいたことも言わないで、手越くんの場合だったら文春報道が本当だったのか嘘だったのか言う必要もないし「お騒がせしました。心配かけてすみませんでした。これからは皆さんを悲しませたりすることのないように努力しますから」くらい言えば週刊誌を信じて離脱するファンはいたとしても、世間一般向けにはそれで済んだだろうに….テレビで目立つ仕事をしてなければね。あと下にも書いたけど、ジャニヲタが見たいのはジャニタレの素敵なパフォーマンスで、報道やスポーツキャスターしてるの見てもそんなに嬉しくない。全盛期のSMAPみたいにSMAPが出るだけで視聴率がぐんと上がるならともかく、事務所とジャニタレにギャラが入って何らかの形で電通が得する以外は誰得の仕事だと思う。
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ジャニタレの不祥事のニュースが新しく報じられています。この件については、19歳は未成年とはいえ大学生などは未成年でもそれなりに時々お酒を飲んだりしているので、ニュースになってしまったのはお気の毒とも言えないこともないですが、該当のタレントさんの一人については以前にもかなり問題のある女性へのセクシャルな行為がネット拡散されていましたよね。テレビに出演する芸能人の不祥事に対して世間は厳しいですし、テレビ局がテレビの電波使用を法外に安い値段で許可されているのも放送法に規定された放送倫理に則った放送をする義務を負ってのことですから、テレビタレントは自分の行動については普段から注意を払う必要がある。問題を起こした方々は報道の仕事に携わっていたわけですし、テレビの仕事をすることに対しての自覚が絶望的に欠落していた言わざるを得ません。

この件についての私の意見は、ジャニタレが報道番組や報道番組もどきのWSの仕事をするのはもともとお門違いではないか、ということ。

ジャニーズのタレントさんたちは若いころから日々ダンスやその他のパフォーマンスの練習に打ち込み、しっかり学校のお勉強をする時間も余裕もないと思います。大学に行ったジャニタレもいるけど、実際大学に行かれた方はよくご存知のように、文系の学部はそんなに勉強しなくても卒業できます。また、受験勉強も含めて高校や大学で勉強する内容は、第一にテレビで扱うような時事問題を考えるのに役に立つようなものではないし、第二に、日本の学校では、アメリカなどでの教育と違って自分の頭で考えて批判できるような訓練をされない。じゃあ、ジャニタレじゃなくてテレビ局のキャスターも大学ではたいした勉強してないじゃないか、ってことになりますが、少なくとも局アナは大学で将来マスコミの仕事をしたいと思って一生懸命勉強して、激しい競争を勝ち抜いてテレビ局に採用された人たちですし、テレビ局に入ってからそれ相応の知識を身につけている。

エンターテインメントの分野の芸能人は、大御所の歌手の方などもそうですが、できるだけ多くの人の好感度を得る必要がある。そのためには、議論の分かれる政治社会問題、また芸能界での問題についても自分のコメントを出すのを憚るのが普通でしょう。コメンテーターとして相応しいのは自分のスタンスがはっきりしていて、自分の意見を出すことで多くのファンを失うことを心配しなくてもいい、もともとCDやコンサートの売り上げは無関係の評論家や、率直な意見を言うことを売りにしている少数の芸人さんたちだと思います。

もともとジャニタレがドラマやバラ番組に出たのは、それがファン獲得に繋がるからでした。しかし、ニュースを読んだり報道番組でコメントをしているジャニタレを見て魅かれて、彼の所属するグループのCDを買ったりコンサートに申し込んだりする若い女性がいるのかな?少なくともV6イノッチさんが出ていたあさイチを見る限りではそのような感じではありませんでした。

嵐の櫻井さんがゼロでキャスターをはじめた時には、政治社会経済ニュースに興味のないミーハーなジャニオタが櫻井さんがニュース番組に出ることでニュースを見るようになればそれはそれでいいことじゃないか、みたいなことが言われていて、確かにそういったポジティブな効果が少しはあったことは否めない。ただ効果があったのはその頃嵐に勢いがあって、ジャニーズで報道キャスターというのがはじめてで珍しかったからで、今さら高齢ジャニーズで所属グループの活動もしていない東山さんなどをキャスターに起用したからといって、多数のジャニタレが彼の番組を見るというメリットはない。

嵐の櫻井さんに関しては、今考えてみると、お父さんが国家官僚ということを考えたら報道に関して中立であることが問われるニュース番組に出るのは間違っていた。つまり、利益相反、という問題があった。父親の進める政策を息子が批判したくないだろう、だから、櫻井さんが偏った報道をしがちになる可能性がある。それでは少なくとも建前上は中立でなければならないはずの報道番組のキャスターとしては相応しくない、ということです。偏向報道する意図がある、ないに関わらず、利益相反する場合は、そのポジションの仕事をさせない、という規範がある。財務官僚の子女は、決して銀行や金融関係の会社には就職させない、就職できないという不問律があると聞いています。誰も表向き指摘しないことをいいことに櫻井さんが報道番組に出演されていたのは大きな問題だったと思います。

あるネットニュースによると、ジュリー副社長さんがジャニタレを報道番組にごり押ししているのは、高齢のジャニタレがコンサートやドラマで活躍することが難しくなって、彼らに何らかの仕事が必要だからだとか。そんな理由で、能力がプロとしてのレベルに達していないジャニタレを押し付けられるテレビ局や視聴者はたまったものではない。嵐の番組がどんなにテレビ局やジャニ事務所が頑張っても視聴率が伸びないことを考えても、ジャニーズファンは日本の人口からしたらほんの一握りです。ジャニタレを出して視聴率が上がることはないし、SMAPの強制解散と分をわきまえないジャニタレのごり押しでジャニーズを嫌っている人も多いからジャニタレが出ている番組を避ける人も少なくない。テレビ局側としては、ジャニ事務所に恩を売ることができるという他は、ジャニタレを起用するメリットはあまりない。

だけど、ジャニーズにはジャニタレの高齢化問題もあるし、今後ジャニ事務所をうまく経営していくためにはどうするの?、という課題はある。私の提案は、競争が激しい地上波でない、BS、CS、ネットテレビを活用したら?ってこと。NHKBSでは少年倶楽部という若手ジャニの番組をずっとやっているけど、地上波じゃなかったらいろんなバラ番組や歌を中心にした番組、ドラマも作れるでしょ?ジャニーズはまだまだお金があるらしいし、事務所がたくさんお金を払ったりジャニタレのギャラを下げたりして優秀な制作会社やクリエーターを雇えるはずだから、チープでやっつけじゃない良質の番組やドラマを作っていったらいいのに。あと、ファンを増やすための若手ジャニの露出が必要ならYoutubeっていうよりジャニーズ独自のストリーミングのサイトを作って、こっちもタレントに好きなようにやらせるよりは、グループやタレントの魅力が一番素敵に出てくるような小規模なバラ企画、トーク、歌なんかをアレンジして動画制作したらいいと思う。生放送もバンバン取り入れて、生放送でも対処できるようなバラスキルの上達も少しは期待できる(生はホントに難しいんだけどね)。そんなことを地道にやっていく中、面白い企画が当たって、ジャニーズも少しは勢いを盛り返せるかも、って思うけどな。

あとはライブイベントを面白くすること、多様化すること、かな。とにかく、ジャニーズのファンが見たいのは、歌と踊りのパフォーマンス。だから、音楽やダンスパフォーマンスをいかに素晴らしいものにしていくかを考えるのが基本。

悲しいかな、ジュリー副社長さんはパフォーミング・アーツ=舞台芸術や音楽そのものにあまり愛情がないように感じる。もちろんジャニーズも商売だから、金勘定が大事じゃないとは言わないけれど、グループやタレントに合った最上の音楽やパフォーマンスを追求して、たまには冒険して先端的なものもやってみたりすればそれなりの結果は出せると思うけどな。

SMAPや新しい地図に関して言えば、私なんぞが提案しなくてもメンバーも飯島さんもスタッフも一歩も二歩も先を行っていると思うから、私は提供されたものをおいしくいただけ。活動内容に関しては心配していない。ただただジャニ事務所の嫌がらせを心配するのみ。

キャスターの話に戻ると、中居さんが五輪キャスターをしたり、たまに野球のサポーターをやっているのは、あくまでもスポーツ限定のキャスターで時事問題を扱うわけじゃないのでいいと思う。野球は地味に人気がジリ貧だから、中居さんが関わって盛り上げてくれるのは野球界としても歓迎だろうし、KAT-TUNの亀梨さんの野球関係の仕事も多くの野球ファンにも受け入れられている。ジャニタレの起用も適材適所なら(有働さんの功績が大きいとはいえ)イノッチのあさイチはとてもよかったし、全否定するわけじゃないけど、こんなにジャニタレをキャスターにごり押しするのはジャニーズのためにもならない。

冒頭のジャニタレ不祥事の問題について言えば、テレビというのは放送法による規定があって子供も含めて不特定多数の人が見るわけだから、テレビ出演のハードルは高い。だけど、弟さんの問題でNHKの表舞台から干された美空ひばりさんもライブイベントなどやる分には問題がなかったわけで、TOKIO山口さんの件は事件の深刻度が違うので解雇が適当だったとしても、未成年を巻き込んだ事件とはいえ酷いセクハラをしたわけでもない今回のような場合は、心からの謝罪と何らかのペナルティーを課されるという条件なら、コンサート参加は許されたと思う。

ジャニ事務所もどんなに頑張ってもジャニタレの不祥事を100%防ぐのは無理。報道キャスターなんて不祥事が起こった時一番批判されるポジション。よっぽど才能があるジャニタレならともかく、そんなポジションにジャニタレを置くのは賢くない。それにそこまでキャスターとして才能があるジャニタレは、安藤優子さんや今はあまりテレビに出ていらっしゃらないけど一時期とても活躍されていた滝川クリステルさんのように、ジャニーズを辞めてアイドルの縛りのないフリーのアナウンサーとして活躍したらいい。

ジャニタレのキャスター起用はジャニ事務所が手っ取り早くお金を稼ぐにはいいのかもしれないけど、長い目で見た場合、事務所が得をするとは思えない。ジャニ事務所はとりあえず資金は潤沢だと言われているし、目先の利益にとらわれず、長期的視野で事務所やジャニタレに利がある戦略を練るべきだろう。

追記:東スポの記事ですからガセだといいですが、小山さんを2週間の謹慎で復帰させろと事務所が言っていて日テレが困っているという話。とんでもないことです。報道キャスターというのは事件や不祥事を報道してコメントをするのが仕事ですから、私生活だってふつうの芸能人よりずっと厳しい倫理規範に則って行動しなければならない。ここまで大きく報道されてしまったからには少なくとも数ヶ月の謹慎、あるいは降板が適当でしょう。
音源をアップしたお嬢さんは手越さんと仲が良くてよく一緒に遊んでいたそうですから、未成年だと知らなかったというのは嘘でしょう(黙ってただただ謝らせておけばいいのに言い訳っぽい言わなくても言わない嘘を言わせたジャニ事務所や弁護士も無能)。それに、小山さんに関しては女性への淫交も含めて乱痴気パーティーをしていたことが以前にも拡散されていました(一例では『実話ナックルズ』2017年4月号)。アップした女性が意地悪だったとしても、お酒の一気飲みはマジで危険ですから一回りも年上の大人が煽るのは不適切だし、そもそも報道キャスターとして相応しい遊び方ではない。報道番組に出演している桐谷美玲さんは、仕事柄、歩きスマホも絶対しないように気をつけているを仰っていたし、報道に携わってない方でも、以前SMAPの番組で芸能人のどなたかが、深夜車なんか一台も通っていない住宅地の道でももし誰かが見ていたら批判されないとも限らないから信号が青になるまで横断歩道を渡らないと話していた。そのような自覚が小山さん、加藤さんには欠落していた、つまり報道の仕事を舐めていたわけで、報道のプロならこういうトラップに引っかかることもあると想定してふだんから気をつけて行動すべきだった。そういう窮屈な私生活を送るのがイヤなら、報道の仕事をしなければいいのです。
バッシングを沈静化するためにも、夏の味スタのライブはキャンセルして、ファンの人たちには気の毒だからファンミーティング(ファンミ)のような控えめなイベントを夏から秋にかけて全国各地で開催したらいいと思う(その方がファンも近くで見れるというメリットもある)。
繰り返しますが、これだけ小山さんや加藤さんが批判されているのは、報道キャスターやコメンテーターという仕事に携わっており、一般にも大変目立つ場所で仕事をしていたからです。バラ番組にそこまで目立たない形で出ていたり、地上波ではない番組へ出演しているだけだったらこれだけの批判を浴びることもなく、それほど大きく報道もされず、ファンにしか関係のない夏のコンサートの開催も可能だったのではないでしょうか。
ジャニタレに報道の仕事をさせるというのが間違っているし、特に素行の悪いジャニタレにこういった仕事を充てがい、常習のドンチャン騒ぎの宴会や淫交についても知っていたでしょうに、こんなことになるまで注意もしなかった事務所幹部はあまりにも無能と言えるでしょう。

Yumey

娘さんデビュー、その2

SMAPファンが何かとざわざわしがちな6月になりました。ななにーもとっても楽しくてレポも書きたいけど、ちょっと気になる件を先に投稿。

娘さんのデビューでSMAPの復活を諦めた方がいるらしいですが、前回述べた通り、娘さんの件とSMAPの件はあまり関係がないと思う。

何より、ジャニ事務所広報のCさんが、娘さんの件は「あちらさん」の仕切りなので、木村さんの名前はあまり出して欲しくないとマスコミ関係の方に言っていらっしゃるという話(Wezzyというニュースサイトの署名記事)。

モデルの仕事をするのなら、モデルの仕事をするためのレッスンを受ける必要がある。娘さんは工藤さんの個人事務所所属だけど、モデルとしてのレッスンを受けるにはどこかの大手モデル・エージェンシーの協力が必要なのでは?本当かどうかわからないけど、海外にモデルとして売っていくための海外エージェントを既に確保しているらしいですが、営業する人とは別に、トレーニングしてくれるベテランモデルの先生が必要ですよね。

そのように考えると、もともと工藤さんとの繋がりが深かったバーニングの支援を受けて、バーニング傘下のモデル・エージェンシーの協力があったのかも、と考えることもできる。

この件の報道についても謎が多い。

Elle Japonは数日Kōkiさんの素性は伏せて、「あの子誰?」と話題になることを狙っていたらしい。ところが、一紙だけスポニチがスクープ。予想外の展開にElle Japonは慌てたそう。

いったい誰がリークしたのか?工藤さんはこれからお世話になる可能性が高いElle Japonの不興を買うようなことはしないと思う。

ジャニ事務所の本体は、同じ頃出たデビューしたばかりのキンプリのニュースが霞むということを考えてもこの日に娘デビューの報道をさせることは避けたかったと思う。新しい地図のマネージメントをしているカレンは、この日、香取さんがジャポニスム2018の広報大使に任命、この企画の一環としてルーブル美術館の付属施設で初個展、という大きなニュースがあったことを考えても、飯島さんがスポニチに書かせるということはありえない。

では、誰がリークを?私の憶測でしかないけど、新しい地図の活躍を妬ましく思っているジャニ事務所の誰かが、キンプリをプロモートしたいという意図を無視して香取ルーブル報道にぶつけて霞ませるためにリークしたんじゃないかな。香取報道は一紙だけ深夜、他は早朝5時解禁。スポニチの娘さんデビューのスクープ記事は6時に出ています。

ジャニタレキャスターの番組も含めてテレビ局も娘デビューについては寝耳に水だったから、スポニチ報道が出た朝のWSでは特集が組めず、おそらくテレビ局が慌てて特集を組んで報道されたのは次の日。

ジャニ事務所の息のかかったテレビ局も娘さんデビューに関しては、丁重に報道しているから、ジャニ事務所も邪魔するつもりはないのでしょう。だけど、この投稿の冒頭にあるように事務所広報は「あちらさんの仕切り」と言って冷淡な態度を取っているわけだから、世話したりバックアップしているわけではない。

上で述べた通り、私はバーニングが後ろ盾になっての娘さんデビューで、ジャニ事務所もカレンもお世話をしてないんじゃないかと思うけど、どちらかというとジャニ事務所よりはカレンが世話した、と考える方が納得がいく。同じジャニ事務所所属なのに、2014年以降、副社長さんたちの嫌がらせでスマスマやおじゃマップのゲスト招聘にも苦労し、飯島さんがマネージしていたキスマイをドラマにキャストするのも困難になっていく中、協力関係にあったのがバーニングや傘下のオスカーだった。バーニングはオスカー他、モデル事務所を傘下に抱えている。男性ファッション誌はあんまり関係ないかもしれないけど、香取さんはSafariでブランドコンシェルジュの連載をしていたし、カルティエの仕事も。Elle Japonを出しているハースト婦人画報社は外資だけど、「婦人画報」や「ヴァンサンカン(25ans)」も出版していて、これらの雑誌は新しい地図の3人に対してとても好意的。Elle Japonには昨年映画特集で木村さん自身とヘイセイの山田涼介さんが出ているからジャニ事務所と無縁というわけではないけれど。

女性週刊誌では、娘さんがモデルの仕事をしたいと言い出したのが3ヶ月ほど前で、木村さんだけでなく、工藤さんも最初は反対だったと書かれていますが、TABLOというニュースサイトによると、3年ほど前から工藤さんがKōkiさんをモデルデビューさせようと、広告業界の有力者に会う機会があるたびに売り込んでいたそう。

ここでおさらいをすると、2015年、木村さんが残留を決めたのは、SMAP移籍失敗の最終的な原因ではありません。木村さん残留決定の後、4人とグループとしてのSMAPが移籍するべくSMAPサイドはジャニーさんと田辺がバックで交渉が継続され、その交渉を潰したのは、ジュリーさんに社長の椅子を譲らないジャニーさんに激怒したメリーさんだったそうです。

それにしてもなぜ木村さんが残留になったのかは謎で、一説には音事協が割れて、バーニングと田辺の間にも確執があり、SMAPという一大グループが丸々田辺傘下に移籍することで芸能事務所間の力のバランスが崩れることを懸念したバーニングが工藤さんを通して木村さんに残留させた、と言われていました。別の説では、木村さんがお嬢さんの海外留学と海外での映画の仕事のために海外移住できるように、SMAP解散「ではなく」スマスマを辞めたいという希望があって(この間の関係が私にはわからないけど)ジャニ残留。工藤さんの娘デビューのための働きかけが3年前からなら、やっぱり娘デビューの件と木村残留が関係あったのかな?

にしても、これは2年半も前の話で、Cさんがそういうふうに言っているなら、今回「ジャニ事務所が娘さんの後ろ盾になっていない」というのは事実だと思うのです。工藤さんがバーニングの力を借りているなら、これはもう娘さんはジャニ事務所が嫌がらせをできない場所にいるということでしょう。

これについては別稿で書く必要があるかもしれませんが、木村さんも、中居さんも最近、明らかにジャニーズ事務所に大事にされていません。私は年内に、中居木村、SMAPの進退には変化が起こると思っています

パワスプではJason Mrazさんの「Have It All」がかかりました。歌詞をググってみたらわかりますが、これはもう希望に溢れた歌なわけです。

私見ですが、少なくとも娘さんがデビューしたからと言ってSMAP復活を諦める必要はない。何度も深く傷つけられたSMAPファンは諦めることで自分を守ろうとしている人も多いし、個人の選択としてその選択をしたことに理解を示したいとは思いますが。。。。う〜ん、もともとかなりの心配性で悲観主義者の私が復活ありと思ってるんだからSMAPは多分大丈夫だと思うよ!

追記:穿った見方をすれば、木村さんがまだジャニーズ事務所本体に所属しているうちにデビューさせておこう、ということだったのかも。木村さん自身はジャニ事務所が取ってきたCMがゼロとか地味に嫌がらせみたいなことされていますが、このタイミングで娘さんに嫌がらせしたら「すわ、木村退所?」って騒がれますもんね。テレビ局も雑誌ももし木村さんの所属が近いうちに変わるとしても、今の段階では知らない、っていうか幹部で知っている人がいても今はそれを絶対に口外できないでしょうから。

Yumey

ジャニーズ事務所と日大:繭の中の人たち

アメフトのルールも知らない私だけど、大きく報道されていたので日大アメフト部フェニックスの悪質タックル事件は生放送の会見まで見てしまった。いろいろ吃驚することはあったけど、一番あきれたのは(みんな言ってるけど)後手後手の遅すぎる対応と学長さんや日大広報部の危機感のなさ、不用意な発言。

だいたい学長や「広報部」は公的に発信する時は企業イメージ(まあこの場合「学校のイメージ」だけど)を慎重に考えて言っていいこと、悪いこと、発表の仕方、態度を熟考してから発表するべきなのに、そういう配慮がない。それ以前に、調査もしないで最初から宮川くんの思い違いとか不用意に公に言ってしまうしまう学長さんは、厳密に言うと名誉毀損で訴えられる可能性もある。つまり公的な発言は弁護士から助言を得てするべきもの。

利益を出さなくてはいけない企業がこんな態度だったら、商売がうまくいかなくなって赤字を出す、そのうち倒産の憂き目に会う。大きな有名大学は競争で潰されるリスクが寡少だから、大学内で権力を持っている人たちは危機感がない。ネット社会で一般の人たちに映像やリーク情報がもの凄い速度で拡散される今日、自分たちが世間からどのように見られているか、敏感に感じ取ることができてないのだろう。学内でも学外でもお取り巻きたちはおべんちゃらばかり言って、厳しい本音の批判を言ってくれる人は一人としていない状態。繭に守られたサナギのように。

ジャニーズ事務所の副社長さんたちも同じような態度だった。彼女たち、それに山口さん自身も「山口さんがほぼ犯罪と言える悪行を働いた」という事実を認識する能力にも欠けていた。実際は、山口さんをジャニーズから追放、二度と芸能界には復帰させない、という条件でTOKIOが制裁を受けずに番組を続けていけたらそれは幸運なこと、くらい、若い女性が顧客のアイドル事務所の商売のとっては衝撃的な不祥事だったのに、幹部がそれを理解していなかった。おそらくここまで酷くなくてもジャニタレが起こしてきた似たようなセックス・スキャンダルをこれまでもみ消して来たこともあって、あそこまで反応が鈍かったのか?今のジャニーズ事務所は、実権を握っている副社長さんたちにおべっかを使うイエスマンだけが昇進していける会社のようだから、本当に事務所のためになることを進言できる有能な社員はほぼいないし、いても幹部に意見が言える環境ではないのだろう。

2年半前、副社長さんたちはSMAPを潰そうとして、一挙に解散させるのに失敗した後、飯島さんと4人がクーデターを起こしたなど虚偽の報道を流した。そんなガセネタをネット社会に生きているファンや一般が信じると思っていたらしいのもいかに事務所幹部に現実が見えていないかを物語る。今でも謎の部分は多いけど、まともな観察力のある人なら絶対に嘘だとわかる情報をジャニ事務所はかなりの量流した。

まだまだ騙されている人たちも多いけど、SMAPの5人あるいは4人で独立するなら、それは事務所が認めて、SMAPの名前や歌を使う権利ごとライセンス料を取って貸与、あるいは譲渡する形でないと、独立してもSMAPとしての活動はできないし、別の名前で5人で活動するにしても歌や過去映像が使えない。SMAPの権利なしに独立しても5人あるいは4人で今の新しい地図のようなことをすることになるわけで、独立して有利かと言うと超微妙。第一スマ歌が歌えないとコンサートもままならないから興行収入もないし、NHKなど例外があるにしても地上波テレビ出演で稼ぐギャラも寡少。後ろ盾になってくれる他の大手事務所も多額の上納金を取れない。言うまでもなく飯島さんが敏腕マネージャーでも社長、副社長の承諾なしにSMAPの権利を盗むことはできない。つまりクーデターなど存在しなかった。

そもそも2014年頃から副社長さんたちがSMAPを解散、あるいは少年隊のようにほぼ永久の活動休止状態にさせようとしていたことを知っていたジャニーさんが、親友の田邊社長に後ろ盾を依頼して円満移籍させようとして2015年中いろいろやっていたという話。それを最後の最後、2015年の12月にメリーさんがNG出しておじゃん。報道の裏を読んで考えると、その後はメリーさんが、移籍の決まっていた4人をジャニーズにも戻さないと言ったり、わけのわからない意地悪をしたのでしょう。メリーさんがこのような言語道断の嫌がらせをした理由は、ジャニーさんを社長の座から追い出したかったからだと言われています。

最近の大きな事件だったTOKIO山口未成年猥褻事件への対処の仕方を見ても、ジャニーズ事務所幹部の感性がここまで一般の人々の感覚、受け取り方とずれていたらイメージ産業であるタレントのプロデュースがうまくいくだろうか疑問。山口さんの事件の後にも(音声を切り貼りした捏造音声ファイルである可能性もありますが)ジャニタレの未成年飲酒疑惑情報がネットを駆け巡っています。副社長さんたちは悪いことをやっているジャニタレをこれまでのように野放しにしておくのだろうか。

私はジャニーズ事務所がSMAPに嫌がらせさえしなければ、ジャニタレには楽しいエンターテインメントを提供するべく頑張ってほしいと思っています。しかし、今の状態ではジャニ事務所内部の頽廃が改善されることはないし、今まで蓄積していた力の惰力で影響力や売り上げをキープしているだけで、目新しい企画が打ち出すプロデュース力も強化できないと思う。まあそれでも事務所は規模の縮小はあってもあと10年くらいは潰れることはないでしょうが。

個人的にはジャニ事務所のことはSMAPの邪魔さえしなければどうでもよくて、私が注目したいのはSMAPの動向です。退所した3人は地上波のテレビから干されていますが、ピンチをチャンスに変えて新しいやり方でエンターテインメントを創っていこうとしているし、ななにーも他の企画も私は楽しんでいます。新しい地図のいいところはファンの声を真剣に聞いてできるだけ答えようとしてくれること。SMAPファンは結構厳しい正直な意見も新しい地図宛に出していると思うし、新しい地図は迅速に対処する。ぶっちゃけファンに愛想つかされたら3人は終わるわけですしね。

上二人がジャニ事務所を退所するかどうかはまだわからない。ジャニーズ残留で事務所内独立という可能性もなきにしはあらずだと思うけど、それでもそのうちAKB形式で事務所は別でも、最悪SMAPの名前は使えなくても5人で活動できる日が来ると思う。

Yumey